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第2章 七魔編-七魔団vsBOX・FORCE-
[第14話:Insanus chorus]
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彩科院率いる、"BOX・FORCE"第1真隊は
"七魔団"の道影、堀崎、江神に苦戦を強いられていた。
「…貴様、一体何者だ…!」
白峰は、目の前でゆっくり立ち上がって自らに弓を構える堀崎に向かって、そう言った。
「…俺は"ベルフェゴール"。
お前ら"BOX・FORCE"を壊滅させる為の、"七魔団"の団員だ。」
堀崎は、白峰の問いにそう答えた。
「…"BOX・FORCE"を壊滅させる…?
何の為にそんな事を…。何故それを樫間が指揮しているっ!」
白峰がそう言うと、"炎鳥皇"が炎のオーラを巻き上げた。
「…それを見抜いてみせろよ。お前ら、それが仕事だろ?」
堀崎は、そう言うと白峰に向かって"ベルフェゴール"の矢を放った。
その矢には、暗黒のオーラが纏われていた。
(…あいつが、樫間の元手下か…。大した事なさそうだな。)
堀崎はすぐさま、次の矢を構えた。
「…美しく、儚く、燃え沸れ!"炎焔ノ翼"っ!」
向かい来る暗黒の矢に向かって、白峰は右拳を放った。
その拳は、暗黒の矢を正面で捉えた。
…はずだった。
「…ぐっ…!?」
矢は、微量に位置をずらして白峰の右肩に突き刺さった。
右肩を抑えながら蹌踉めく白峰に、堀崎は躊躇しなかった。
「…"ベルフェゴール"を甘く見んなよ。」
堀崎の放つ矢は、次々に白峰の左腿、左掌、腹部を捉えて突き刺さった。
仰向けに倒れ込む形になった白峰が顔を上げると、堀崎がすぐ目の前まで迫っていた。
その手に持つ"ベルフェゴール"の弦は、目一杯引かれ、その矢先は白峰の眉間を狙っていた。
「…残念だったな。お前も樫間に選ばれていれば、今頃こんな目に遭わずに済んだのにな。」
堀崎は、悪魔の様な微笑みでそう言った。
堀崎がその矢を手放そうとした瞬間、再び堀崎を弾丸が襲いかかった。
堀崎は体制を崩してそれ避けながらも、白峰に向けて構えていた矢を弾丸の放たれている大元に向かって放った。
「…うっ…。」
遠くから、うめき声が微かに聞こえた。
「…ちっ、江神のやつ。」
堀崎が庭園にある小さな木陰に目線を送ると、
先程放った矢が向かった先で、江神が何かを見下ろしている姿が見えた。
_
「…白峰君…危なかった。」
庭園の木陰から"長蛇銃"を放った咲波は、またすぐに木の裏に姿を隠した。
しかし、再び様子を伺う為に覗き込んだ咲波は、見事に堀崎の"悪魔の弓"を喰らってしまった。
「…うっ…。」
"ベルフェゴール"は、咲波の右肩を掠めた。
咲波の右肩からは血が流れている。
「…この距離で確実に私の場所を仕留めてくるなんて…。」
咲波は、"長蛇銃"を左脇に抱えながら左手で患部を押さえた。
「…ここにいたのね。」
咲波が驚いた表情で振り向くと、
そこには江神がいた。
「…早いわね。見つかるのが。」
咲波はそう言うと、素早く立ち上がり逃げようとした。
しかし、その行手を江神の"悪魔の手"に阻まれてしまった。
「…逃がさないよ。」
江神はそう言うと、"マモン"で咲波を捕まえようとした。
咲波は、必死にそれを避けながら逃げようと試みる。
咲波は小刻みに動きを変えながら、走り続けた。
しかし、後を追う江神の"マモン"が咲波を狙って襲い続ける。
(…どうしよう…このままだと捕まってしまう…。)
咲波は必死に走った。
しかし走れば走るほど、その肩から出血量が増していく。
(…助けて…聡ちゃん…!)
