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肉欲 *(BL、ロリあり)
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「やめろーーーー」
俺は扉の前立つと中から男の叫び声が聞こえる。
中に入ると鎖につながれた30代半ばぐらいのオッサン叫んでいて、黄土色の髪の騎士に犯されていた。
「いやぁぁ」
そして小学生ぐらいの少女も同じように鎖につながれ、大柄な騎士に犯されている。
「おおっおいいね」
気持ちよさそうにオッサンに入れてよがっている男が、恍惚の表情を浮かべている。
地球人の考え方とはこいつらでは全然違うからな。こいつら騎士は男女関係なく犯すし、中には男の方が好きな奴もいる。
それは同性愛とかでは無く、単に相手を屈服させるのが目的でする。この男よりも自分より強いと言うマウンティングしてだ。
同性の方がマウンティングとしての、精神的な快楽が強いらしい。
「あれキラン騎士長どうしました?外れの者はどうしました?」
俺はさっきと同じように能力の『隠蔽工作』を使い、キランという男の姿に化けている。
「ああ、外れの者とはもう飽きた、今はノルスだけがしている」
「ハハハ、男とするのなら『淫乱』か、こいつみたいに『肉欲』ぐらい付いていないとずっとするのは飽きるでしょうね」
黄土色の髪の男が俺にそう答える。
「いやー痛い、パパ助けてよ」
「希美!」
「こいつの娘か?」
深緑色の髪をした2メートルぐらいの大柄な男が少女を押さえつけながら、無理矢理に犯かしている。
結合部はから血が流れ落ちる。少女故なのもあるだろうが、裂けているのもあるだろう。
「そうですよ、だからこうして目の前で娘を犯してあおっているんですよ。キラン騎士長も知っている通り、『肉欲』はこうやって感情が高まれば高まるほど気持ちよさが上がります。こいつにとっては単なる苦痛しか得ないでしょうけど、ハハハ、キラン騎士長もしますか? 」
黄土色の髪の騎士楽しそうに答える。
「なるほど、それは楽しそうだ」
俺は笑顔を浮かべながら、心の中ではムカついていた。
くそだなこいつら……さっさと殺そう。
俺は『隠蔽工作』で隠している剣に手をかける。
バシュッ
オッサンを犯している黄土色の髪の男の首を斬り落とすと、俺はそのまま少女を犯している深緑色の髪の大男方に向かう。
キン
騎士は側に置いてあった素早く剣をつかむと、俺の攻撃を受け止めた。
チッ、なかなか勘がいい。
絶妙なタイミングで斬りかかったのに防がれた。
こっちのレベルが低いのもあるが、こいつはなかなか強いぞ。
「気が狂ったかキラン騎士長」
「ギャーー痛い、痛い」
騎士は少女を地面に叩きつけながら素早く立ち上がる。俺は素早くバックステップして距離をとる。
騎士のチンコは勃起していて、べっとりと少女の血が付いている。
「いや…キラン騎士長ではないな、姿を似せているだけか? 」
へぇーよくわかったな。
俺は隠蔽工作を解く。
「あっ…貴様は外れの者か、しかも首輪が外れているな……なんか隠しているスキルでもあるのか?勇者でも助けに来たか。さてお前はこの俺に勝てると思っているのか? 」
ちっこいつは勘がいい……体格もいいしレベル上限値まで鍛えているのだろうな、ちょっとヤバいな。
騎士は少女を踏みつける。
「ギャー…パパッ」
「の、希美ぃ希美ぃ」
なるほど、俺が下手に動けば少女を踏み殺すというつもりか?
