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秘められた約束
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「ねえ、萌音。……なんか最近、雰囲気変わった? すっごく綺麗になった気がする」
休み時間、友人の陽菜(ひな)に顔を覗き込まれ、萌音は心臓が跳ね上がるのを感じた。
「え……っ? そ、そうかな……」
「うん。なんていうか、肌もツヤツヤしてるし。……さては、好きな人でもできた?」
「ち、違うよ! そんなんじゃないから!」
慌てて否定しながらも、萌音の脳裏には、あの高層ホテルの情景が鮮烈に蘇っていた。
朝の光のなか、鏡の前で自分の身体を実況させられた羞恥。
前後の熱い異物に貫かれ、意識が真っ白になるまでかき乱された快感。
そして、最後に美咲が耳元で囁いた、あの甘い「宣告」。
(……綺麗になったのは、きっと……先生に、あんなにめちゃくちゃにされたからだ)
思い出すだけで、下腹部の奥がキュンと疼く。
しかし、その快感の記憶と同時に、美咲との「約束」が頭に浮かんだ。
『また1週間、ひとりエッチは禁止よ。……もし自分で勝手にしちゃったら、もっと恐ろしいお仕置きが待っているわよ』
「……実はさ、私、昨日彼氏とお泊まりしちゃったんだよね」
陽菜が声を潜め、恥ずかしそうに、でも誇らしげに切り出した。
「もう、凄かったんだから。エッチが、あんなに気持ちいいなんて知らなくて……。ほら、ちょっと前にね、他の友達も言ってたじゃない? だから興味はあったんだけど、腰のあたりがとろけちゃうっていうか、頭の中が真っ白になっちゃって……」
萌音は、今の自分自身の状況と重なりすぎて、思わず身を乗り出した。
「え……っ、あ、あの……どんなこと、したの……?」
「もう、萌音ったら興味津々じゃん。……えっとね、後ろから抱きしめられて胸を触られたり、首筋を舐められたり。最後は、その……ちゃんと、繋がったよ。初めてだったから、ちょっと怖かったけど……」
陽菜の赤裸々なノロケ話を聞きながら、萌音は自分でも驚くほどの優越感と、爆発しそうな自己顕示欲に襲われた。
(私だって……。私なんて、先生に前もお尻も同時に責められて、鏡を見ながら実況までして……陽菜よりもずっと、凄くて気持ちいいこと……普通の男の子とのエッチじゃ絶対にたどり着けないようなところまで、先生に連れていってもらったんだから……!)
喉元まで出かかったその言葉を、萌音は必死に飲み込んだ。
教えたい。自分がどれほど愛され、どれほど淫らに開発されているか、誰かに自慢したい。
けれど、それは美咲と自分だけの、誰にも触れさせてはいけない絶対的な秘密。
萌音はただ、唇をぎゅっと噛んで沈黙を守った。
予鈴が鳴り、午後の授業が始まった。
教壇に立つ教師の言葉は、今の萌音の耳には一切入ってこない。
萌音はペンを握りしめたまま、太ももを無意識にぴたりと密着させた。
(先生……いま、何してるのかな……。早く、放課後にならないかな……)
授業中、教科書をめくるたびに、自分の身体に残る美咲の指の感触が蘇る。
「……っ」
不意に、美咲の冷ややかな、けれど情熱的な眼差しを思い出し、萌音は小さく息を呑んだ。
思い出すだけで、下着の中がじわりと熱を帯びていくのが分かる。
(だめ……っ、考えちゃだめ……。自分で触ったら、先生に怒られちゃう……)
美咲に命じられた「禁止」を守らなければならないという義務感。
そして、守り抜いた先に待っている、あの「ご褒美」への飢餓感。
萌音は机の下で、震える指先を膝の上に置き、ぎゅっとスカートを握りしめた。
放課後のチャイムまで、あと三十分。
萌音にとって、それは人生で最も長く、そして最も甘美な拷問だった。
休み時間、友人の陽菜(ひな)に顔を覗き込まれ、萌音は心臓が跳ね上がるのを感じた。
「え……っ? そ、そうかな……」
「うん。なんていうか、肌もツヤツヤしてるし。……さては、好きな人でもできた?」
「ち、違うよ! そんなんじゃないから!」
慌てて否定しながらも、萌音の脳裏には、あの高層ホテルの情景が鮮烈に蘇っていた。
朝の光のなか、鏡の前で自分の身体を実況させられた羞恥。
前後の熱い異物に貫かれ、意識が真っ白になるまでかき乱された快感。
そして、最後に美咲が耳元で囁いた、あの甘い「宣告」。
(……綺麗になったのは、きっと……先生に、あんなにめちゃくちゃにされたからだ)
思い出すだけで、下腹部の奥がキュンと疼く。
しかし、その快感の記憶と同時に、美咲との「約束」が頭に浮かんだ。
『また1週間、ひとりエッチは禁止よ。……もし自分で勝手にしちゃったら、もっと恐ろしいお仕置きが待っているわよ』
「……実はさ、私、昨日彼氏とお泊まりしちゃったんだよね」
陽菜が声を潜め、恥ずかしそうに、でも誇らしげに切り出した。
「もう、凄かったんだから。エッチが、あんなに気持ちいいなんて知らなくて……。ほら、ちょっと前にね、他の友達も言ってたじゃない? だから興味はあったんだけど、腰のあたりがとろけちゃうっていうか、頭の中が真っ白になっちゃって……」
萌音は、今の自分自身の状況と重なりすぎて、思わず身を乗り出した。
「え……っ、あ、あの……どんなこと、したの……?」
「もう、萌音ったら興味津々じゃん。……えっとね、後ろから抱きしめられて胸を触られたり、首筋を舐められたり。最後は、その……ちゃんと、繋がったよ。初めてだったから、ちょっと怖かったけど……」
陽菜の赤裸々なノロケ話を聞きながら、萌音は自分でも驚くほどの優越感と、爆発しそうな自己顕示欲に襲われた。
(私だって……。私なんて、先生に前もお尻も同時に責められて、鏡を見ながら実況までして……陽菜よりもずっと、凄くて気持ちいいこと……普通の男の子とのエッチじゃ絶対にたどり着けないようなところまで、先生に連れていってもらったんだから……!)
喉元まで出かかったその言葉を、萌音は必死に飲み込んだ。
教えたい。自分がどれほど愛され、どれほど淫らに開発されているか、誰かに自慢したい。
けれど、それは美咲と自分だけの、誰にも触れさせてはいけない絶対的な秘密。
萌音はただ、唇をぎゅっと噛んで沈黙を守った。
予鈴が鳴り、午後の授業が始まった。
教壇に立つ教師の言葉は、今の萌音の耳には一切入ってこない。
萌音はペンを握りしめたまま、太ももを無意識にぴたりと密着させた。
(先生……いま、何してるのかな……。早く、放課後にならないかな……)
授業中、教科書をめくるたびに、自分の身体に残る美咲の指の感触が蘇る。
「……っ」
不意に、美咲の冷ややかな、けれど情熱的な眼差しを思い出し、萌音は小さく息を呑んだ。
思い出すだけで、下着の中がじわりと熱を帯びていくのが分かる。
(だめ……っ、考えちゃだめ……。自分で触ったら、先生に怒られちゃう……)
美咲に命じられた「禁止」を守らなければならないという義務感。
そして、守り抜いた先に待っている、あの「ご褒美」への飢餓感。
萌音は机の下で、震える指先を膝の上に置き、ぎゅっとスカートを握りしめた。
放課後のチャイムまで、あと三十分。
萌音にとって、それは人生で最も長く、そして最も甘美な拷問だった。
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