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6.魔族と魔王 ※

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※この話は卑猥な表現や残酷表現があります。苦手な方はバックして下さい。

この世界は魔法が存在するが、人間で魔法が使えるのは、貴族を中心としてだいたい半分くらいのもので、平民になるにつれ魔力も小さくなりがちだ。魔力が高いからこそ力を示せるという意味合いもある。

魔力が存在するということは、人間よりも魔力に愛されている存在、魔族も存在する。

魔族の世界は家柄などではなく、力が全て。もちろん人間なぞ取るに足らない存在でり、700年前までは魔族は人間を支配していた。
だがしかし700年前に女神の加護を受けた聖なる乙女が現れ、人間界に結界を張り、人間に対して悪意を持った行いはできぬよう協定を結んだ。魔族としては、食料が人間というわけではないし、労働力の確保くらいの存在だったので大して打撃はなかったわけだが、人間にとっては大きな節目となった。

そして今、この結界が些細なことで破られようとしている・・・



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ごちゅごちゅ!

ここは魔王城。

「イグゥ!!しゅごひぃぃっ おまんこ拡がりゅうぅ まおうさまぁっっっ! 」

騎乗位でよだれを垂らしながら快楽を貪る女は、金髪のナイスバディの美女。ただ頭に生えているツノだけが人間と違う。

「あーうるさいメスだなぁ。お前がしつこく性処理だけでもって懇願するからしてやってるのに。自分だけ気持ちよくなって耳障りなんだよ。」

「んほぉっっ おかしくなりゅぅっ」
大きすぎる魔羅で自ら腰を振りよがり狂う女性とは対照的に、王座に座る涼しい顔の男。

この世のものとは思えない美しさに壮大な色気も備えている。美しさは想像の範囲を越えると恐怖をも覚えさせる。

耳ほどの長さの濡羽色の黒髪で、真紅の瞳。目鼻立ちは絵画のように整っている。かと言って女性のような美しさではなく、しっかりした体躯であり壮絶な色気を放っている。感情が感じられない眼差しだが、口角だけは不自然に上がっており、その違和感がただならぬオーラを際立たせている。

「気持ち悪いからどけ」
「いやぁぁっ まおうさまぁっ。そんなこと言わずにご奉仕させてくださいぃ」
変わらず腰を振りながら乱れ応える女。

「同じことを2度言わせるな」

パシュっ

一瞬の風音かと思ったら、風の刃で女の首が飛んでいた。悲鳴を上げる余地すらない。
プシューーー

「処理しろ」
「へ・・・陛下、この方は西の国王の姫君でございます。いえ、ございました。」
恐る恐る臣下であるミノタウルスによく似た魔族の大臣が声をかけた。
「それで?⭐︎」
「畏まりました。。。」
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