高レベルの騎士ならば召喚されたばかりの子供ぐらいは、1秒もかからずに踏むだけで即死させることはできる。
「それで俺が躊躇すると思うか? 」
こいつらになんの思い入れもない。雄馬ならば躊躇するだろうが、俺には関係ない。
下手なことして全員が苦しむよりも、その少女を犠牲にしてもこいつに勝つ方が大事だ。
「ふん、このまま踏みつぶして戦ったところで別に意味はないが、元々召喚されたばかりのお前が普通に戦って俺に勝てるわけないしな。……ただし、このまま踏みつぶされたくなければどうすればいいか、肉欲の者はわかるよな、そいつをヤれ」
「希美を助けてくれ、お願いだ」
オッサンが俺に頼んできた。
鎖で繋がれてはいるが、下手すると俺に魔法を放って止めて来るとかも考えられる。
それでなくてもこのレベル差ではかなり厳しい。この上オッサンが邪魔をしてきたら間違いなく負ける。
「おい、どうするんだ」
「ギャッァァァァー」
騎士が体重をかける。
どう見ても130キロ以上はありそうな身体が、子供に体重をかけていく。
「お願いだ!やめてくれ」
オッサンが喚く。それでも俺を止めようとしないのはまだ賢い。
俺を止めたところで事態が改善することは絶対にない。
「どうする」
「お…ね…たす……のぞ……」
オッサンが倒れる。
「……えっどうした…あれ…急に意識が……?」
ズバッ
騎士がふらついた瞬間に、俺は瞬時に近寄ると剣で騎士の首を斬り落とす。
そのまま騎士は首から血を吹き出しながら倒れていった。
ふう……。何とか倒せた。
俺は風魔法を使って、この部屋の空気の二酸化炭素濃度上げたのだ。要はみんなが二酸化炭素中毒になって倒れたわけだ。
二酸化炭素中毒になると、強い眠気に襲われるからその隙に倒したのだ。
空気中には毒となる成分も多いから、それを風魔法で集めた。それだけで毒ガスと同じ効果になる。
地球で覚えた知識が活きてよかった。
さてと……。二人には死なない程度の二酸化炭素の濃度にはしたはずだ。
床に転がっているオッサンと少女のステータスプレートを拾って確認する。
名前 元 林 隆
年齢 36
レベル 1/99
クラス 奴隷勇者
生命 2/56
魔力 8/68
能力 言語能力
高速移動
肉欲
属性 風属性1
状態 奴隷【首輪】 気絶
名前 元 林 希美
年齢 10
レベル 1/99
クラス 奴隷勇者
生命 2/22
魔力 10/16
能力 回復
属性 風属性1
状態 奴隷【首輪】 気絶 回復中
少女の方は回復能力持ちだな。このままでも怪我は治っていく。
他には能力がないが回復能力持ちなら性処理と、繫殖牝奴として重宝されていただろう。
父親の方の『肉欲』を詳しく見ると『淫乱』の劣化能力だな。
男でこの能力を持っていても、勇者では意味を成さない。本来は女性を喜ばせるためのある能力だろうが、大して整ってもなく能力も無く弱い勇者ならば使い道がない。
飽きるまでここで男の騎士達に犯された後は、前線に送り出されて休憩の間の暇つぶしぐらいに犯されるぐらいだ。
いや、他の能力も大して良い能力ではないし、訓練すらしていないのなら前線すら出させずに殺す予定の可能性が高い。
奴らにとっては勇者の命はどうでもいい。
隆の肺に風魔法で酸素を送り『肉体操作』で治療する。
「おい起きろ」
頬を叩く。
「……う~ん、希美……希美!」
隆が飛び起きる。
「安心しろ、娘は無事だ。しばらくしていたら傷は治る」
「……あんたは何者?」
首の無い騎士達の死体を見て俺の姿に脅える。
「敵じゃない。竹中と言う名の同じ日本人だ。能力の使い方を覚えたからこいつらに勝てたんだ。」
