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5章:5歳になったらしい
46話:結恵さんの日記帳 Ⅱ
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女の人は私と目が合うととても優しく微笑んでくれました。
お母様とお父様が私を避けるようになってからはそんな事などなかったのでとても驚きました。
ですが、女の人は微笑んだあと少し困った顔をしてあまりここにいてはいけないから戻りなさいと言われましたが戻りたくないのが表情に出ていたのか少しだけと言って大きなお屋敷へ招いてくれました。
少し私の気持ちも落ち着いたあとここがどこか女の人に聞きました。
女の人が言うには私が来てしまったところは私達が住んでいる世界ではない別の世界・精霊界という所らしいです。
私たちの身近にある魔法と同じ精霊が仲良く暮らしているらしいです。
人間には普段精霊界に入る扉は見えないらしいです。
ですが、稀に扉や精霊を見ることが出来る人がいて精霊界へ来てしまう人がいるらしいです。
精霊界の居心地は魔力が強ければ強いほど心地いいものとなっていてあまり長居していけないみたいです。
実際、私は異質な見た目と強い魔力を持っているため精霊界はとても居心地が良かったです。
それに、私を恐れたりせず暴力や暴言を吐かれることは無いのも居心地がいいと感じる理由でもありました。
流石に心配をしてくれている女の人をこれ以上心配をかけたくなかったので私は少し精霊の子達と遊んでから帰りました。
でも、本当に楽しかったです。
つい楽しくてまた明日も来てもいいのか尋ねてしまいました。
女の人は少し考えてから少しだけと言い許可をいただけました。
少し不安でしたが許可をいただけて良かったです。
また明日が楽しみです。
こんなに明日が楽しみに思えるなんて初めてです。
そういえば女の人のお名前を聞き忘れてしまいましたね。
また、明日聞けばいいですよね。
──────────
─────────
────────
───────
──────
そこからは精霊についてや女の人と契約して『美結』と名付け仲が深まり楽しく過ごせたとかすごく幸せそうな文面がずっと続いていた。
正直ほっとした。
信じていた実親からは実際には捨てられることは無かったけれどそれでも、酷い目にあっていた。
使用人にも酷い目に合わされ友人も出来なかったりしてただただ異質な目を向けられ罵倒され暴力を振るわれそんな悲しく辛いことしか経験してなかった結恵さんにもちゃんと居場所ができて幸せに暮らせられたんだ。
前世で友達できないーと嘆いた私をぶん殴りにいきたい。
私はすごく平和な環境で生きていたんだと実感する。
今も私も結恵さんと同じような見た目と魔力を持っているけれど皆優しくしてくれている。
誰も暴力を振るったり暴言を吐いたりしない。
私のことを大切にしてくれている。
有り難すぎて怖いくらいだ。
でも、本当によかった!
こんなふうにいつかは人間幸せにたどり着けるんだもん!
それに、精霊のことや魔法のことが結恵さんの日記帳には結構載っていた。
それに、この日記帳は結構な厚さがある結恵さん自身紙を足していたらしい。
はわあ~結恵さん神ですか!!いや、神でしたね!!女神様でしたね!!!
そんなことを思いながら嬉しさ満タンで次のページを開いた。
──────────
7月12日
私は呪われ・呪う子だと実感しました。
──────────
そう一行だけ書かれていた。
でも、その文だけでも結恵さんの心情が不思議とわかった。
文字が少し震えている。
この文を書いた結恵さんはきっと・・・・・・・恐怖と悲しみと怒りでいっぱいだったんだと思う。
私はまた隣のページを見る。
そこにはしっかりと詳細が書かれていた。
──────────
7月13日
昨日、精霊界にある男の子が来ました。
その子も私と同じように魔力を強力に持っていました。
多分、私の魔力を超えると思います。
男の子は私と同じくらいでそして、美結ととても親しそうでした。
ですが、美結はどこか戸惑った様子でした。
というか、むしろ怖がっていたと思います。
だから、私は少し美結とその男の子の距離を離しました。
私の顔を見た瞬間美結は少し落ち着いたのか優しく笑いかけてくれました。
それがいけなかったのかも知れません。
男の子が何かボソッと言ったかと思うと男の子の周りから黒いオーラが湧いてきました。
そしてそのまま黒い塊を美結に向けてぶつけました。
それは一瞬のことでした。
美結はそのまま倒れていきました。
その光景があまりにもゆっくりで私はそのまま茫然とその光景を見ていることしか出来ませんでした。
そして、男の子は言ったんです。
全てはお前が悪い。お前が俺の光の精霊を奪うから俺の大切な大切なものを奪うからいけないんだ。だから、永遠の眠りの呪いを俺の大切な人にかけた。この呪いはお前がかけたんだ。
お前があの女の人を呪った。お前は最低で最悪な人間だ。
そう言いました。
確かに、私は呪われ呪う子です。
さんざん周りにそう言われてきました。
私は幸せになってはいけないんだ。
改めてそう思いました。
美結は棺に入れ美結の大好きな場所へ美結が入った棺を連れていきました。
