夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】

☆リサーナ☆

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第14章(2)マオside

2-5

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仕方ないのだと分かっていても、落ち込む。
しかし、僕には今の自分を受け止めて、一日一日成長して行くしかないのだ。

マイナス思考を振り払い、自分を奮い立たせて廊下を歩く。
すると、ふと目についたのは……様々なお報せや募集などが貼られている掲示板。

「『新しいカフェの企画案募集』……」

目に付いた、一つの募集。
そういえば、少し前にシャルマ会長がこの会社を訪れた時、次回新しく建設するカフェの企画案を募集すると言っていた。
普段はこういった大事な企画はある程度限られた上の人しか任せてもらえないけど、今回はこの会社にいる全ての社員が対象だって。

「……。僕にも、出来るかな?」

そう口では自分に問いただしながらも、もう答えは決まっていて僕は表情を綻ばせていた。

挑戦してみたいーー!!

難しい資料を作ったりする事は苦手だけど、本を読んで様々な事を妄想したり、その物語の続きを考えたりするのは大好き。


何の取り柄もない僕だけど、自分の中に浮かんだものならきっと形に出来る筈だ。

僕が理想とするカフェ。
こんなカフェがあったらいいな、って想いをまとめる事なら……きっと出来る!!


そう思ったら、初めて仕事なのに楽しいと感じていた。
僕は廊下を駆け出すと、外で待っていてくれたディアスと一緒にすぐに迎えの車に乗り込んで家へと向かった。

車の中でもワクワクが止まらなくて、鞄の中から取り出したノートにペンを走らせる僕を、ディアスは驚いて見つめていた。


この日から、僕は仕事が終わってからはいつもこのカフェの企画案を考えていた。
いくつか候補を上げて、練って練って……。
1番これだ!って感じたものを形にしていった。

……
…………。
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