俺の顔をしばらく見てから、ほっと息を吐く。
「あ……ありがとうございます。助かりました」
納得したようだな。
俺は二人の鎖を首輪から外して現状を軽く説明する。
「じゃあ、地球には……」
「まあ、奴らの聞いた話を合わせると今のところは戻れる道はないな。とりあえずここから出る。奴らは俺が全て倒す」
「だ、大丈夫なのですか?」
「まあ、なんとかな。どちらに奴らを倒さないと、殺されるのがおちだ。良くて戦奴として戦争の前線に送られるぐらいだろうな。そっちは戦えないだろ」
「助けてください」
回復して目が覚めた希美が泣きそうに俺に縋りつく。
「お…お願いします」
隆も俺を見つめる。
「大丈夫だ、何とかする」
希美の頭をポンポンとなでる。
「とりあえずは首輪を外さないとな」
まだ一度も死んでないのか魔石の色は変わってはいない。これがあれば死んでも生き返るが、つけたままでは奴隷のままだ。
騎士たちが持っている制御石の杖を振りかざされると、倒れて何もできなくなる。
「これを外せるんですか?」
「まあな、ただ一つ問題もあるが……」
「何をですか?何をすればいいのですか? 」
不安そうに俺を見つめる隆。
俺は元々自分の首輪に付いていた魔石を取り出す。
キイィィィィィン
「これはいったい?」
隆が驚く。モーターが高速回転ような音がすると、俺の持っている魔石の色が変わっていくからだ。
黒色から緑色に変わっていく。
エメラルドグリーンに変わった魔石を持って、隆に近寄る。
「少し痛いが我慢しろよ」
「えっ、ぎゃーーーーー」
出来た魔石を首輪の魔石にくっつける。
片方の腕で隆の身体を捕まえているので、逃げられない。
「痛い痛い」
「少しは我慢しろ、俺についてくるつもりならこれぐらいの事は覚悟しろよ」
きっと隆の全身に痛みが走っているに違いない。魔石は召喚された勇者の魂の一部を入れている所だ。つまりむき出しの神経を、ぐりぐりと触っていると思ってくれていい。
しかも俺が暴れないように能力で動きを奪っている
ポロッ
隆の首輪の魔石が黒に変わり、手に持っていた魔石が緑から澄んだ青色に変わる。
「もういいぞ」
俺は隆を解放する。
カラン
痛みから首を押さえた刺激で、首輪が外れる。
「いたたたっ……えっ……外れた……首輪がどれだけしても外れなかったのに?」
隆は驚く。
俺の【状態異常無効化】は、通常は俺と繋がっていないセックスしないと使えない。
それだと隆と繋がらなくてはいけないのだがそれはあまりしたくない。
……娘の希美となら喜んでなんだけどな。
まあそれはそれとをして、これの解決方法として雄馬が転移時に得ていた『創造』を使い、試してみた。
この能力は魔石に新たな呪式を刻んで、いろいろと出来る能力みたいだ。
これでセックスしなくても外せることがわかったぞ。
「これで自由だ、さて…」
「それ、痛いの?」
希美の方を見ると、隆が痛がったのを見たせいか脅える。
「痛くない方法もあるけど、そっちにするか?」
「えっ、そっちで」
「じゃあそれをするか、こっちにおいで……何しても文句言うなよ」
希美を抱き寄せると、俺は隆の方を見て釘を刺す。
「んっ」
希美にキスをする。それも舌を絡めるディープキス。
「おっおおい」
隆が焦っているようだが無視をする。
キイィィィィィン
舌を絡めながら首輪の魔石に魔石を合わせていく。
澄んだ青から深い青色に変わっていく。
ポロッ
そうすると魔石が外れる。
「もういいぞ、痛くなかっただろう」
キスを止めると、希美は俺を顔を見つめてポ~としていた。
「希美大丈夫か?」
心配そうに隆が言う。
「……うん大丈夫」