_
「…チョロチョロと、うぜぇなぁお前。」
"浮遊"により、道影は空中から彩科院を見下ろした。
彩科院の周囲は、綺麗だった庭園とは程遠くまるで解体工事により、ブルドーザーで土壌整備をしている最中のような地面へと変わり果てていた。
「…貴様…何なんだその力…。」
彩科院は、道影を見上げながらそう言った。
「俺たち"七魔団"は、悪魔だ。
悪魔から授けられた"七魔箱"の力で、お前ら"BOX・FORCE"をぶっ潰しに来たんだよ。」
道影は、肩に"巨大ハンマー"を担ぎながら、堂々とそう言い放った。
「…"七魔箱"…だと?…樫間がそれを先導しているのか?」
彩科院は、恐る恐る道影にそう言った。
「これはあいつの目的だ。俺たちは、あいつの為にここに来た。
その為に、お前らを潰すんだよ。」
道影はニヤッと笑みを浮かべながらそう言った。
「…その目的とは何だ!」
嘲笑う道影に、彩科院は圧を掛けるようにそう叫んだ。
「…お前ら"BOX・FORCE"をぶっ潰して、諸悪の根源をぶっ殺すんだよ。
お前ら、"正義の味方"気取ってる癖して、
諸悪の根源に操られてるって事に気づいてねぇんだな?」
彩科院の圧など無意味と言うかのように、道影は彩科院を見下して、そう言った。
「…ふざけた事を言いやがって…。」
彩科院はそう言うと、"裁馬刀"を構えた。
"裁馬刀"には、炎のオーラが渦巻き
彩科院はそれを、力強く握りしめた。
「俺たちは、日本特殊防衛組織"BOX・FORCE"だっ!
貴様らなどに、負けてたまるかっ!」
彩科院は、不安定な地面を力強く蹴り
道影に向かって飛び跳ねた。
「…"焔馬装:ナイトホース"っ!」
彩科院は力の限り、道影に向かって"裁馬刀"を振った。
"七魔団"の道影、堀崎、江神に苦戦を強いられていた。
「…貴様、一体何者だ…!」
白峰は、目の前でゆっくり立ち上がって自らに弓を構える堀崎に向かって、そう言った。
「…俺は"ベルフェゴール"。
お前ら"BOX・FORCE"を壊滅させる為の、"七魔団"の団員だ。」
堀崎は、白峰の問いにそう答えた。
「…"BOX・FORCE"を壊滅させる…?
何の為にそんな事を…。何故それを樫間が指揮しているっ!」
白峰がそう言うと、"炎鳥皇"が炎のオーラを巻き上げた。
「…それを見抜いてみせろよ。お前ら、それが仕事だろ?」
堀崎は、そう言うと白峰に向かって"ベルフェゴール"の矢を放った。
その矢には、暗黒のオーラが纏われていた。
(…あいつが、樫間の元手下か…。大した事なさそうだな。)
堀崎はすぐさま、次の矢を構えた。
「…美しく、儚く、燃え沸れ!"炎焔ノ翼"っ!」
向かい来る暗黒の矢に向かって、白峰は右拳を放った。
その拳は、暗黒の矢を正面で捉えた。
…はずだった。
「…ぐっ…!?」
矢は、微量に位置をずらして白峰の右肩に突き刺さった。
右肩を抑えながら蹌踉めく白峰に、堀崎は躊躇しなかった。
「…"ベルフェゴール"を甘く見んなよ。」
堀崎の放つ矢は、次々に白峰の左腿、左掌、腹部を捉えて突き刺さった。
仰向けに倒れ込む形になった白峰が顔を上げると、堀崎がすぐ目の前まで迫っていた。
その手に持つ"ベルフェゴール"の弦は、目一杯引かれ、その矢先は白峰の眉間を狙っていた。
「…残念だったな。お前も樫間に選ばれていれば、今頃こんな目に遭わずに済んだのにな。」
堀崎は、悪魔の様な微笑みでそう言った。
堀崎がその矢を手放そうとした瞬間、再び堀崎を弾丸が襲いかかった。
堀崎は体制を崩してそれ避けながらも、白峰に向けて構えていた矢を弾丸の放たれている大元に向かって放った。
「…うっ…。」
