皆さんは呪われました

禰津エソラ

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4 呪いの起源

オカルト研究会

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「江藤、写真忘れるなよ」

 そう言い捨てると長野君は、フェンスの穴の空いているところから躊躇なく入っていった。彼はこの建物を不気味に思わないのかな。

 江藤君は言われた通りに建物の外観をカメラにおさめている。手が小刻みに震えているけれど、ブレてないのかな。

「怖っ」

 と言いながら、みんな長野君に続いていく。翔也君は自分の体と穴の大きさを見比べながら、慎重に入っていく。

「カス君、僕らも行こうか。モタモタしていると長野君に怒られちゃうから」

 ちょっと戯けた表情を見せながら、江藤君が僕に声を掛ける。江藤君は、本当は長野君の事が苦手なんじゃないかな、と僕は思っている。

 僕と江藤君が潜ったのを確認すると、長野君が躊躇いもなく建物のドアを開けた。

 ドアは鍵が壊されていたが、蝶番が錆び付いていたようで、歪んだ笑い声のようなギィィィィイという耳障りなノイズを響かせた。
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