異世界転移したらチート能力がついていて最強だった。

たけお

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-side-中村拓哉 夢の世界

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「はあはあ……。こんなはずじゃあ……」


中村拓哉なかむらたくやはダンジョンの中で死にかけていた。
今は小学生低学年ぐらいの身長をした緑色の肌をした・・・・・・・角の生えた生物達・・・・・・・・に囲まれて襲われているのだ。

ライトノベルでよくいうゴブリンと言うザコキャラだ。
素人でも一匹相手なら大人なら体格差で勝てると思うが、相手が10匹も一斉に襲い掛かっているのだから、戦いに素人の者では勝てない。

「なんでこの俺が?」

夢にまで願っていた異世界転生でチート能力を身につけると願っていたのにどうして?どうしてやられるの?
そう拓哉は思っていた。







話は少し戻る。

中村拓哉は転移される前は、27歳にもなってもニートで家に引きこもっていた。
中学高校と虐められて学校に行くのが嫌になり、家に引きこもった。そして高校2年の時に高校を退学してからは、親に小遣いをもらい、漫画やライトノベルやアニメなどを買いあさったり、オンラインゲームばかりしていた。

そしてライトノベルみたいに異世界転生をして、チート能力を身に付けて女の子を犯しまくるハーレムな生活になるようなことでもなればいいと、思いながら日々を過ごしていた。

そして家でオンラインゲームをしている時に、今回の転移に有ったのだ。


激しい頭痛を耐えていると突然声が聞こえた。

「お前たちは魔族率いる魔人軍から、このクダラシム王国を守るために異世界から召喚された勇者である。これからは王国を守るために戦い、この国のために魔人軍を倒すことを命じる!」

高台にいたカラフルな髪の色をした人がそう言っていた。もろにライトノベルで言う異世界の人だ。

「俺が勇者……。やっぱり俺は選ばれし者だったんだ、フフフ」

思わず嬉しさでつぶやいてしまった。本当に夢の世界に来たからだ。
そして異世界にきたことは本当に嬉しかった。ここなら誰も俺の事を知らない。
だからもう俺の事を馬鹿にされないはずだ。



「おい!ふざけんなよ」

見るからにDQNの男がそう叫ぶと異世界の人に向かい壁を登っていく。
すると思った通りに、矢で射られて死んでいた。

馬鹿だなこんなところで騒ぎ出すなんか、馬鹿のテンプレ通りじゃないか!
まあDQNだから死んで当然だ!
彼女らしき女が泣いていたが、ふん!まあリア充爆発しろ。いや矢で死んだから普通にザマァなんだが!
まあ女もどうせすぐに新しい男を作ってやりまくるんだろう!童貞の清い俺には使い古しのマンコには興味がない!てか10歳以下は女じゃねぇからどうでもいい、勝手に泣いていろ。

そんなことより俺にはしなくてはいけないことがある。

「ステータスオープン」

そう自分に意識して小声でつぶやいた。
すると頭の中に文字が浮かぶ。


レベル 1/99
生命  24         
魔力  89
能力 言語能力、肉体強化、能力確認、高速移動

おおー思った通りだ!スキルがあるぞ!
能力確認すげー!やっぱり俺は選ばれた勇者だ!キターーーーーー!



「勇者の能力を確認する、一列に並べ」

異世界の住人がそう命令する。

「これを持て!……勇者ども魔力を込めろ!」

透明なプレートを渡してきたぞ、これはよく冒険者ギルドでくれるギルドカードという奴か?魔力ってどうだろう?
あっそうだ!家の中で魔法の練習していたみたいに意識を集中してみる。


