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54話 オスガン王国とドアイル帝国の戦い
しおりを挟む話は戻り、リュウトたちが堕天使と戦っている時に敗北が決まると、以前オスガン国王の巫女長だった巫女長と魔物を召喚出来る2人の巫女がナチラス聖国からドアイル帝国に逃出した事をリュウトたちは知らなかったのだ。
逃げ出した3人の巫女は、黒い羽根を絶対に見せないで人間の様に振舞い。帝城の使用人を殺して闇魔法で殺した使用人に成りすましている。
サマサイナ皇后に近づき巫女長がサマサイナ皇后の精神を乗っ取り、皇后に成りすまして女帝になり権力を握ったのだ。
権力を握った巫女3人は復讐を誓い。奴隷兵を増やし、魔物を召喚する準備をしてオスガン王国に戦争を仕掛ける機会を狙っていた。
戦勝気分で気が緩んでいる今が機会だと思い、オスガン国王に侵攻し始めたのだ。
ドアイル帝国を見張っていた諜報部のサスハは、直ぐに通信機でリュウトに知らせた。
知らせを受けて、直ちに迎え撃つ準備をしてドアイル帝国からオスガン王国を攻めるには、一か所しかなく。
死の森の淵を通り、領地プテラノから、侵入する道しかないので、領地の外れに防御壁を作り、ベレー帽特殊部隊2千人を先頭に兵士1万人にシャロム辺境伯からの応援兵士1万人をと配置してドアイル帝国軍を待ち構えている。
いつもの偵察用のドローンを飛ばしてドアイル帝国の様子を見ていると。
思いがけない事にナチラス聖国の巫女が召喚した魔物が何千と、数えきれない程の魔物が先頭に現れて此方に恐ろしい勢いで向かっていたのだ。
リュウトは急いで防御壁を厚さと高さを強化して全軍に向かい。
「魔物が現れて此方に向かって来ている。防御壁から出ないでそのままで待機しろー」
側にいた仲間たちに。
「防御壁の上から得意の魔法で魔物が近づいたら遠慮なく攻撃してくれ」
ゴブリンキング、オークキング、オーガキングなどのA級からS級魔物が防御壁の上から見える様になると、ナナファ―ナが氷結の槍を一度に数百本を魔物に放ち。
ダンライが火の玉と雷を同時に打ち込み、サヨナァが絶対零度の霧で凍らせ、真空刃を大量に撒き散らせ。
ライナが真空刃を含んだ竜巻と氷結した槍を上空から雨あられと降らせてサビオが魔物たちを同士討ちさせてしまい。
アッと言う間に何千といた魔物を全滅させたのだ。
次に出てきた奴隷部隊には計画通りにリュウトがナナファ―ナ抱いて空を飛んで2人が聖魔法の光で奴隷兵の奴隷首輪を砕いて自由になった奴隷兵に、魔法の誰にでも聞こえる大きな声で。
「奴隷兵、君たちの奴隷の首輪は砕いた。君たちは自由だ。降伏するのも、逃げるのも、逆に帝国に歯向かうのも自由だ、好きにしなさい」
此れを聞いた奴隷兵たちは歓声を上げて。
「帝国を倒せーー!! 帝国を倒すぞー」
と叫んでいた。
それを聞いたリュウトは。
「ベレー帽特殊部隊、防御壁の門を開いて敵を粉砕しろー! 兵士たちも特殊部隊に続けー」
ドアイル帝国の正規の兵士には、ベレー帽特殊部隊が騎士兵には魔鉄砲部隊が向かい。
戦いが始まったがベレー帽特殊部隊の力は、凄まじくジャンク将軍の指示に従い戦いは、ベレー帽特殊部隊2千だけで奴隷兵のいなくなった10倍の2万の帝国軍正規兵を押し返してしまい。
魔鉄砲部隊は、帝国の騎士部隊を壊滅させて帝国の正規兵に襲い掛かり、帝国軍は敗走し始めたのだ。