「キスをしながらだと能力で痛みをなくすことはできるからな」
『肉体操作』で痛みを伝わることをカットすることが出来る。
死体の操作ぐらいならば触れるだけでできるが、生きている人の痛み遮断という細かい操作をするのは、粘膜同士で触れあわないとできない。
「そうなんですか」
「流石にキスを男同士でするのはきついだろ」
「そう……ですね」
……なにか残念そうな顔をしているが、おっさんとするつもりはないぞ。
俺は扉の前立つと中から男の叫び声が聞こえる。
中に入ると鎖につながれた30代半ばぐらいのオッサン叫んでいて、黄土色の髪の騎士に犯されていた。
「いやぁぁ」
そして小学生ぐらいの少女も同じように鎖につながれ、大柄な騎士に犯されている。
「おおっおいいね」
気持ちよさそうにオッサンに入れてよがっている男が、恍惚の表情を浮かべている。
地球人の考え方とはこいつらでは全然違うからな。こいつら騎士は男女関係なく犯すし、中には男の方が好きな奴もいる。
それは同性愛とかでは無く、単に相手を屈服させるのが目的でする。この男よりも自分より強いと言うマウンティングしてだ。
同性の方がマウンティングとしての、精神的な快楽が強いらしい。
「あれキラン騎士長どうしました?外れの者はどうしました?」
俺はさっきと同じように能力の『隠蔽工作』を使い、キランという男の姿に化けている。
「ああ、外れの者とはもう飽きた、今はノルスだけがしている」
「ハハハ、男とするのなら『淫乱』か、こいつみたいに『肉欲』ぐらい付いていないとずっとするのは飽きるでしょうね」
黄土色の髪の男が俺にそう答える。
「いやー痛い、パパ助けてよ」
「希美!」
「こいつの娘か?」
深緑色の髪をした2メートルぐらいの大柄な男が少女を押さえつけながら、無理矢理に犯かしている。
結合部はから血が流れ落ちる。少女故なのもあるだろうが、裂けているのもあるだろう。
「そうですよ、だからこうして目の前で娘を犯してあおっているんですよ。キラン騎士長も知っている通り、『肉欲』はこうやって感情が高まれば高まるほど気持ちよさが上がります。こいつにとっては単なる苦痛しか得ないでしょうけど、ハハハ、キラン騎士長もしますか? 」
黄土色の髪の騎士楽しそうに答える。
「なるほど、それは楽しそうだ」
俺は笑顔を浮かべながら、心の中ではムカついていた。
くそだなこいつら……さっさと殺そう。
俺は『隠蔽工作』で隠している剣に手をかける。
バシュッ
オッサンを犯している黄土色の髪の男の首を斬り落とすと、俺はそのまま少女を犯している深緑色の髪の大男方に向かう。
キン
騎士は側に置いてあった素早く剣をつかむと、俺の攻撃を受け止めた。
チッ、なかなか勘がいい。
絶妙なタイミングで斬りかかったのに防がれた。
こっちのレベルが低いのもあるが、こいつはなかなか強いぞ。
「気が狂ったかキラン騎士長」
「ギャーー痛い、痛い」
騎士は少女を地面に叩きつけながら素早く立ち上がる。俺は素早くバックステップして距離をとる。
騎士のチンコは勃起していて、べっとりと少女の血が付いている。
「いや…キラン騎士長ではないな、姿を似せているだけか? 」
へぇーよくわかったな。
俺は隠蔽工作を解く。
「あっ…貴様は外れの者か、しかも首輪が外れているな……なんか隠しているスキルでもあるのか?勇者でも助けに来たか。さてお前はこの俺に勝てると思っているのか? 」
ちっこいつは勘がいい……体格もいいしレベル上限値まで鍛えているのだろうな、ちょっとヤバいな。
騎士は少女を踏みつける。
「ギャー…パパッ」
「の、希美ぃ希美ぃ」
なるほど、俺が下手に動けば少女を踏み殺すというつもりか?