「あっあ」

全身の力が吸い取られる感覚だ。
すると持っていた透明なプレートが赤く染まる。
あれ?文字が浮かんで来た。


名前   元 中村なかむら 拓哉たくや
年齢   28
レベル  1/99
クラス  奴隷勇者
生命   24         
魔力   89

能力   言語能力
     肉体強化
     能力確認
     高速移動

属性   火属性1 


おー思った通りギルドカードそのものだ。
さっき見たステータスが書いてる。

「ステータスプレートを見せてろ!ほほう!火の魔法属性か」

男がプレートを取り上げる。くそ乱暴な奴め!
でもこれはステータスプレートと言うのか!確かにそっちの方がしっくりくるな。

「なんだ、大したことないな、まあいい火の組に連れて行け」

誰が大したことないって?ちっなめんなよ!
俺様は勇者なんだぞ!
だが俺は賢いからあのDQNみたいに逆らったりする馬鹿な真似はしない。
レベルがまだ1なのだ。これからレベルを上げてから仕返ししてやる。


俺は連れて行かれるが途中で目の前の青い髪の男を見つめてから……。

「鑑定」
とつぶやく。

レベル 45/50
生命  520         
魔力  210
能力  

そんな文字が頭に浮かぶ。
今の俺より圧倒的に強い。まだ逆らえない……が上限が低いお前ごときは。すぐに抜いてやる。
この拓哉様を舐めやがって!ざまぁとして殺してやるからな!


連れてこられた部屋には次々と人がやってくる。
一人は見るからにDQNな奴、もう一人は坊主頭のオスガキ、そして、俺と同じ年くらいの馬鹿そうな男。

男には興味はない、来るならロリな女の子こい!
そう思っているとさっき矢で打たれたDQNがやって来た。
なっなんで死んでない?
あっそうかこれは死に戻りがあるんだ!なかなか設定が細かいなこの世界。

そう思っていると女の子キターーーー!

可愛い女の子だ!女子高生ぐらいか、ちょっと育ちすぎていて本来なら対象外なんだが、何とか俺のストライクゾーンに入れてやろう。有難くおもえ!
その簡素な服から見えるはみ乳がやらしい、うーん眼福、眼福。


全員のステータスをこっそり確認するとみんな大したことが無い。
俺が一番能力の数が多い。

やっぱり選ばれた勇者なんだ!そしてあの女の子には誘惑と淫乱の能力がある。
どんな能力かよくわからないが、淫乱と誘惑という事はきっと俺に犯されるために作られた能力だろう、そう思うとニヤニヤとしてしまう。
まあ俺はまだ童貞だけどな!



「ちょっといいかな」

あの馬鹿そうな男が話しかけてくる。

「なんだ」

俺は焦ってそう答えた。
奴は竹中と言う男で、ステータスプレートを見せろと言ってきた。

誰が見せるかボケ!
言語能力しかないカスの低能力者め、図々しいわ!
俺の素晴らしい能力を知って、妬まれても嫌だし絶対に見せるか!


俺が断ると奴は部屋にいた全員と、話して仲良くなっている。

俺の狙っていた女の子にも話しかけやがってクソ!ちょっと俺よりはちょっとイケメンで、誰とでもしゃべれるコミュニケーション能力を持っているリア充め!爆発しろ!
こんなリア充は真っ先に殺されるのはテンプレで知ってんだよ!


だが、奴らの話をこっそりと盗み聞きしていると、へんな事をクソガキが言い出した。

「名前が元、竹中雄馬さんです。年齢が26でレベルが1分の50、クラスが奴隷勇者、生命のところに30、魔力が30、能力が言語能力で属性が火属性1、水属性1、土属性1、風属性1、光属性1、闇属性1と書いている」


なんだとあの男がこの勇者の俺よりも魔法の属性が多いって?ふざけるな!
魔法属性は俺の鑑定ではわからない。ステータスプレートを見ないとわからないけど、これは納得がいかない。

あんないけ好かない男が、おれより特別な訳がない。あんな勝ち組みたいな男が、魔法を全種類持っているとかの高い能力者なんか、ラノベでのテンプレが違うだろう。
異世界転移して主人公になるのは、俺様みたいな引きこもりとテンプレで決まっているんだぞ!

「俺より属性が多い?おかしい……いや隠れステータスがあって俺にはもっとチート能力がある」

俺はついつぶやいてしまった。
だって俺のステータスプレートにまだ現れてない、俺専用の異能があるはずだ。そうでないとこの異世界はおかし過ぎる!
召喚した女神にクレームを入れてやる。
俺みたいな元々何も持っていない者だけが、チート能力を得るべきだろう!

