夢の言葉は魔法の呪文【改訂版】

☆リサーナ☆

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第6章 (3)父を求めて-前半-

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翌日。
ハッキリ言って最初は最悪だった。

波が少々荒れた日に当たってしまったらしく、思った以上に揺れる船。
船室で横になってても気持ち悪くて、バロンには本当に迷惑をかけてしまった。

それでも彼は嫌な顔一つしないで、ずっと笑顔で私の傍に居てくれる。


「何があっても、絶対に守るから」

その言葉通りに、バロンは私に安心をくれる。


私、いつもバロンに甘えっぱなしだ。

いつか、彼に何か恩返ししたいな。
バロンが、もしも何か望む事があるなら……。

その時は全力で、私も彼の力になろうと思った。

……
…………。
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