遠くから、うめき声が微かに聞こえた。
「…ちっ、江神のやつ。」
堀崎が庭園にある小さな木陰に目線を送ると、
先程放った矢が向かった先で、江神が何かを見下ろしている姿が見えた。
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「…白峰君…危なかった。」
庭園の木陰から"長蛇銃"を放った咲波は、またすぐに木の裏に姿を隠した。
しかし、再び様子を伺う為に覗き込んだ咲波は、見事に堀崎の"悪魔の弓"を喰らってしまった。
「…うっ…。」
"ベルフェゴール"は、咲波の右肩を掠めた。
咲波の右肩からは血が流れている。
「…この距離で確実に私の場所を仕留めてくるなんて…。」
咲波は、"長蛇銃"を左脇に抱えながら左手で患部を押さえた。
「…ここにいたのね。」
咲波が驚いた表情で振り向くと、
そこには江神がいた。
「…早いわね。見つかるのが。」
咲波はそう言うと、素早く立ち上がり逃げようとした。
しかし、その行手を江神の"悪魔の手"に阻まれてしまった。
「…逃がさないよ。」
江神はそう言うと、"マモン"で咲波を捕まえようとした。
咲波は、必死にそれを避けながら逃げようと試みる。
咲波は小刻みに動きを変えながら、走り続けた。
しかし、後を追う江神の"マモン"が咲波を狙って襲い続ける。
(…どうしよう…このままだと捕まってしまう…。)
咲波は必死に走った。
しかし走れば走るほど、その肩から出血量が増していく。
(…助けて…聡ちゃん…!)
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「…チョロチョロと、うぜぇなぁお前。」
"浮遊"により、道影は空中から彩科院を見下ろした。
彩科院の周囲は、綺麗だった庭園とは程遠くまるで解体工事により、ブルドーザーで土壌整備をしている最中のような地面へと変わり果てていた。
「…貴様…何なんだその力…。」
彩科院は、道影を見上げながらそう言った。
「俺たち"七魔団"は、悪魔だ。
悪魔から授けられた"七魔箱"の力で、お前ら"BOX・FORCE"をぶっ潰しに来たんだよ。」
道影は、肩に"巨大ハンマー"を担ぎながら、堂々とそう言い放った。
「…"七魔箱"…だと?…樫間がそれを先導しているのか?」
彩科院は、恐る恐る道影にそう言った。
「これはあいつの目的だ。俺たちは、あいつの為にここに来た。
その為に、お前らを潰すんだよ。」
道影はニヤッと笑みを浮かべながらそう言った。
「…その目的とは何だ!」
嘲笑う道影に、彩科院は圧を掛けるようにそう叫んだ。
「…お前ら"BOX・FORCE"をぶっ潰して、諸悪の根源をぶっ殺すんだよ。
お前ら、"正義の味方"気取ってる癖して、
諸悪の根源に操られてるって事に気づいてねぇんだな?」
彩科院の圧など無意味と言うかのように、道影は彩科院を見下して、そう言った。
「…ふざけた事を言いやがって…。」
彩科院はそう言うと、"裁馬刀"を構えた。
"裁馬刀"には、炎のオーラが渦巻き
彩科院はそれを、力強く握りしめた。
「俺たちは、日本特殊防衛組織"BOX・FORCE"だっ!
貴様らなどに、負けてたまるかっ!」
彩科院は、不安定な地面を力強く蹴り
道影に向かって飛び跳ねた。
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彩科院は力の限り、道影に向かって"裁馬刀"を振った。
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