4 / 39
普通のパシリじゃない! 微※
屋上って確か立ち入り禁止だったはず・・・と思いながら向かうと確かに屋上のドアには立ち入り禁止の張り紙が。
ドアに手をかけると・・・はい、開きますね。立ち入り禁止地区に生息する不良。ハイ王道ですね。
なんとなく抜き足差し足で入ると、屋上のフェンスに寄りかかっている吸血鬼先輩がいる。
起こしちゃまずいからそっと帰りたいところだけど、呼ばれているので近づくしかない。
そろそろ近寄って先輩を眺めてみると
風にそよそよと揺れるさらさらの髪、白い肌が夕日にあてられて神秘的で神々しさを増している。
うっわーーまつ毛長い!
こう見ると同じ日本人とは思えない・・西洋人形みたいだな~
まだ冷える季節なので夕方の風は冷たい。
先輩も寒いのか風が吹くとやや眉間に皺がよっている。
もしかして僕が待たせたとかで風を引いたりしたら、それこそ罰が与えられそうだ。
ブレザーを脱いでそっと先輩にかけた。
見下ろすのも目上の人に失礼だなと思って、僕は先輩の横に座った。
起きる気配はない。
僕も寒くなってきたな・・・・・
そういえば歴史で豊臣秀吉も、親分信長のために懐で草履をあっためたとかじゃなかったっけ?
体を張って暖を取るって正統派の臣下の行いってことだな!
と思い、僕は寒さに逆らえずに、先輩の腕を取り脇に挟んでぎゅっとしてみた。
ふわ~あったかい。いいかんじ。
『くく・・っ。お前まじかよ。』
「ひゃ!」
先輩が起きた!
「おはようございます!」
『いやいや何やってんのお前?』
「え?寒いかと思いまして暖をとっております。秀吉を真似てみました!」
と僕は、進〇の巨人の心臓に手を充てるポーズを取り、最新版の敬礼を披露した。
『俺のこと誘ってるのかと思ったけど?』
と先輩が俺の顎を掴みあげて顔を近づけてきた。
「えっと・・・?誘うとは・・・どこにでしょうか」
『ふーん。男女問わず俺って虫が寄ってくるから、お前もそうだったらこのおもちゃ捨てるしかないなーと思ったんだけど。よかった。』
先輩の表情は熱を伴わない瞳のままではあるが、口角だけやや上がった。
『てか、俺待たされたの初めてなんだけど?』
「え??!授業終わってすぐきたんですが!次は走ってきます!」
『・・・俺よりも授業を優先・・・くくっ 最高
ねえお前俺のこと怖くないわけ?』
「え?怖いです!僕は平凡ですから!」
平凡をどんどんアピールして飽きてもらわねば!
なんとなく先輩機嫌がよさそうに見える。
「ところで先輩。おもちゃって要するにパシっ」
パシリのことですよね?と確認しようとしたら先輩の人差し指が俺の唇を塞いだ。
『俺のことは、蓮って呼べよ』
え?総長の先輩に対して?
「えっと・・・蓮先輩?」
『んー・・・まあいっか。お前は?』
「僕は佐藤夏樹です。」
『夏樹・・・』
と先輩の綺麗な黒曜石のような瞳が怪しく揺らいだ気がする。
うわー綺麗・・・・
と見入っていると段々と先輩の顔が近づいてくる・・・
ぼうっとしてたら 唇がふにっとなった
へ??
これって・・・チュウされてない?
すると先輩がペロっと僕の上唇を舐めあげた
「んぁっ」
思わず声が出てしまった僕。
んーなんかどきどきするけどふわふわして気持ちいいな~
すると両唇の間に先輩の舌がつんつんってしてきて思わず口を開いたらそこから舌が入ってきた。
んぁ~ナニコレ・・・違う生き物みたい・・・けどくちゅくちゅ気持ちいいよ~・・・
「んぁっ♡・・ちゅぱっ」
唇が離れていった。
え?もうふわふわ終わり・・・・?
『物欲しそうな顔してる。エロ。あーなんか夏樹・・勃つわー。泣き顔がいいのかと思ったけど、その顔もくるな。』
まだ頭がふわふわしている僕は、なんか先輩とまだひっつきたくて、思わず肩口に顔をうずめた。
『お前さ・・・男慣れてるわけ?』
・・・ん?なんか先輩の声音が変わった。
ガンっ!
