夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】

☆リサーナ☆

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第12章(6)ギャランside

6-5

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ごめん!ごめん!
ごめんッ……ごめん!っ……ごめんッ!!

何度も何度も心の中で叫ぶ想いは、決して口から出る事のない。簡単には……そんな、簡単な言葉では表せないユメへの想い。

もう、どうしていいのか分からない。
今更、自分は彼女に何が出来る?

全力で自分を愛してくれたユメに、ワシは何が出来るーー?

ユメを思い浮かべながら、ただただ泣き崩れていた。

そんなワシの耳に届いたのは、「あ~!あ~!」と言う、赤ん坊の声。
その声が、何だか自分を呼んでいるかのように聞こえて視線を向けると……。

「あ~!」

ワシと視線が交わった赤ん坊が、にぱっと笑って、小さな両手をこちらに伸ばして来た。
まだ寝返りが打てないのに、必死に顔をワシの方に向けて、ワシを求めるように……。

『もう、独りじゃないよ?』

ユメにそっくりなその笑顔が、そう言っていた。


小さいのに、重たくて。
初めて触れたのに、愛おしくて……。
この子の為ならば、この子と一緒ならば何でも出来ると思った。

もう間違えたりしない。
もう手放さないと決めたーー。


「その子の名前は、シュウ。
いい名前でしょう?貴方のように優秀な子になるように、ユメが秀ーシュウーと名付けたんですよ」

赤ん坊を抱き締めて、この先決して逃げたりしないと誓うワシに、ママ先生が教えてくれた。

『ギャランさんはすごいですね!色んな事を知ってる!
えと、確か……そういう人を、”ゆーしゅう”って言うんですよねっ?』

……ワシは、優秀ではない。
けれどその名前は、これ以上にない素敵な名前で、赤ん坊にぴったりだと思った。

強くて優しい、優秀な母親から産まれたこの子には……ぴったりだ。

……
…………。
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