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第14章(3)マオside
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アランとの時間によって、僕はその日からより一層企画案の作成に力を入れていった。
自分だけではなく、自分の周りもこれを機に変わっていく事を信じてーー。
毎日があっという間で、必死だった。
自室の窓から見える庭の木も、冷たい風に吹かれ、徐々に茶色い葉を地に落としていった。
……そして。
遂に、その日はやってきた。
……
…………。
カフェの企画案結果発表の日ーー。
拍手喝采のオフィス内で、その中心に居るのはアランだった。
当然と言えば、当然の結果。
自分の中で全てをやり切って出たこの結果に悔しい気持ちはあったけど、初めて自分で何かを決めてやり遂げる事が出来た。
今の僕には、大きな一歩だと……思った。
「ーー兄上!」
「!……アラン。
企画案採用おめでとう!さすが、だよね」
机に戻ってもう一度自分の企画案の資料を見つめ直していた僕に、アランが声を掛けてくれた。
椅子から立ち上がってお祝いの言葉を告げると、アランは僕が手に持っている資料を見て、それからまた僕を見て言う。
「私は……、良いと思いました」
「え?」
「兄上の企画案が、1番良いと思いましたよ」
「……アラン」
僕の企画案、ちゃんと見てくれたんだ。
わざわざ、伝えに来てくれたんだ。
「ありがとう。
アランのその言葉だけで充分だよ」
そう答えて微笑んで、勝手に、ほんの僅かだけど兄と弟としての距離が縮まってきたのではないか?と……思っていた。
アランとの時間によって、僕はその日からより一層企画案の作成に力を入れていった。
自分だけではなく、自分の周りもこれを機に変わっていく事を信じてーー。
毎日があっという間で、必死だった。
自室の窓から見える庭の木も、冷たい風に吹かれ、徐々に茶色い葉を地に落としていった。
……そして。
遂に、その日はやってきた。
……
…………。
カフェの企画案結果発表の日ーー。
拍手喝采のオフィス内で、その中心に居るのはアランだった。
当然と言えば、当然の結果。
自分の中で全てをやり切って出たこの結果に悔しい気持ちはあったけど、初めて自分で何かを決めてやり遂げる事が出来た。
今の僕には、大きな一歩だと……思った。
「ーー兄上!」
「!……アラン。
企画案採用おめでとう!さすが、だよね」
机に戻ってもう一度自分の企画案の資料を見つめ直していた僕に、アランが声を掛けてくれた。
椅子から立ち上がってお祝いの言葉を告げると、アランは僕が手に持っている資料を見て、それからまた僕を見て言う。
「私は……、良いと思いました」
「え?」
「兄上の企画案が、1番良いと思いましたよ」
「……アラン」
僕の企画案、ちゃんと見てくれたんだ。
わざわざ、伝えに来てくれたんだ。
「ありがとう。
アランのその言葉だけで充分だよ」
そう答えて微笑んで、勝手に、ほんの僅かだけど兄と弟としての距離が縮まってきたのではないか?と……思っていた。
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