夢の言葉は魔法の呪文【改訂版】

第４章 （２）バロンVS夢の配達人

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夢の配達人。

高額の報酬と引き換えに、依頼された仕事は必ずやってのける。


誰かが、私を捕らえる為に依頼したんだ。
夢の配達人に……。


ーーそういえば。
別荘に来た当初にローザに言われた。

アルバート様の跡目を狙っている人達は少なくない。
その人達にとって、孫娘である私は邪魔な存在だって……。

最初聞いた時は、”そんなまさか”って思ってた。
本当にあるんだ、こんな事。


私は、邪魔な存在なんだ。
ショック、だなぁ……。


ーーううん、違う。

私が本当にショックだったのは……。

……
…………。