高レベルの騎士ならば召喚されたばかりの子供ぐらいは、1秒もかからずに踏むだけで即死させることはできる。
「それで俺が躊躇すると思うか? 」
こいつらになんの思い入れもない。雄馬ならば躊躇するだろうが、俺には関係ない。
下手なことして全員が苦しむよりも、その少女を犠牲にしてもこいつに勝つ方が大事だ。
「ふん、このまま踏みつぶして戦ったところで別に意味はないが、元々召喚されたばかりのお前が普通に戦って俺に勝てるわけないしな。……ただし、このまま踏みつぶされたくなければどうすればいいか、肉欲の者はわかるよな、そいつをヤれ」
「希美を助けてくれ、お願いだ」
オッサンが俺に頼んできた。
鎖で繋がれてはいるが、下手すると俺に魔法を放って止めて来るとかも考えられる。
それでなくてもこのレベル差ではかなり厳しい。この上オッサンが邪魔をしてきたら間違いなく負ける。
「おい、どうするんだ」
「ギャッァァァァー」
騎士が体重をかける。
どう見ても130キロ以上はありそうな身体が、子供に体重をかけていく。
「お願いだ!やめてくれ」
オッサンが喚く。それでも俺を止めようとしないのはまだ賢い。
俺を止めたところで事態が改善することは絶対にない。
「どうする」
「お…ね…たす……のぞ……」
オッサンが倒れる。
「……えっどうした…あれ…急に意識が……?」
ズバッ
騎士がふらついた瞬間に、俺は瞬時に近寄ると剣で騎士の首を斬り落とす。
そのまま騎士は首から血を吹き出しながら倒れていった。
ふう……。何とか倒せた。
俺は風魔法を使って、この部屋の空気の二酸化炭素濃度上げたのだ。要はみんなが二酸化炭素中毒になって倒れたわけだ。
二酸化炭素中毒になると、強い眠気に襲われるからその隙に倒したのだ。
空気中には毒となる成分も多いから、それを風魔法で集めた。それだけで毒ガスと同じ効果になる。
地球で覚えた知識が活きてよかった。
さてと……。二人には死なない程度の二酸化炭素の濃度にはしたはずだ。
床に転がっているオッサンと少女のステータスプレートを拾って確認する。
名前 元 林 隆
年齢 36
レベル 1/99
クラス 奴隷勇者
生命 2/56
魔力 8/68
能力 言語能力
高速移動
肉欲
属性 風属性1
状態 奴隷【首輪】 気絶
名前 元 林 希美
年齢 10
レベル 1/99
クラス 奴隷勇者
生命 2/22
魔力 10/16
能力 回復
属性 風属性1
状態 奴隷【首輪】 気絶 回復中
少女の方は回復能力持ちだな。このままでも怪我は治っていく。
他には能力がないが回復能力持ちなら性処理と、繫殖牝奴として重宝されていただろう。
父親の方の『肉欲』を詳しく見ると『淫乱』の劣化能力だな。
男でこの能力を持っていても、勇者では意味を成さない。本来は女性を喜ばせるためのある能力だろうが、大して整ってもなく能力も無く弱い勇者ならば使い道がない。
飽きるまでここで男の騎士達に犯された後は、前線に送り出されて休憩の間の暇つぶしぐらいに犯されるぐらいだ。
いや、他の能力も大して良い能力ではないし、訓練すらしていないのなら前線すら出させずに殺す予定の可能性が高い。
奴らにとっては勇者の命はどうでもいい。
隆の肺に風魔法で酸素を送り『肉体操作』で治療する。
「おい起きろ」
頬を叩く。
「……う~ん、希美……希美!」
隆が飛び起きる。
「安心しろ、娘は無事だ。しばらくしていたら傷は治る」
「……あんたは何者?」
首の無い騎士達の死体を見て俺の姿に脅える。
「敵じゃない。竹中と言う名の同じ日本人だ。能力の使い方を覚えたからこいつらに勝てたんだ。」
俺の顔をしばらく見てから、ほっと息を吐く。
「あ……ありがとうございます。助かりました」
納得したようだな。
俺は二人の鎖を首輪から外して現状を軽く説明する。
「じゃあ、地球には……」
「まあ、奴らの聞いた話を合わせると今のところは戻れる道はないな。とりあえずここから出る。奴らは俺が全て倒す」
