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戦闘
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そこは地獄絵図だった。
地球人同士が、必死の形相をして血走った眼で剣を振って殺し合っていたからだ。
そしてその周りにはそれを管理するように武器を持って立っている者がいる。
そして何人かは倒されている者が数多くいた。
「流石に倒れているのもまだ完全に死んではいないと思うが……ネムが操れる奴はいるか?」
俺達は物陰から見ているのでよくはわからないが、ここから見える限りは、倒れている者たちの首輪が緑色や黄色になっているだけに見えた。
ネムは全体を見て少し考える。
「あそこにいる三人は私の支配下にあるはずだわ」
「よしネム、そいつらを頼む」
「わかった…」
俺を見てニコッと微笑み。
チュ
俺にキスしてきたのでそのまま舌を絡ませる。
さてと……見た感じネムの支配が効いていない奴らは4人。
そのうちの2人が召喚された勇者というわけだ。2人ともはフードを被っていてここからは顔がわからないが、ついでに助けてやるか!
魔石を持っている騎士は舞台の上にいて、もう一人の騎士はフードの女らしき勇者の尻を触っている。
そんな片手間で殺し合いをさせているとか……覚えていろよ。
「みんな!」
ネムが闘技場に立ち入って叫ぶ。
「「「ネム様」」」
すると3人の男が嬉しそうな顔をして、ネムの下に近寄ってくる。
あいつらがネムの誘惑相手か?
「ご無事でよかった」
銀髪の背の高い男がそう言った。
「よろしいのですか?」
そう言う緑髪の背の低い男。
「再びあえて嬉しゅうございます」
黄色の髪の男は膝まづいてネムの手の平に、キスをする。
「なにをしているお前ら!……ネムなぜお前が?」
ここの騎士が、突然現れたネムを見て驚いている。
「……ここからは私の言う事だけを聞いて!」
「「「了解」」」
「戦わせているやめさせて。そして敵対している騎士を倒して」
ネムはそう命令をする。
「「「御意」」」
男達は振り返り、騎士に向かっていく。
「ちっ」
騎士は持っている魔石の道具を振り上げる。
だが……。
カーン
魔石の杖が吹っ飛んでいく。
それは俺が隠蔽工作で姿を消して近づき、魔石使う瞬間に剣で跳ね飛ばした。
持っているのが近くにいるこいつでよかった。
もう一人の騎士が持ってないといいが……。
「えっなっなんでだ?あっうっ……あああっあ」
次の瞬間に騎士が黄色い髪の男に剣で胸が貫かれていく。
能力で一気に近づいて騎士を殺していた。
バシュッ
ビュッ
「うっ」
俺は気配を感じて横に避けると、いた所に矢がすり抜けていくが、もう一つの矢が騎士を刺した男の肩に矢が突き刺さる。
「誰だ、姿を表せ」
あれは!
俺は少し距離を取ってから隠蔽工作を解く。
「誰だお前は」
矢を射られた黄色い髪の男が叫ぶ。
「いいの!その人は私たちの仲間よ」
ネムがそう言うと俺に敵意を出していた男たちが落ち着く。
それよりも……。
「お前は誰だ!それとお前ら逆らった罪は重いぞ」
もう一人の騎士が怒鳴る。そしてその横にはフードを外した女がいた。
耳が長く背の高い女が、こちらに弓をつがえていた。
「キリュ」
俺はその名を叫ぶ。
さっきまではフードを被っていて気付かなかった。
「なぜ!私の名を知っている」
やはり……俺の知っている者がまだいた。
だが!
ビュッ
キリュの矢が正確に俺を狙って射ってくる。
レベルの低い俺ではこのままよけきるのは難しい。
「ネム、あの耳長族 の女は殺さないで制圧してくれ」
「わかったわ?みんなユーマと言ったように耳長族を殺さないようにして制圧して! 頼むわ」
「「「了解」」」
ネムの男達が騎士ともう一人の勇者を襲う。
「力よ我に集い、疾風の刃を振るえ」
もう一人の奴隷勇者が呪文を唱えると、風が男達を襲う。こいつはグレーの髪の小柄な男で首輪は緑色なっている。
だからまだ大丈夫だな。
「力よ我に集い、暴風の力を振るい盾となれ」
緑色の髪の男が呪文を唱え、その魔法を無力化していく。
あいつなかなかやるな。
「力よ我に集い、大火の矢よ敵を燃やせ」
騎士も魔法を使ってくる。
無数の炎の矢が、辺りを襲う。
そして炎の矢が俺の胸を貫く。
「ユーマ」
ネムが叫ぶ。
だが、俺の姿が消え少し離れた位置に再び現れる。
俺は隠蔽工作で残像を作り出していたのだ。
流石に高レベル者が放つ魔法は、今の俺では防ぎきれない。
ここは少し離れたほうがいいな。
鑑定
離れる最中にキリュに向けて、さっき得たばかりの鑑定能力を使う。
名前 キリュ
レベル 95/99
生命 720
魔力 901/961
能力 言語能力 気配探索
魔法 風属性9
状態 洗脳 奴隷【首輪】
やはり洗脳されているか!
ならば、俺が解いてやるよ!