あっという間に屋上の床に押し倒されて、また首を絞められている・・・デジャブ・・・・
苦しい!ふわふわから強制帰還させられて、思考が回るようになった僕は必至で首を振った。
「ち・・・・ちが・・う。はじめて・・・・っ」
すると首が緩んだ。
「けほっ!! うう・・・これが僕のファーストキスですって!」
『そっか。よかった。じゃなかったら殺しちゃいそうだった。』
と、ふふ と少し顔を緩める先輩を初めてみた。
『夏樹は俺のおもちゃ。俺のもの。だから他の人間に触れられるなんて許さないから。』
と頬を撫でた手で首を軽く締める仕草をされた。
おもちゃを他人に取られたら怒る子供がいるけど、そんな感じかもしれない。
いちいちガンってされて痛いし怖いけど、なんとなくほっとけないというか・・・拒否反応が出ないのは不思議。
「分かりました。先輩だけのパシリでいますね。」
他の人のパシリもやらされるなんてこっちから願い下げだ。
『パシリ?なんでそうなるんだろ・・まぁ面白いからいいや。』
その後先輩に起こされて帰っていいと解放された。
パシリかサンドバッグだと思ったけど・・あれ、なんかおかしくない?
翌日から夏樹の日常がさらに変わっていくことに、この頃の彼は気づいていない・・いや、気づいたところでどうしようもないわけだが・・・
ドアに手をかけると・・・はい、開きますね。立ち入り禁止地区に生息する不良。ハイ王道ですね。
なんとなく抜き足差し足で入ると、屋上のフェンスに寄りかかっている吸血鬼先輩がいる。
起こしちゃまずいからそっと帰りたいところだけど、呼ばれているので近づくしかない。
そろそろ近寄って先輩を眺めてみると
風にそよそよと揺れるさらさらの髪、白い肌が夕日にあてられて神秘的で神々しさを増している。
うっわーーまつ毛長い!
こう見ると同じ日本人とは思えない・・西洋人形みたいだな~
まだ冷える季節なので夕方の風は冷たい。
先輩も寒いのか風が吹くとやや眉間に皺がよっている。
もしかして僕が待たせたとかで風を引いたりしたら、それこそ罰が与えられそうだ。
ブレザーを脱いでそっと先輩にかけた。
見下ろすのも目上の人に失礼だなと思って、僕は先輩の横に座った。
起きる気配はない。
僕も寒くなってきたな・・・・・
そういえば歴史で豊臣秀吉も、親分信長のために懐で草履をあっためたとかじゃなかったっけ?
体を張って暖を取るって正統派の臣下の行いってことだな!
と思い、僕は寒さに逆らえずに、先輩の腕を取り脇に挟んでぎゅっとしてみた。
ふわ~あったかい。いいかんじ。
『くく・・っ。お前まじかよ。』
「ひゃ!」
先輩が起きた!
「おはようございます!」
『いやいや何やってんのお前?』
「え?寒いかと思いまして暖をとっております。秀吉を真似てみました!」
と僕は、進〇の巨人の心臓に手を充てるポーズを取り、最新版の敬礼を披露した。
『俺のこと誘ってるのかと思ったけど?』
と先輩が俺の顎を掴みあげて顔を近づけてきた。
「えっと・・・?誘うとは・・・どこにでしょうか」
『ふーん。男女問わず俺って虫が寄ってくるから、お前もそうだったらこのおもちゃ捨てるしかないなーと思ったんだけど。よかった。』
先輩の表情は熱を伴わない瞳のままではあるが、口角だけやや上がった。
『てか、俺待たされたの初めてなんだけど?』
「え??!授業終わってすぐきたんですが!次は走ってきます!」
『・・・俺よりも授業を優先・・・くくっ 最高
ねえお前俺のこと怖くないわけ?』
「え?怖いです!僕は平凡ですから!」
平凡をどんどんアピールして飽きてもらわねば!
なんとなく先輩機嫌がよさそうに見える。
「ところで先輩。おもちゃって要するにパシっ」
パシリのことですよね?と確認しようとしたら先輩の人差し指が俺の唇を塞いだ。
『俺のことは、蓮って呼べよ』
え?総長の先輩に対して?
