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第8章 (1)たくさんのありがとう
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【17歳の冬】
「バロンが召使いの任から外れた、って!どう言う事ですのっ?アカリ!」
部屋に来て早々、キッと眉毛を釣り上げたモニカが私に詰め寄ってくる。
初めて会ったあの夏以来、私とモニカは何度か文のやり取りをしていた。
その内に、お互い敬語は止めよう。
名前に様は付けず呼び捨てにしよう。
……など、今ではすっかり仲良しに。
今回彼女がここにいるのは、手紙の中で話題に上がったクリスマスの事だ。
私はクリスマスと言っても、今まで特にパーティーをしたり、プレゼントを貰ったりした事はない。
そう手紙に書いたら「じゃあ、今年はやりましょう」と、モニカからの返事。
私がその手紙を見たのは、実はついさっきで……。
行動の早いモニカは突然ここへやって来て、出迎える間も無く私の部屋に入ってきたのだ。
「バロンが召使いの任から外れた、って!どう言う事ですのっ?アカリ!」
部屋に来て早々、キッと眉毛を釣り上げたモニカが私に詰め寄ってくる。
初めて会ったあの夏以来、私とモニカは何度か文のやり取りをしていた。
その内に、お互い敬語は止めよう。
名前に様は付けず呼び捨てにしよう。
……など、今ではすっかり仲良しに。
今回彼女がここにいるのは、手紙の中で話題に上がったクリスマスの事だ。
私はクリスマスと言っても、今まで特にパーティーをしたり、プレゼントを貰ったりした事はない。
そう手紙に書いたら「じゃあ、今年はやりましょう」と、モニカからの返事。
私がその手紙を見たのは、実はついさっきで……。
行動の早いモニカは突然ここへやって来て、出迎える間も無く私の部屋に入ってきたのだ。
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