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第14章(3)マオside
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しおりを挟む「っ……兄上、あの……」
「ーーアラン様。
会長がお呼びです、社長室にお戻り下さい」
何かを言いかけたアランを、呼びに来たシャルマ会長の秘書が遮る。
その瞬間、アランの表情が曇った……気がした。
「?……アラン?」
「……分かった、すぐに行く。
兄上、では……失礼致します」
何だか様子がおかしく見えたが、アランは僕に頭を下げると秘書と一緒に去って行った。
僕は椅子に座って、もう一度自分の企画案を読んだ。
アランが褒めてくれたのはお世辞だと思いつつ、自分の中では何処がいけなかったのか分からないくらいの出来。
「!……そうだ」
せっかくシャルマ会長がこの会社に来てるんだ。分からないのなら、直接聞こう!
少し前の僕ならば出来なかった行動。
でも、今回の件で多少なりと自分に自信が持てていた僕は、"自分で考えて分からないのならば、何処がダメなのかシャルマ会長に聞こう"と歩みだした。
そこに、未来が変わる希望があると信じて……。
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