待ってろよキリュ!
地球人同士が、必死の形相をして血走った眼で剣を振って殺し合っていたからだ。
そしてその周りにはそれを管理するように武器を持って立っている者がいる。
そして何人かは倒されている者が数多くいた。
「流石に倒れているのもまだ完全に死んではいないと思うが……ネムが操れる奴はいるか?」
俺達は物陰から見ているのでよくはわからないが、ここから見える限りは、倒れている者たちの首輪が緑色や黄色になっているだけに見えた。
ネムは全体を見て少し考える。
「あそこにいる三人は私の支配下にあるはずだわ」
「よしネム、そいつらを頼む」
「わかった…」
俺を見てニコッと微笑み。
チュ
俺にキスしてきたのでそのまま舌を絡ませる。
さてと……見た感じネムの支配が効いていない奴らは4人。
そのうちの2人が召喚された勇者というわけだ。2人ともはフードを被っていてここからは顔がわからないが、ついでに助けてやるか!
魔石を持っている騎士は舞台の上にいて、もう一人の騎士はフードの女らしき勇者の尻を触っている。
そんな片手間で殺し合いをさせているとか……覚えていろよ。
「みんな!」
ネムが闘技場に立ち入って叫ぶ。
「「「ネム様」」」
すると3人の男が嬉しそうな顔をして、ネムの下に近寄ってくる。
あいつらがネムの誘惑相手か?
「ご無事でよかった」
銀髪の背の高い男がそう言った。
「よろしいのですか?」
そう言う緑髪の背の低い男。
「再びあえて嬉しゅうございます」
黄色の髪の男は膝まづいてネムの手の平に、キスをする。
「なにをしているお前ら!……ネムなぜお前が?」
ここの騎士が、突然現れたネムを見て驚いている。
「……ここからは私の言う事だけを聞いて!」
「「「了解」」」
「戦わせているやめさせて。そして敵対している騎士を倒して」
ネムはそう命令をする。
「「「御意」」」
男達は振り返り、騎士に向かっていく。
「ちっ」
騎士は持っている魔石の道具を振り上げる。
だが……。
カーン
魔石の杖が吹っ飛んでいく。
それは俺が隠蔽工作で姿を消して近づき、魔石使う瞬間に剣で跳ね飛ばした。
持っているのが近くにいるこいつでよかった。
もう一人の騎士が持ってないといいが……。
「えっなっなんでだ?あっうっ……あああっあ」
次の瞬間に騎士が黄色い髪の男に剣で胸が貫かれていく。
能力で一気に近づいて騎士を殺していた。
バシュッ
ビュッ
「うっ」
俺は気配を感じて横に避けると、いた所に矢がすり抜けていくが、もう一つの矢が騎士を刺した男の肩に矢が突き刺さる。
「誰だ、姿を表せ」
あれは!
俺は少し距離を取ってから隠蔽工作を解く。
「誰だお前は」
矢を射られた黄色い髪の男が叫ぶ。
「いいの!その人は私たちの仲間よ」
ネムがそう言うと俺に敵意を出していた男たちが落ち着く。
それよりも……。
「お前は誰だ!それとお前ら逆らった罪は重いぞ」
もう一人の騎士が怒鳴る。そしてその横にはフードを外した女がいた。
耳が長く背の高い女が、こちらに弓をつがえていた。
「キリュ」
俺はその名を叫ぶ。
さっきまではフードを被っていて気付かなかった。
「なぜ!私の名を知っている」
やはり……俺の知っている者がまだいた。
だが!
ビュッ
キリュの矢が正確に俺を狙って射ってくる。
レベルの低い俺ではこのままよけきるのは難しい。
「ネム、あの耳長族 の女は殺さないで制圧してくれ」
「わかったわ?みんなユーマと言ったように耳長族を殺さないようにして制圧して! 頼むわ」
「「「了解」」」
ネムの男達が騎士ともう一人の勇者を襲う。
「力よ我に集い、疾風の刃を振るえ」
もう一人の奴隷勇者が呪文を唱えると、風が男達を襲う。こいつはグレーの髪の小柄な男で首輪は緑色なっている。
だからまだ大丈夫だな。
「力よ我に集い、暴風の力を振るい盾となれ」
緑色の髪の男が呪文を唱え、その魔法を無力化していく。
あいつなかなかやるな。
「力よ我に集い、大火の矢よ敵を燃やせ」
騎士も魔法を使ってくる。
無数の炎の矢が、辺りを襲う。
そして炎の矢が俺の胸を貫く。
「ユーマ」
ネムが叫ぶ。
だが、俺の姿が消え少し離れた位置に再び現れる。
俺は隠蔽工作で残像を作り出していたのだ。
流石に高レベル者が放つ魔法は、今の俺では防ぎきれない。
ここは少し離れたほうがいいな。
鑑定
離れる最中にキリュに向けて、さっき得たばかりの鑑定能力を使う。
名前 キリュ
レベル 95/99
生命 720
魔力 901/961
能力 言語能力 気配探索
魔法 風属性9
状態 洗脳 奴隷【首輪】
やはり洗脳されているか!
ならば、俺が解いてやるよ!
待ってろよキリュ!
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