そう思っていると異世界の者達が入ってきた。




「お前らには、これから火の魔法を教える…………力よ我に集い、紅蓮の炎を燃やせ」

呪文を唱えると魔法を使った。
キターーーーーー魔法キターーーーーー!

やっぱり魔法の世界なんだ!なら俺は火の属性を使って、豪炎の魔法使いとして強くなってやる!



俺が喜んでいるとなんかとんでもない事実を言ってきた。
俺らを召喚するのに1000万人近く死んでいて、地球が滅びる?

まあびっくりしたが、まあ俺がチート能力得るためならそのくらいの犠牲は仕方ないだろう。
なんだそんなことか!どうでもいい。
異世界に来たんだもう親とかは死んだのだろうがどうでもいいしな。逆に俺をいじめた奴らがついでに死んだのならば、せいせいして良いことだ。
もうあんな腐った日本なんかに帰るつもりはない。


すると突然、竹中という男は異世界人たちが揉め出して、殴りかかろうとしていると思っていると、異世界人の持っている道具とあの男の首輪が光った。すると奇声をあげて倒れた。

そして同じように襲い掛かったDQNの男Bも同じように倒れたぞ?


まあっやったザマー!
やっぱりフラグ起ちまくりだったしな、大体お前らはそこで殺されるべきモブキャラなんだよ!


「馬鹿どもめ、おい、他の奴らは逆らうなよ……とりあえずステータスプレート見せてみろ!」

異世界人が怒鳴る。
まあここで逆らっても仕方ないから、素直に見せよう。

俺が渡すと他の者は慌てて渡している。そっかあの男と倒れた男以外は、クソガキしか言語能力がないから言葉が、わかんないのか?
クソガキはビビッて泣いていて周りの者に通訳していないな……。

まあ俺が教える義理もないから無視しとくか!プックク


「おいこの女淫乱があるぞ!」

「おーいいね!味見しちゃおうぜ」

「誘惑付きだから交代でしような……俺らの役得だからな!後で報告すればいい」

二人の異世界人たちがそんなことを言っていた。
この可愛い女の子を狙っているわけか?ちっ俺が狙っていたのにな、今ではこいつらには勝てないしこの処女ロリコンはあきらめるか!もったいないが仕方がない。
いや大体女子高校生JKは年寄りで俺には元々合わななった!
ん!そうだ。
俺は10歳以下以外は恋人にしてやらないぞ。


「そうだな、さっさと終わらすか!おいお前魔法を使ってみろ!」

俺を指さして言ったぞ?まあここで俺の能力見せてやる。
俺は散々練習していた魔法を使うイメージして、さっきの男達の言葉を思い浮かべながら呪文を唱える。

「力よ我に集い、紅蓮の炎を燃やせ」

目の前に一瞬だけ炎が上がる。
すげー!初めてで魔法が使えるなんか、やっぱり俺がチート能力もちなんだ!

「オッできたな次っ」

他の者は言葉がわからなくて呪文が唱えられない。ガキがビビッて泣いてなんもしゃべっていない。俺もDQNの男に通訳する気もないしな。
女の子だけには教えてもいいけど、DQNの男に教えることになるのは嫌だ。



異世界人の男たちは、俺と女の子を部屋から連れだした。
あぁぁ隣を歩く女の子からはいい香りがする……いいな女の子。
前を歩く異世界人たちがニヤニヤしているからきっとへんな事するんだろうな……。

例えばキスとか、下手すると胸とか触るのかな?うっうらやましい。
もしかしたらあんなことやこんなことするのかも……いいなあ……でも俺は乱交なんて嫌だし、こいつらのお下がりは非処女なんかは絶対に嫌だ。
勇者の俺には、きっと獣耳の可愛いケモナーが待っている!


