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第13章(2)マオside
2-2
しおりを挟む以前少しだけチラッと聞いた話。
僕のこの左手が不自由になったのは、アランが怪我をさせたからだって聞いた。
そのせいも、あるのだろうか?
アランは、いつもどこか僕に気を遣っているように見える。母親が違うと言えど、血の繋がったたった一人の兄弟。
どうしたら、もっと兄弟らしくなれるんだろう?
そういつも思うのに、なかなか距離を縮められない。
僕が頼りない兄だから……だろう。
「……ごめん。ちょっと洗面所に行ってくるね」
自分から明るい話題を振れない事、場を明るくする反応が出来ない事がいけないのだと分かりながら、僕は逃げるように席を立っていた。
……
…………。
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