棺は透明な為美結の顔が良く見えました。
とても美しく凛とした顔立ち。
もうその顔で笑ってくれることは無い。
いやだ。そんなのは嫌だ。
でも、私のせいでこんなことになってしまいました。
私が精霊界に来てしまったから精霊界の子達に不幸を味わせてしまうこととなってしまった。
その後男の子は精霊界を荒らしていきほとんどの精霊が精霊界から消えてしまいました。
私は残った精霊の子達に必死に謝りました。
精霊の子達は私のせいではないと全てはあいつのせいだと言ってくれました。
でも、私は私を許せないし私もあいつを許せないです。
私はせめてもの報いとして荒らされた精霊界と行方不明になった精霊達を一緒に直してみつけようと思います。
私が呪われて呪う子のせいでこうなってしまいました。
私のせいでみんなに迷惑をかけてしまいました。
私のせいで美結に呪いがかけられてしまいました。
私のせいで精霊界の子達が消えてしまいました。
私は私を絶対に許さない。
■■■■を絶対に許さない。
──────────
ふぅーと息をつき私は本を閉じる。
そして、叫ぶ。
「結恵さんのせいじゃないでしょ!?自分を責め過ぎたよ結恵さん!!結恵さんは呪われ呪う子でもないからね!!普通に人生真っ当していい人だから!ていうか忌み子なんぞいませんから!勝手にそこら辺の人が恐れていってるだけでしょ!?馬鹿馬鹿しい!!名前黒く塗りつぶしてあって見えないけど殆ど黒いやつの仕業でしょ!てか、そいつの嫉妬のせいでそうなったんでしょ!?ちょっともう結恵さん~。結恵さんよ~。もうね~ね?」
そこにはいない結恵さんに向かって言葉に表せないほどのモヤモヤした気持ちで私は叫ぶ。
黒い名前め~なーにが『全てはお前のせいだー』だよ!
全くもうもうもう!!!うがあああ!!!!このモヤモヤする気持ちをどうすればいいんだあああ!!!!
私は頭をくしゃくしゃ掻きむしる。
あああーこんなことしてても意味ないよね。
もう部屋戻ろうかな?
うん。そうしよう。
1人自問自答し私はテコテコ自室へ戻って行った。
結恵さんの日記帳をもって。
廊下を歩いていると双美さんに出くわしボサボサの頭を見られどうしたのか聞かれて説明するのに時間がかかったのはまた別の話。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
璃杏が図書室から出ていき静寂が訪れる。
魔法学の扉の一角に隠れるようにして佇む者が一人。
「璃杏様・・・日記帳を見てしまわれたのですね。」
そうボソッと呟きそのまま図書室をあとにした。
その呟きはどこか不安に充ちた声音であった。
お母様とお父様が私を避けるようになってからはそんな事などなかったのでとても驚きました。
ですが、女の人は微笑んだあと少し困った顔をしてあまりここにいてはいけないから戻りなさいと言われましたが戻りたくないのが表情に出ていたのか少しだけと言って大きなお屋敷へ招いてくれました。
少し私の気持ちも落ち着いたあとここがどこか女の人に聞きました。
女の人が言うには私が来てしまったところは私達が住んでいる世界ではない別の世界・精霊界という所らしいです。
私たちの身近にある魔法と同じ精霊が仲良く暮らしているらしいです。
人間には普段精霊界に入る扉は見えないらしいです。
ですが、稀に扉や精霊を見ることが出来る人がいて精霊界へ来てしまう人がいるらしいです。
精霊界の居心地は魔力が強ければ強いほど心地いいものとなっていてあまり長居していけないみたいです。
実際、私は異質な見た目と強い魔力を持っているため精霊界はとても居心地が良かったです。
それに、私を恐れたりせず暴力や暴言を吐かれることは無いのも居心地がいいと感じる理由でもありました。
流石に心配をしてくれている女の人をこれ以上心配をかけたくなかったので私は少し精霊の子達と遊んでから帰りました。
でも、本当に楽しかったです。
つい楽しくてまた明日も来てもいいのか尋ねてしまいました。
女の人は少し考えてから少しだけと言い許可をいただけました。
少し不安でしたが許可をいただけて良かったです。
また明日が楽しみです。
こんなに明日が楽しみに思えるなんて初めてです。
そういえば女の人のお名前を聞き忘れてしまいましたね。
また、明日聞けばいいですよね。
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そこからは精霊についてや女の人と契約して『美結』と名付け仲が深まり楽しく過ごせたとかすごく幸せそうな文面がずっと続いていた。
正直ほっとした。
信じていた実親からは実際には捨てられることは無かったけれどそれでも、酷い目にあっていた。
使用人にも酷い目に合わされ友人も出来なかったりしてただただ異質な目を向けられ罵倒され暴力を振るわれそんな悲しく辛いことしか経験してなかった結恵さんにもちゃんと居場所ができて幸せに暮らせられたんだ。
前世で友達できないーと嘆いた私をぶん殴りにいきたい。
私はすごく平和な環境で生きていたんだと実感する。
今も私も結恵さんと同じような見た目と魔力を持っているけれど皆優しくしてくれている。
誰も暴力を振るったり暴言を吐いたりしない。
私のことを大切にしてくれている。
有り難すぎて怖いくらいだ。
でも、本当によかった!
