夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】

☆リサーナ☆

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第18章(3)アカリside

3-1

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貴方が好きーー。

そう告げるまでに、ずんぶんと時間がかかってしまった。
たくさんたくさん、遠回りしてしまった。


貴方が愛おしいーー。

私がそう強く感じたのは、昨夜貴方がありのままの自分を話してくれた瞬間とき

"今の僕を見て欲しい"。
そう貴方が伝えてくれたから……。

ヤキモチを滅多に妬かないヴァロンが昔一回だけ、召使いのバロンの時に「僕よりも好き?」って、夢の配達人のヴァロンにヤキモチを妬いてくれたのを思い出したんだ。
あの時の貴方と、昨夜の貴方は、全く同じ表情をしていた。

もうっ、自分で自分にヤキモチを妬かないでよね?

私を好きだ、って態度では示していながら、その気持ちをイマイチ自覚していないのが"なんだかな~"って思って。自分で自分の気持ちに気付いてほしくて、少し意地悪しちゃった。

ーーでも、おかげで私も気付けたよ。
名前でも、性格でも、容姿でもない。

私は、今の貴方が1番好きーー。


……
…………。

抱き締められて、今まで抑えていた想いが弾けて、私はマオさんにキスをした。


『僕は、もしも来世があるなら鳥になりたいです』
『自分の力で、何処へでも行ける……翼が欲しい』

来世への想いを知った瞬間とき、単純にそんな風に思える貴方をすごいと思った。
来世の事なんて真剣に考えた事はなかったけど、人間に生まれた私は何となく次も人間に生まれ変わるんだろうな、って思ってたから……。

でもすぐに、少し驚いたけど"それもいいな"って思ってしまった。
貴方とまた巡り逢う事が出来るなら、共に生きる事が出来るなら……。
一緒に生まれ変われたらな、って心から思ったの。


「……好きです、マオさん」

唇を離して、もう一度貴方に伝える。

「私は、貴方の事が大好きです!」

過去も、記憶も、戻らなくてもいい。
欲しいのは、貴方との"これから"だと気付いた。

私と一緒に、未来を生きてほしいーー。
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