「ねぇ、俺以外に触れられないように閉じ込めるしかないよね」最強不良美男子に平凡な僕が執着されてラブラブになる話

ちゃこ

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他を見るなんて許さない

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先輩にお姫様抱っこして連れてこられたのはやはりあのスペシャルな蓮様専用のお部屋。

ふかふかソファの上にそっと降ろしてくれる先輩。

『お姫様のご所望通り二人きりだよ?』

先輩は機嫌よさげでホッとする。

「蓮先輩、公開交際宣言勝手にしちゃってごめんなさい・・・」

『俺のものって分からせる手間が省けてよかったよー。けどあいつは厄介そうだからちゃんと分からせないとね。あとは俺に任せてー』

え・・・コミュ症の先輩に任せるとまた明後日の方向にいってしまう可能性大だ・・・・

「えっと・・・綾人には改めて僕からちゃんと説明をしておくので・・っっっっ」

ガンッッッッッ!!!

「ひぃっっっ」

久しぶりのガンっいただきましたっっ
僕が言い終わるより前に、先輩がソファの横の壁を殴った。ポロポロと壁が崩れているように見えるのは・・・気のせいだろう....


『夏樹とあいつを二人きりになんてさせない。』

やきもち?は嬉しいけど、綾人は全然そんな対象じゃないのに。

妬いてくれてるってことかな///

「僕の恋人はたった一人先輩だけです!  綾人は普通に友達ですが、特別なのは先輩だけですよ?」

『俺は夏樹がいたら他には何も要らないのに、夏樹はそれじゃ足りない?他にも欲しいの?友達なんているの?』

蓮先輩....僕だけでいいって....それを聞いて僕はぞくぞくってしたけど、友達は必要だ。きっと。

「友達は必要ですよ、そもそも僕って友達は少ないですし。そうだ、先輩もチームの仲間もいますよね?大事な存在ですよね?」

『勝手についてきてるだけだし暇つぶしなだけだから、いつでも捨てられるよ。夏樹がいるからもういらない。』

なんと!コミュ症をこじらせすぎて友達を友達とも認識できていない事態では!

「ひえ!早まってはだめです!友達というのはですねっ...くっっっ!!!!」

『天然な夏樹は可愛いけど、ここはちゃんと分かってもらわないとね。』


え.....?今....僕首絞められてない....?
突如ソファーに押し倒されて先輩に上から首を絞められている

「ぐっっ.....や....!!」

先輩にとっては本気まではないんだろうけど...言葉がでないくらいには苦しいっ!!!
僕は先輩の腕を掴んで離そうとするがびくともしない。

『はぁ....このまま殺しちゃったら永遠に誰にも奪われないよね。あいつを排除しても夏樹が友達を欲しがり続ける限り、きりがない。他のやつのものになる可能性があるならいっそ命をもらおうって思って。夏樹は俺の唯一っていう言葉の重みが分かってないみたいだ。』

くるし...自然と生理的に涙が出てくる....  

.....だけど、首を絞めてる先輩の顔が.....なんだか苦しそう。
こんな先輩見たくない。

先輩といることが僕にとって幸せだけど、先輩にとっては苦痛になるのかな。

先輩は僕を手にかけたらその苦しみから解放されるの?
ぼうっとしてきて回らない頭で考えていると、まぁこれで先輩が幸せになるんならいっか って思えてきて首絞められてるのに涙を流しながらへらっとしてしまう。

先輩の表情が少し驚いたように変化し、ふっと先輩の手が緩んだ。

「かはっっ!! ごほごほっっ ごほっ  はぁはぁはぁ....」

『なんで...?笑う?』

「はぁはぁはぁ.... だって....先輩が僕を手にかけたら幸せになれるんだったらそれもいいかもって...」

『なにを....抵抗して恐怖するだろ。俺は恐怖で縛る方法しか知らない....こんな異常な人間なんだぞ。』

首絞められた僕より苦しそうに見える先輩...思わず僕は先輩を抱きよせた。

「暴力は嫌だけど、先輩自体を怖いと思うことはないですよ。僕の大切な人なんですから。そして僕にとっては家族も友達も大切な存在です。」

抱きしめた先輩の体がこわばる。

「先輩と同じ価値観ではないかもしれないけど、胸がきゅんとなったりもやもやしたり、そういう特別な存在は僕にとっても先輩が唯一です。あっ、あと僕先輩からやきもち妬かれたりするの実はぞくぞくして嬉しくなるんで...僕も異常者かもしれません///」

『はぁ....やっぱり俺だけのもににしたい。けど夏樹は恐怖で縛られる存在じゃないな。さすが俺の夏樹。』

あっ先輩の雰囲気が柔らかくなった。
先輩は僕を起こして、ソファに座り直して僕を膝の上に股がらせた。

え/////お尻に硬いのが当たってる気が...////

『夏樹の泣き顔見てたら興奮しちゃった♪』


























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皆さま本当に本当に遅くなりすみません!。。。皆さまお気に入り登録を継続くださりありがとうございます。それが支えとなり、再びペンを取れました。引き続き見守ってくださりますと大変嬉しいです。
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