「ねぇ、俺以外に触れられないように閉じ込めるしかないよね」最強不良美男子に平凡な僕が執着されてラブラブになる話

ちゃこ

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普通のパシリじゃない! 微※

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屋上って確か立ち入り禁止だったはず・・・と思いながら向かうと確かに屋上のドアには立ち入り禁止の張り紙が。
ドアに手をかけると・・・はい、開きますね。立ち入り禁止地区に生息する不良。ハイ王道ですね。

なんとなく抜き足差し足で入ると、屋上のフェンスに寄りかかっている吸血鬼先輩がいる。
起こしちゃまずいからそっと帰りたいところだけど、呼ばれているので近づくしかない。
そろそろ近寄って先輩を眺めてみると
風にそよそよと揺れるさらさらの髪、白い肌が夕日にあてられて神秘的で神々しさを増している。
うっわーーまつ毛長い!
こう見ると同じ日本人とは思えない・・西洋人形みたいだな~

まだ冷える季節なので夕方の風は冷たい。
先輩も寒いのか風が吹くとやや眉間に皺がよっている。

もしかして僕が待たせたとかで風を引いたりしたら、それこそ罰が与えられそうだ。
ブレザーを脱いでそっと先輩にかけた。

見下ろすのも目上の人に失礼だなと思って、僕は先輩の横に座った。
起きる気配はない。
僕も寒くなってきたな・・・・・

そういえば歴史で豊臣秀吉も、親分信長のために懐で草履をあっためたとかじゃなかったっけ?
体を張って暖を取るって正統派の臣下の行いってことだな!

と思い、僕は寒さに逆らえずに、先輩の腕を取り脇に挟んでぎゅっとしてみた。
ふわ~あったかい。いいかんじ。


『くく・・っ。お前まじかよ。』
「ひゃ!」
先輩が起きた!
「おはようございます!」
『いやいや何やってんのお前?』
「え?寒いかと思いまして暖をとっております。秀吉を真似てみました!」
と僕は、進〇の巨人の心臓に手を充てるポーズを取り、最新版の敬礼を披露した。


『俺のこと誘ってるのかと思ったけど?』
と先輩が俺の顎を掴みあげて顔を近づけてきた。

「えっと・・・?誘うとは・・・どこにでしょうか」

『ふーん。男女問わず俺って虫が寄ってくるから、お前もそうだったらこのおもちゃ捨てるしかないなーと思ったんだけど。よかった。』
先輩の表情は熱を伴わない瞳のままではあるが、口角だけやや上がった。

『てか、俺待たされたの初めてなんだけど?』
「え??!授業終わってすぐきたんですが!次は走ってきます!」
『・・・俺よりも授業を優先・・・くくっ 最高
ねえお前俺のこと怖くないわけ?』

「え?怖いです!僕は平凡ですから!」
平凡をどんどんアピールして飽きてもらわねば!


なんとなく先輩機嫌がよさそうに見える。


「ところで先輩。おもちゃって要するにパシっ」
パシリのことですよね?と確認しようとしたら先輩の人差し指が俺の唇を塞いだ。

『俺のことは、蓮って呼べよ』
え?総長の先輩に対して?

「えっと・・・蓮先輩?」
『んー・・・まあいっか。お前は?』
「僕は佐藤夏樹です。」

『夏樹・・・』
と先輩の綺麗な黒曜石のような瞳が怪しく揺らいだ気がする。
うわー綺麗・・・・
と見入っていると段々と先輩の顔が近づいてくる・・・

ぼうっとしてたら 唇がふにっとなった
へ??
これって・・・チュウされてない?

すると先輩がペロっと僕の上唇を舐めあげた
「んぁっ」
思わず声が出てしまった僕。
んーなんかどきどきするけどふわふわして気持ちいいな~

すると両唇の間に先輩の舌がつんつんってしてきて思わず口を開いたらそこから舌が入ってきた。

んぁ~ナニコレ・・・違う生き物みたい・・・けどくちゅくちゅ気持ちいいよ~・・・

「んぁっ♡・・ちゅぱっ」

唇が離れていった。
え?もうふわふわ終わり・・・・?

『物欲しそうな顔してる。エロ。あーなんか夏樹・・勃つわー。泣き顔がいいのかと思ったけど、その顔もくるな。』
まだ頭がふわふわしている僕は、なんか先輩とまだひっつきたくて、思わず肩口に顔をうずめた。

『お前さ・・・男慣れてるわけ?』
・・・ん?なんか先輩の声音が変わった。

ガンっ!
あっという間に屋上の床に押し倒されて、また首を絞められている・・・デジャブ・・・・
苦しい!ふわふわから強制帰還させられて、思考が回るようになった僕は必至で首を振った。
「ち・・・・ちが・・う。はじめて・・・・っ」

すると首が緩んだ。
「けほっ!! うう・・・これが僕のファーストキスですって!」

『そっか。よかった。じゃなかったら殺しちゃいそうだった。』
と、ふふ と少し顔を緩める先輩を初めてみた。

『夏樹は俺のおもちゃ。俺のもの。だから他の人間に触れられるなんて許さないから。』
と頬を撫でた手で首を軽く締める仕草をされた。

おもちゃを他人に取られたら怒る子供がいるけど、そんな感じかもしれない。
いちいちガンってされて痛いし怖いけど、なんとなくほっとけないというか・・・拒否反応が出ないのは不思議。
「分かりました。先輩だけのパシリでいますね。」
他の人のパシリもやらされるなんてこっちから願い下げだ。

『パシリ?なんでそうなるんだろ・・まぁ面白いからいいや。』

その後先輩に起こされて帰っていいと解放された。

パシリかサンドバッグだと思ったけど・・あれ、なんかおかしくない?






翌日から夏樹の日常がさらに変わっていくことに、この頃の彼は気づいていない・・いや、気づいたところでどうしようもないわけだが・・・


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