「お前はここで待っていろ」

そう言われて連れて来られたのは、初めにいた広場みたいなところだ。
俺の他に30人ぐらいがいた。中には外人もいる。
そして黒人が俺に話しかけてきた!こっちに来るな!英語はわからないし、黒人が怖くて目が見れない。


「これは日本のアトラクションですよね?いつ終わるのですか?そろそろホテルに帰りたいです、ここはどこですか?オークホテルにはどうやって帰ればいいのですか?」

えっ?英語がわかる?たどたどしい日本語ではなくてがっつりとした日本語に聞こえる。しかも映画の吹き替えみたいに口の動きと言葉があっていないぞ。
これって言語能力のせいか?すげーな!やっぱりチート能力だぞ!
でも俺はわからないふりをして無視をすると、また他の人に話しかけていった。

理解能力の低い黒人モブだな、異世界来たぐらい直感で理解しろよ。
黒人の能力を鑑定してみると感覚強化だけしか持ってない。
プップップッ!
やっぱザコはつらいのう!俺みたいに選ばれた勇者主役と価値が違う。

俺には言語能力、肉体強化、能力確認、高速移動がある。
確認してないのは、肉体強化と高速移動だが、早く使ってみたい。
まあラノベでよくある能力なのでわかるが、肉体強化は力が強くなり、高速移動は瞬間移動みたいな物だろう?



「皆さん、こちらを見てください」

声をする方を見ると絶世の美人がそこにいた。それはとんがり耳のをして猫のような釣り目だ!
これはエルフ!!
キターーーーーー!エルフちゃんだよエルフちゃん!もうフラグ回収来たよ!人間のババアJKなんかよりエルフだよ!

「これからいろいろと説明します」

エルフちゃんが手を上げてそう言っている…………マジ可愛い、可愛いもんは可愛い。

「これはどういうことだ!詳しく説明してくれ」

白人のおっさんが怒鳴っている。馬鹿なのか?このエルフの言葉の意味がわかんないのか?
早速鑑定!


レベル 1/99
生命  43         
魔力  24/34
能力 言語能力、武器打撃付加

………なんだ言語能力と武器のエンチャント武器打撃付加?だけかゴミ能力だな、こっちのエルフちゃんは?

レベル 95/99
生命  720         
魔力  941/961
能力 言語能力、気配探索

すげー!レベルがカンストに近い!気配探索を持っているし流石エルフちゃん!俺の嫁候補なだけはある。

「私たちは囚われの勇者です……いえ、正確には奴隷です。ここのにいるクダラシムの国の民を守るためだけに呼び寄せられた、戦うこと決められた奴隷勇者です、死にたくなければ従ってください」

エルフちゃんの首には俺たちと同じ首輪が付いていて、中心にある魔石の色は黄色い。

「奴隷ってそんなの許されるわけがない」
「人権無視か!」
「責任者を呼べ」
「元に戻してくれ」

周りにいた馬鹿どもが、不平不満をエルフちゃんに向かって言っている。そして怒鳴っていたオッサンが、エルフちゃんに掴みかかった瞬間。

ゴォォォーーォォォ
ドォーーーン

ものすごい突風が吹いてからオッサンを吹き飛ばした。

「あなたたちの住んでいた世界と違うってことを、そして私は今のあなたたちよりも強く、魔法がある世界と言うことでそろそろ状況を理解してください。私もあなた方と同じで囚われています。もう元の世界に戻ることも助かることはありません」

風の魔法とエルフちゃんの言葉で皆が驚いて黙ってしまった。
美人の顔は無表情のまま淡々と語っていく。

「この私たちが付けている首輪は服従の首輪で、逆らうことができません。首輪の能力で何度かは死んでも生き返ることが可能ですが、ここの魔石が真っ赤に染まったら完全な死になります。そして外したりこの首輪が破壊されると死んでします……気を付けてください。そして…………」


エルフちゃんが言ったことをまとめる。

3回死んで魔石が真っ赤になると終わり。
魔法は属性に合った呪文を唱えると使える。
魔法は使い過ぎると魔力がなくなり意識を失う。
怪我を負い、生命力も無くなれば死んでしまうので、常に意識すること。
ステータスプレートは自分の状態を知るのに大事な物だから無くさない。
ステータスプレートはリートと言えば体内に入りキノンと言えば出てくる。
自分たちは魔族の侵略からこの国を守るために召喚されてもう地球に戻れない。
これからダンジョンに入り魔物を倒しレベリングをする。
エルフちゃんたちがついてきてパワーレベリング一緒に戦ってくれるをしてくれる。