「だ、大丈夫なのですか?」
「まあ、なんとかな。どちらに奴らを倒さないと、殺されるのがおちだ。良くて戦奴として戦争の前線に送られるぐらいだろうな。そっちは戦えないだろ」
「助けてください」
回復して目が覚めた希美が泣きそうに俺に縋りつく。
「お…お願いします」
隆も俺を見つめる。
「大丈夫だ、何とかする」
希美の頭をポンポンとなでる。
「とりあえずは首輪を外さないとな」
まだ一度も死んでないのか魔石の色は変わってはいない。これがあれば死んでも生き返るが、つけたままでは奴隷のままだ。
騎士たちが持っている制御石の杖を振りかざされると、倒れて何もできなくなる。
「これを外せるんですか?」
「まあな、ただ一つ問題もあるが……」
「何をですか?何をすればいいのですか? 」
不安そうに俺を見つめる隆。
俺は元々自分の首輪に付いていた魔石を取り出す。
キイィィィィィン
「これはいったい?」
隆が驚く。モーターが高速回転ような音がすると、俺の持っている魔石の色が変わっていくからだ。
黒色から緑色に変わっていく。
エメラルドグリーンに変わった魔石を持って、隆に近寄る。
「少し痛いが我慢しろよ」
「えっ、ぎゃーーーーー」
出来た魔石を首輪の魔石にくっつける。
片方の腕で隆の身体を捕まえているので、逃げられない。
「痛い痛い」
「少しは我慢しろ、俺についてくるつもりならこれぐらいの事は覚悟しろよ」
きっと隆の全身に痛みが走っているに違いない。魔石は召喚された勇者の魂の一部を入れている所だ。つまりむき出しの神経を、ぐりぐりと触っていると思ってくれていい。
しかも俺が暴れないように能力で動きを奪っている
ポロッ
隆の首輪の魔石が黒に変わり、手に持っていた魔石が緑から澄んだ青色に変わる。
「もういいぞ」
俺は隆を解放する。
カラン
痛みから首を押さえた刺激で、首輪が外れる。
「いたたたっ……えっ……外れた……首輪がどれだけしても外れなかったのに?」
隆は驚く。
俺の【状態異常無効化】は、通常は俺と繋がっていないセックスしないと使えない。
それだと隆と繋がらなくてはいけないのだがそれはあまりしたくない。
……娘の希美となら喜んでなんだけどな。
まあそれはそれとをして、これの解決方法として雄馬が転移時に得ていた『創造』を使い、試してみた。
この能力は魔石に新たな呪式を刻んで、いろいろと出来る能力みたいだ。
これでセックスしなくても外せることがわかったぞ。
「これで自由だ、さて…」
「それ、痛いの?」
希美の方を見ると、隆が痛がったのを見たせいか脅える。
「痛くない方法もあるけど、そっちにするか?」
「えっ、そっちで」
「じゃあそれをするか、こっちにおいで……何しても文句言うなよ」
希美を抱き寄せると、俺は隆の方を見て釘を刺す。
「んっ」
希美にキスをする。それも舌を絡めるディープキス。
「おっおおい」
隆が焦っているようだが無視をする。
キイィィィィィン
舌を絡めながら首輪の魔石に魔石を合わせていく。
澄んだ青から深い青色に変わっていく。
ポロッ
そうすると魔石が外れる。
「もういいぞ、痛くなかっただろう」
キスを止めると、希美は俺を顔を見つめてポ~としていた。
「希美大丈夫か?」
心配そうに隆が言う。
「……うん大丈夫」
「キスをしながらだと能力で痛みをなくすことはできるからな」
『肉体操作』で痛みを伝わることをカットすることが出来る。
死体の操作ぐらいならば触れるだけでできるが、生きている人の痛み遮断という細かい操作をするのは、粘膜同士で触れあわないとできない。
「そうなんですか」
「流石にキスを男同士でするのはきついだろ」
「そう……ですね」
……なにか残念そうな顔をしているが、おっさんとするつもりはないぞ。
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