勝利を確信したその時に黒い霧が戦場を包み、黒い霧が薄くなると30mはある大蛇が姿を現し8本の首に赤い目の8つの頭で人間など一飲みしそうな大きな口は、鋭い歯を持った魔獣が2匹出現したのだ。
魔獣の頭には、あの堕天使の3人の巫女が黒い羽根を動かして兵士たちを睨みつけて。
「我が聖母を殺した恨み思い知るが良い。皆殺しだー~ー!!」
リュウトは、巫女の生き残りが此の魔物を召喚したと分かり。その魔物を見て前世の神話に出て来る八岐大蛇とヒドラを思い出して。
危険だと思い、ベレー帽特殊部隊と兵士たちに退却を命じた。
8の頭を持つ魔獣は、口から物凄い匂いの息を兵士に向かって吐くと、兵士たちはバタバタと倒れたのだ。
口から吐く息は毒なので、流石に仲間たちも遠くから魔法で攻撃する事しか出来ずに近づけずにいたのだ。
2匹の魔獣を操り巫女は逃げる兵士を蹂躙しようとした。リュウトは、流星魔法で魔獣を攻撃した。
魔獣は、流星を浴びて潰されたが直ぐに再生して元の姿に戻り、リュウトを目掛けて口から毒液を吹きかけて来た。
リュウトは、空に飛んで龍の姿になり、2匹の魔獣に最大の魔力を込めた真っ赤なブレスを放った。
ブレスを浴びた2匹の魔獣と3人の巫女は、悲鳴を上げる暇もなく焼かれて灰になり、消滅したのだ。
見ていた仲間たちやベレー帽特殊部隊、兵士たちから歓声が上がり。
こうしてオスガン王国とドアイル帝国の戦いは、オスガン王国の勝利で幕を閉じたのだ。
戦いが終わるとナナファ―ナと傷ついた兵士たちを治癒魔法で治し、亡くなった兵士たちの冥福を祈りながら火葬した。
その日は、日も暮れて来たので野営をして次に日に兵士たちは領地に帰してベレー帽特殊部隊と、仲間たちでアルカ帝都に行く事にした。
リュウトたちは、車を出してベレー帽特殊部隊に合わせてゆっくり車を走らせている。
車の中でダンライが。
「リュウト、ベレー帽特殊部隊と僕たちだけで帝国に行っても大丈夫かな」
同乗していたジャンクが胸を逸らして自慢げに。
「わがベレー帽特殊部隊の活躍を見たでしょう。2千で2万の帝国軍を破ったのですよ。帝国に残ってる軍は、残りかすばかりですから、心配ないと思います」
サヨナァが感心した様子で。
「そうよね、ベレー帽特殊部隊が2千で10倍の2万の帝国軍を破ったのには、驚いたわ。此の大陸最強の部隊ね」
「ハッハハ 我が部隊は、もっと訓練して強くします」
ナナファ―ナが首を傾げて。
「でも、今度の戦いが最後になってもう戦争は起きないのと違います。だって此の大陸でリュウトに戦争を仕掛ける馬鹿はいないと思います」
サビオがもっともらしく。
「私もナナファ―ナと同じ考えです。龍神王である、リュウトに戦争を仕掛ける者は、いなくなるのでマリシャーヌ様も此れからは安心出来ますね」
リュウトは、此処で母上の名前が出て来るのかと、思ったが確かに母上は心配性なのでそうかと思い、聞き流してジャンクに。
「ジャンク、それにしても最初は10人の屋敷の警備隊だったのに今では大陸最強部隊とは、よく頑張ったな」
「はい、リュウト様の指導のお陰ですよ。此れからもリュウト様の親衛部隊として頑張ります」
車の中でリュウトたちは、今迄の厳しい訓練や学園での事などを話しながら帝国に向かっていたのだ。
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