すげーこれからダンジョンに入れる!魔物退治出来るんだ!
もう夢の世界だよ!これでレベリングして無敵に強くなってやる。
エルフちゃんのお仲間が簡単にいろいろな魔法と能力の使い方を教えてくれた。エルフちゃんに直接教えてもらいたいのに残念だが仕方がない。
肉体強化は力が強くなると言う想像通りだったが、高速移動は早く走れるという事だった。
イメージと違ったが、どちらも使いたいと思う使えるってことだ。




で……ダンジョンにキターーーーーー!



「俺はチート能力を持った勇者だぞー」

俺は嬉しさで思わず声を上げた。
隣にいた男に睨まれた。
なんか俺だけはしゃいでいて、ちょっと恥ずかしい……。
その上、ついてきているメンバーは無言で大人しい。3グループほどに分けているから俺のグループは10人ほどもいる一番数の多いグループだけどみんなしゃべらない。

お前ら絶望するなよ!これから強くなると思ったら嬉しいとおもわないのか?魔物を倒すだけで身体がつよくなると思ったら、馬鹿どもがやっている辛い筋トレをしなくてもいいんだぞ。

だが残念なことにエルフちゃんは俺のグループについてきてくれなかった。
ついてきたのは筋肉ムキムキの男だ。
くそっエルフちゃんにいいところ見せて、俺に惚れるフラグをたてたかったのにな、くそっ。


「来たぞ、お前ら戦え」

洞窟の中は不思議なことに中が明るく、暗いことはなかった。
だから前からやってくる。緑色の生物が俺たちに襲い掛かってくることがよく見えた。

「ゴブリンかよ!まあいきなりドラゴンとかは無理だからな、これからレベリングして強くなってやる」

俺はさっき貰った剣を抜いて、前方のゴブリンに戦い行った……。











痛い…………。



腕がへんな方向に曲がっている。



ゴブリンどもに、こん棒で殴られたからだ。



ああっこのままだと俺は死ぬの?



あっまた……ゴブリンが殴ってきて……。



痛い…………助けて……ママ……。



こんなのは違う…………俺が求めていた世界と違う…………。



俺がチート能力で無双して、ハーレムになるはずだったはずだ………。



あああっゴブリンが俺の剣を持って俺に突き刺した。



痛い痛い痛い痛い…………いやだ、死にたくない。



助けて……ママー。











「……ん……こい……ら弱すぎる」

意識を取り戻したらムキムキの男がそう言っていた。

「こいつら戦ったことないのか?10分で全滅なんか聞いたことないぞ」

「本当に役に立たないな、次の召喚までに何人生き残る事やら」

周りを見るとゴブリンたちが倒されていた。
ゴブリンの死体が焦げ付いていたから、魔法で倒したのだろう。
もっと早く助けてくれたらいいのに……。
自分の体を見ると着ている服はズタズタだった。そしてケロイド状の傷跡が、剣で刺された辺りについていた。
周りを見ると連れて来られた人が、みんな倒れていた。

俺はここで一回死んだみたいだ。

「腕が腕が……」

腕がない男がいて騒いでいた。
近くに腕が落ちていたので、死んでも四肢欠損は復活しないみたいだ。

「あーもうこいつは使えないな、たしかこいつの能力もカスだったよな、もう処分しとくか」

そう言うと筋肉ムキムキの男は、その人の首を首輪ごと剣ではねた。


大量の血が男の体だった物の中・・・・・・・・・から噴き出していく。
完全なるグロ。

「おえぇぇぇぇぇ」

俺はその場に吐いた。



ここは夢やゲームの世界ではない……。

完全なリアルだという事を…………。


そして、自分はチート能力を得ていないという事を………。




やっと理解できた……。
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