「えっと・・・蓮先輩?」
『んー・・・まあいっか。お前は?』
「僕は佐藤夏樹です。」
『夏樹・・・』
と先輩の綺麗な黒曜石のような瞳が怪しく揺らいだ気がする。
うわー綺麗・・・・
と見入っていると段々と先輩の顔が近づいてくる・・・
ぼうっとしてたら 唇がふにっとなった
へ??
これって・・・チュウされてない?
すると先輩がペロっと僕の上唇を舐めあげた
「んぁっ」
思わず声が出てしまった僕。
んーなんかどきどきするけどふわふわして気持ちいいな~
すると両唇の間に先輩の舌がつんつんってしてきて思わず口を開いたらそこから舌が入ってきた。
んぁ~ナニコレ・・・違う生き物みたい・・・けどくちゅくちゅ気持ちいいよ~・・・
「んぁっ♡・・ちゅぱっ」
唇が離れていった。
え?もうふわふわ終わり・・・・?
『物欲しそうな顔してる。エロ。あーなんか夏樹・・勃つわー。泣き顔がいいのかと思ったけど、その顔もくるな。』
まだ頭がふわふわしている僕は、なんか先輩とまだひっつきたくて、思わず肩口に顔をうずめた。
『お前さ・・・男慣れてるわけ?』
・・・ん?なんか先輩の声音が変わった。
ガンっ!
あっという間に屋上の床に押し倒されて、また首を絞められている・・・デジャブ・・・・
苦しい!ふわふわから強制帰還させられて、思考が回るようになった僕は必至で首を振った。
「ち・・・・ちが・・う。はじめて・・・・っ」
すると首が緩んだ。
「けほっ!! うう・・・これが僕のファーストキスですって!」
『そっか。よかった。じゃなかったら殺しちゃいそうだった。』
と、ふふ と少し顔を緩める先輩を初めてみた。
『夏樹は俺のおもちゃ。俺のもの。だから他の人間に触れられるなんて許さないから。』
と頬を撫でた手で首を軽く締める仕草をされた。
おもちゃを他人に取られたら怒る子供がいるけど、そんな感じかもしれない。
いちいちガンってされて痛いし怖いけど、なんとなくほっとけないというか・・・拒否反応が出ないのは不思議。
「分かりました。先輩だけのパシリでいますね。」
他の人のパシリもやらされるなんてこっちから願い下げだ。
『パシリ?なんでそうなるんだろ・・まぁ面白いからいいや。』
その後先輩に起こされて帰っていいと解放された。
パシリかサンドバッグだと思ったけど・・あれ、なんかおかしくない?
翌日から夏樹の日常がさらに変わっていくことに、この頃の彼は気づいていない・・いや、気づいたところでどうしようもないわけだが・・・
あなたにおすすめの小説
平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法
あと
BL
「よし!別れよう!」
元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子
昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。
攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。
……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。
pixivでも投稿しています。
攻め:九條隼人
受け:田辺光希
友人:石川優希
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグ整理します。ご了承ください。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます
クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。
『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。
何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。
BLでヤンデレものです。
第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします!
週一 更新予定
ときどきプラスで更新します!
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
クールな義兄の愛が重すぎる ~有能なおにいさまに次期当主の座を譲ったら、求婚されてしまいました~
槿 資紀
BL
イェント公爵令息のリエル・シャイデンは、生まれたときから虚弱体質を抱えていた。
公爵家の当主を継ぐ日まで生きていられるか分からないと、どの医師も口を揃えて言うほどだった。
そのため、リエルの代わりに当主を継ぐべく、分家筋から養子をとることになった。そうしてリエルの前に表れたのがアウレールだった。
アウレールはリエルに献身的に寄り添い、懸命の看病にあたった。
その甲斐あって、リエルは奇跡の回復を果たした。
そして、リエルは、誰よりも自分の生存を諦めなかった義兄の虜になった。
義兄は容姿も能力も完全無欠で、公爵家の次期当主として文句のつけようがない逸材だった。
そんな義兄に憧れ、その後を追って、難関の王立学院に合格を果たしたリエルだったが、入学直前のある日、現公爵の父に「跡継ぎをアウレールからお前に戻す」と告げられ――――。
完璧な義兄×虚弱受け すれ違いラブロマンス