BOX・FORCE

hime

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第2章 七魔編-七魔団結成-

[第9話:Diaboli Captionem]

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「…私は、江神 緋彩えかみ ひさや。あなたの事、信じてもいいの?」

江神は、樫間に向かってそう言った。

「…好きにしな。但し、俺は裏切るどころか期待を越える結果を出すつもりだ。ついて来れるかな。」

樫間は、優しくも挑戦的な笑みを江神に向けた。

「…見せてよ。期待を越える所。裏切ったら許さない。私の"悪魔"の力で、あなたを消してしまうかも。。」

江神も負けじと、そう言い返した。

「その時は容赦しねぇ。。」

辺りの風が落ち着き、再び夜の静寂を取り戻した。



_
江神 緋彩と合流し、遂に"七魔箱"の所持者7人との接触を果たした樫間。


数日後、都内の廃ビルに"七魔団"の団員を集めた。

「改めてにはなるが…今一度、説明させてもらう。
俺は、樫間 紘紀。
"七魔団"団長、"アスモレウス"の所持者だ。」

樫間は6人に向けてそう言った。
団員のメンバーは、廃ビルの一室の椅子やテーブルに座ったり、その場に立ったりして樫間の話を聞いていた。

「そしてまず、我々の持つ"力"について。
我々の力は、"七魔箱(デビルズ・ボックス)"といい
"箱装(ボックス・アーマー)"という特殊なエネルギーを秘めた兵器が納められた、この"箱"からその力を解放して戦闘を行う。
ここに集まった7人は、この"七魔箱"に選ばれた所持者だ。」

樫間がそう言い終えた所で、1回団員を見回した。
チャンは言わずもがな、その力を使った事のある堀崎、葉坂は理解を示していた。
しかし、まだ自らの力を把握していない道影と江神、そして自らの置かれた立場を十分に理解していない東雲は所々疑問の表情を見せた。

「…続けよう。
俺はこの"七魔箱"ちからを使って、"BOX・FORCE"を潰す。」

樫間は、憎しみと怒りにより強く睨むような目つきでそう言った。

「…"箱装ボックス・アーマー"を使う相手に、最も有効的な力が、この"七魔箱"だ。
この力を使いこなせる事が出来れば、俺たちは必ず勝てる。」

樫間のその目は、遥か先の未来を見透かしているようであった。

「樫間、改めて問う。本当に"BOX・FORCEあそこ"を襲うんだな?」

チャンが、真剣な表情で樫間にそう言った。
樫間は天を仰ぎ、ピースサインをした。

「…主な目的は2つ。
1つ目は、あの組織の副本部長である"クリスティーナ・パンダ"こと、"クリス・ハンター"を潰す。
…2年前と7年前の
"NAMELESS"を生み出し、
"NAMELESS大戦"なる争いを引き起こした元凶である奴を必ず仕留める。
2つ目は、現存する"BOX・FORCE"を壊滅させる。
この組織は、奴の計画の一部として扱われる可能性がある。
しかし、現行の隊員達はその事に気がついていない。
だから、組織毎壊滅に追い込み、奴の計画を必ず阻止する。
この2つを遂行する為の組織、それが我々
"七魔団(しちまだん)"だ。」

樫間の意志のこもった言葉に、嘲笑ったり茶々を入れる者は、6人の中にはいなかった。
既に、集められた6人にとって、樫間 紘紀という男は、"最強であり最凶"であった。

「…紘紀くんの言う、『"BOX・FORCE"を壊滅させる。』に相応しい力が、私たちに授けられたこの"七魔箱"だ。そう紘紀くんは考えてるわけね?」

東雲は自らの掌に黒く光る、"七魔箱"を見ながらそう言った。

「ああ。『悪をもって悪を制す。』ってところかな。」

樫間はそう答えると、思い切り頭を振って俯いた。

「具体的な"策"はあるのか?紘紀さん。まさか、あんたほどの人間が、ノープランって訳じゃないだろう?」

葉坂が不意に問いかけた。
樫間と一戦交えてからというもの、葉坂には少しずつ樫間への信頼が実っていた。

「…まずは、俺たち7人で正面衝突と行こうか。
ここで潰すわけではない。俺たちの存在をあいつらに知らしめるんだ。
そこからは、各個人で入れ替わり立ち替わりで攻め入る。
もちろん、1対全員ではない。
俺がいない間に、恐らく部隊を再編成しているはずだ。
その為にある程度相手の戦力感と出方を見たい。
時が来たら、再び俺たち"七魔団"7人で
"BOX・FORCE"を潰す。」

樫間の作戦に、一同は少し不安な表情を見せた。

「大丈夫、安心してくれ。俺とチャンで皆に"箱装"での戦闘を訓練しようと思う。
1。そこが本作戦の決行日だ。」

樫間は笑みを浮かべながらそう言った。

「…なるほどな、任せろ。樫間。」

チャンも納得してそう言った。



それから1週間、初めはあれだけ力について不十分であった堀崎、葉坂、道影、東雲、江神であったが、その理解と使用方法を熟知するのに、そう長い時間を要さなかった。

東雲に関して言えば、彼女自身がまだ自らの置かれた立場を十分に把握し、行動してるわけではなかった。
それとなく、自らの"居場所"を見つけたように、黙って樫間達に着いて行った。


そして_
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