らぶてぃ

古葉レイ

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らぶてぃ4

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「んふぅっ、んぅ」

 目の前には男の人の猛る肉の棒がある。血管が浮いたそれを、ゆっくりと舐め上げると、びくんと震えて面白い。あたしはようやく、先生のあそこを口でする。まだまだ経験不足で、たまに噛みそうになる。先生のをしている間だけ、唯一あたしは主導権を握る。

「無理するなよ」
「ん、うう」

 先端を咥えて舌を動かす。ぬるぬるしたものが先端から溢れてきて、口の中の唾液と混ざってにちゃにちゃと音がする。うまく飲み込めない。

「んぐっ、ん」

 唇で、ズボンから出ている先生の先端を咥える。先生の手はあたしの股を弄っていて、たまに刺激が強くて、口から先生が離れてしまう。その指の動きは丁寧で、凄く、凄く繊細だった。中も外側も、気持ちいい。

 強くはない。

 ただ柔らかい手付きが、もっと、もっとと思うけれど、これがあたしの限界だった。これ以上されると、あたしはまた、先生のを噛んでしまう。

口で息が出来なくて、だから鼻で息をする。

 部屋は油絵の具の匂いがした。木の温かい匂いが、あたしの胸をいっぱいにする。先生の味は、まだ正直、苦しい。透明なねばねばはまだ平気。
 射精は無理だ。一回だけ、口でしてもらって、吐き出した。えづいて、精液を全部吐き出した。あれはまだ、無理。

 ぬぶ、にゅちゅる。

 卑猥な音が部屋に響く。
 先生のあそこを咥えるあたしの口から音がする。あたしの舌と喉と唇が、それを奏でているのが信じられない。

 先生の指が、ふいにあたしの中に押し入ってきて、

「っあ」
「っ、つ」

 いきなりの刺激に、先生のを歯の裏で引っかいた。あたしの口から先生のが抜ける。あたしは慌てて身を起こした。

「ごめっ、せんせ」

 あたしの謝罪に、先生はきょとんとしていた。どちらかといえば驚いている風。あたしはもう一度、ごめんなさいと謝った。
 先生は、そんなあたしの頭を一度、撫でてくれた。

「まだ緊張してるのか?」
「し、てる」

 先生が笑う。あたしも、笑う。本当は、刺激が強すぎて吐き出してしまったのだけれど、それは言わずに照れるだけ。
 歯を見せて誤魔化し笑うあたしは、机の上に寝そべり、膝を抱えて、先生に向けて「どうぞ」と身を晒す。言葉には出していない。

 もう無理だった。

 あたしはポケットからティッシュを取って口を拭う。先生のねばねばはちゃんと飲み込んだ。先生のそれだけは見せ付けた。ちょっと照れた。

 それからあたしは全てを曝け出す。
 目を閉じて、先生に言う。

「きんちょう、ほぐして、下さい」
「もうするのか?」
「時間、ないし」

 心臓が、喉から飛び出しそうなくらいに緊張した。
 先生がそんなあたしの股の前に移動してきて、大きくなったそれを、熱いあたしのそこに当てた。肌で感じた。先生の距離が、ゼロになる瞬間。
 先生が、あたしの口元に自分のハンカチを差し出してくる。

「噛んでろ」

 声を出すな、の意思表示だった。
 あたしは「うん」と頷いて、先生のハンカチを咥えて噛み締める。
 先生があたしに身体を寄せてくる。机がみしと軋む。先生のあそこの先端が、あたしに引っ付いた感触が腰から伝わる。

「痛かったら、言えよ?」
「んんっ」

 先生の声はいつも短い。冷たくも思えるそんな先生の物言いは、あたしは嫌いじゃない。むしろ、好き。

 先生が、あたしの股に腰を埋めてくる。

「んっ、ん」

 先生の先端があたしに入ってくる。実はあんまりどこまで入ってきているかなんてわからない。ただ気持ちいい挿入感。

 ぐぐと押し広げられる感じがお尻に伝わる。
 いっぱいいっぱいになるあたしのあそこが、少し悲鳴を上げる。切ないよう。何か切ないよう。

 あたしから溢れた滑りが手伝って、先生のを受け入れていく。
 先生のが、はい、ってくるぅ。

「んんぐっ」

 先生の唇も視線も冷たいのに、あそこだけはいつも熱い。苦しくて声が漏れそうになる。ハンカチがなければ、あたしはたぶん、声を上げて苦しさを先生に曝け出している。

 それくらいの、熱。
 気持ち、いい。

「きついな、相変わらず」
 
 先生が呻く。褒め言葉だと先生は言う。
 でもあたしは、自分の幼さを指摘されているようで嫌いだった。
 先生の腰があたしの奥へと近付いてくる。あたしはつい先生から逃げるように、机の上を移動する。無意識にしてしまう。刺激が凄くてイきそうになる。もうすでに軽くイった気がする。よくわからない。わけがわからなくなる。

 もっとしっかり感じたい。
 そう思って、冷静になりたくて、あたしは逃げる。
 けれど先生の身体が、そんなあたしを押し止める。

「んぐっ、んう、ぐっ、んっ」
「どれだけ濡れてるんだ、お前」

 先生が呆れた声で言った。その顔は少し苦しそうで、あたしの胸が熱くなる。お尻が冷たい。あたしのあれが、垂れているんだと気付いて、あたしは恥ずかしくて、手のひらで顔を覆おうとした。

 それを、先生が止めた。

「見せろ、顔。隠すな」
「んぁ、やあ」

 先生が卑猥な動きであたしに押し乗ってくる。あたしの身体が上に逃げる。先生の股があたしを突く度に、あたしは上に、押されてしまう。

 机が悲鳴を上げる。
 木工の匂いが、あたしの心を麻痺させる。
 先生のあそこ、熱い。
 抱擁感と挿入間で心がぐちゃぐちゃになる。

 熱くて硬くて凄く、いい。
 先生との一緒感に胸がいっぱいになる。あそこが擦れて気持ちいい。挿入感がお腹の辺りにまで届いている気がした。

 怖い。先生のあそこを、あたしのあそこが受け止めている感覚が、心で分かる変な感じが苦しくて切ない。

 前より、感じる。
 最初の時より、気持ちいい。もっとしたい。している最中なのに、もっと欲しくて、もっと先生を切望する。

「あっ、あぁっ、せっ、せ、もとっ、もっと、ゆっ、ゆくっ、り」
「黙れ、お前、それじゃ、感じない、だろ」
「ちがっ、ちがうっ」

 先生があたしを責める。違う、あたしじゃない。先生が激しくしないといかないんだ。あたしじゃない。あたしは、そんな卑猥じゃ、えっちじゃ、ないんだっ。

 ハンカチが落ちた。
 先生の顔が見えた。
 や、ばい。先生の顔が、可愛い。

「くっ、絞まるっ」
「やあっ」

 先生があたしの太ももと、膝を抱え込んでくる。お尻が持ち上がる。奥に来る、奥にっ、奥にあそこが、先生のがぁ、来るよっ。

 先生が震えて、あたしは唇を噛み締める。先生も瞼を閉じていた。身体が震えた。あたしが、あたしは、あたしで、あたしにっ。

「っ、く」
「っぅぁあ」

 先生の吐息と気持ちいい液が、あたしの気持ちを凍らせる。先生の熱があたしの注がれる。今さえあればそれでいい。
 今好きで居られたらそれでいい。
 そんな気持ちに、先生はさせる。
 あたしは先生の腕の中で、生徒からひとりの女になるんだ。

《続く》
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