こんなふうにいつかは人間幸せにたどり着けるんだもん!
それに、精霊のことや魔法のことが結恵さんの日記帳には結構載っていた。
それに、この日記帳は結構な厚さがある結恵さん自身紙を足していたらしい。
はわあ~結恵さん神ですか!!いや、神でしたね!!女神様でしたね!!!
そんなことを思いながら嬉しさ満タンで次のページを開いた。
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7月12日
私は呪われ・呪う子だと実感しました。
──────────
そう一行だけ書かれていた。
でも、その文だけでも結恵さんの心情が不思議とわかった。
文字が少し震えている。
この文を書いた結恵さんはきっと・・・・・・・恐怖と悲しみと怒りでいっぱいだったんだと思う。
私はまた隣のページを見る。
そこにはしっかりと詳細が書かれていた。
──────────
7月13日
昨日、精霊界にある男の子が来ました。
その子も私と同じように魔力を強力に持っていました。
多分、私の魔力を超えると思います。
男の子は私と同じくらいでそして、美結ととても親しそうでした。
ですが、美結はどこか戸惑った様子でした。
というか、むしろ怖がっていたと思います。
だから、私は少し美結とその男の子の距離を離しました。
私の顔を見た瞬間美結は少し落ち着いたのか優しく笑いかけてくれました。
それがいけなかったのかも知れません。
男の子が何かボソッと言ったかと思うと男の子の周りから黒いオーラが湧いてきました。
そしてそのまま黒い塊を美結に向けてぶつけました。
それは一瞬のことでした。
美結はそのまま倒れていきました。
その光景があまりにもゆっくりで私はそのまま茫然とその光景を見ていることしか出来ませんでした。
そして、男の子は言ったんです。
全てはお前が悪い。お前が俺の光の精霊を奪うから俺の大切な大切なものを奪うからいけないんだ。だから、永遠の眠りの呪いを俺の大切な人にかけた。この呪いはお前がかけたんだ。
お前があの女の人を呪った。お前は最低で最悪な人間だ。
そう言いました。
確かに、私は呪われ呪う子です。
さんざん周りにそう言われてきました。
私は幸せになってはいけないんだ。
改めてそう思いました。
美結は棺に入れ美結の大好きな場所へ美結が入った棺を連れていきました。
棺は透明な為美結の顔が良く見えました。
とても美しく凛とした顔立ち。
もうその顔で笑ってくれることは無い。
いやだ。そんなのは嫌だ。
でも、私のせいでこんなことになってしまいました。
私が精霊界に来てしまったから精霊界の子達に不幸を味わせてしまうこととなってしまった。
その後男の子は精霊界を荒らしていきほとんどの精霊が精霊界から消えてしまいました。
私は残った精霊の子達に必死に謝りました。
精霊の子達は私のせいではないと全てはあいつのせいだと言ってくれました。
でも、私は私を許せないし私もあいつを許せないです。
私はせめてもの報いとして荒らされた精霊界と行方不明になった精霊達を一緒に直してみつけようと思います。
私が呪われて呪う子のせいでこうなってしまいました。
私のせいでみんなに迷惑をかけてしまいました。
私のせいで美結に呪いがかけられてしまいました。
私のせいで精霊界の子達が消えてしまいました。
私は私を絶対に許さない。
■■■■を絶対に許さない。
──────────
ふぅーと息をつき私は本を閉じる。
そして、叫ぶ。
「結恵さんのせいじゃないでしょ!?自分を責め過ぎたよ結恵さん!!結恵さんは呪われ呪う子でもないからね!!普通に人生真っ当していい人だから!ていうか忌み子なんぞいませんから!勝手にそこら辺の人が恐れていってるだけでしょ!?馬鹿馬鹿しい!!名前黒く塗りつぶしてあって見えないけど殆ど黒いやつの仕業でしょ!てか、そいつの嫉妬のせいでそうなったんでしょ!?ちょっともう結恵さん~。結恵さんよ~。もうね~ね?」
そこにはいない結恵さんに向かって言葉に表せないほどのモヤモヤした気持ちで私は叫ぶ。
黒い名前め~なーにが『全てはお前のせいだー』だよ!
全くもうもうもう!!!うがあああ!!!!このモヤモヤする気持ちをどうすればいいんだあああ!!!!
私は頭をくしゃくしゃ掻きむしる。
あああーこんなことしてても意味ないよね。
もう部屋戻ろうかな?
うん。そうしよう。
1人自問自答し私はテコテコ自室へ戻って行った。
結恵さんの日記帳をもって。
廊下を歩いていると双美さんに出くわしボサボサの頭を見られどうしたのか聞かれて説明するのに時間がかかったのはまた別の話。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
璃杏が図書室から出ていき静寂が訪れる。
魔法学の扉の一角に隠れるようにして佇む者が一人。
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