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盗賊との対決! ‐‐さぁ、涙を拭おう
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ケタガキ十二神、それは数ある種族の中で人間だけに唯一加護を与える偏屈な神々。
あらゆる物を切り裂く斬撃の鼠神、ネウヒ神。
凍てつく息吹を操る吹雪の牛神、ウアトル神。
一瞬で放たれる雷撃の虎神、ラノス神。
星にて運命を変える占術の兎神、サシュミ神。
古びたモノに命を灯す龍神、リュバッシ神。
土地に恵みの雨を降らせる蛇神、ヘパーラ神。
どこにでも届く風を吹かす馬神、ウパタウパタ神。
万物の歩みを遅くしてしまう羊神、ヒチャナ神。
芽吹く植物を咲かせる猿神、ルトリー神。
侵略する炎を燃やす鳥神、リオン神。
人々を照らす日輪の犬神、ヌウェン神。
爆ぜる爆弾作りの名手たる猪神、シナムカ神。
そして、今俺が解決しようとしている依頼の相手、湖を占拠している盗賊とやらはヌウェン神、日輪の犬神の力を宿しているらしい。
「なぁ、プラト。俺はその12の神々とやらは良く知らないんだが、その神々の加護ってのは簡単に貰えるモノなのか?」
そう聞くとプラトは力強く、首が取れるかと思ってしまうほどの勢いで、俺の問いに対して否定の意思を示した。
……まぁ、そうだよな。
彼女はかなり勿体つけた言い方で、重要なことであることを強調して話していた。
それはつまり、それだけ珍しいということを意味する。
「となると、装備もそれなりのモノが必要となってくるな」
……まったく、ただの盗賊かなにかを倒す程度の依頼だったら、その方がはるかに楽だっただろうに。
湖の水をすべて無くした相手であるから、それなりの相手であることは想定したのだが。
「‐‐‐‐えっと、ご主人様? この盗賊さん、倒すのやめたりは……」
「何故、やめなければならない?」
プラトの質問に、そう返す。
今、プラトから得た情報は盗賊がどれだけ強いかということである。
‐‐‐‐だけれども、盗賊を倒せないとは言っていない。
「俺達には、2つの銃がある。プラトが持っている自動式拳銃の《ファイアーアルフレッド》、そして俺が手に入れた回転式拳銃。
……正直なところ、たった銃2丁だけというのは心許ない上に、その盗賊もやばいのだろう?」
‐‐‐‐だが、行動しなければなにも始まらない。
「"行動とは、やると決めた瞬間にはもう既に始まっている"。
俺の好きな名言の1つだ、なんかこうハードボイルドっぽくてカッコいいだろう?」
言葉の意味は単純だ。
どんな不可能に見えることだろうとも、やらない限りは終わらない。そして、やると決めた時にはもう既にその事態の対処を始めているということだ。
大抵は人々は過程などよりも、結果を重視する。
どんなに頑張ろうとも、どんなに手を尽くそうとも、どんなに準備しようとも----結果が振るわなかった場合、意味を為さない。もしくは、なにをしてたんだと憤慨される。
けれども行動を始めた時点で、それはもう既に凄い行為なのだ。
「俺は涙を拭う、盗賊を倒すという健気な女の子の依頼をやろうと決めたんだ。もう既にその時点で、俺の腹は決まっているんだ。彼女の依頼をやろうとね。
いくら相手が強かろうが、こちらに分が悪かろうが、そんなのは後の言い訳」
それはクールじゃない。
ハードボイルドじゃない。
故に、俺らしくない。
「‐‐‐‐俺はこの依頼を成し遂げるぞ、プラト。
さぁ、行こうじゃないか。盗賊が占拠しているという、アンベート湖っていう所にな」
俺は回転式拳銃を懐にしまい、そのまま立ち上がる。
‐‐‐‐ふっ、決まったぜ。カッコいい、だろう?
「えっと……ご主人様? 私達が向かうのは確か----ワンベート湖という名前、だったと思う……んですけど……」
……正直、言います。
プラトに指摘されて、かなり恥ずかしかった、です。
☆
「……いたぞ、アイツだ」
ちょっぴり失敗してしまったのだけれども、どうやら目的は達成できそうだ。
湖の村ベートシャンから、ワンベート湖へ。
森の中の木々に隠れながら、俺はワンベート湖の近くまでやって来た。
そして----見つけた。
湖のちょうど中心、そこに彼奴は居た。
「ふんっ! ふんっ! ふんっっっっっ! ……あぁん♡ 変なところに入っちゃった♡」
そこに居たのは、筋肉だった。
そして、変態だった。
変態=マッチョ、だった。
全身にハチミツのような金色のぬるっりとした液体を塗りたくり、腕と足は丸太か大木のようにものすっごい太い、そして大きい……いや、違う。忘れてくれ。
そして、ぴくぴくと動く胸元には犬を思わせるような痣があり、そして光っていた。
ぴっかぁ、ってね。
もう、っっぴっかぁぁぁぁーーーーってね。
表現が難しいかもしれないけれども、そんな風に細胞1つ1つが太陽を思わせんばかりに光っていた。熱そうだった。暑苦しそうだった。
そして太陽のように光り輝くと共に、彼の足元に少しだけ残っている湖の水が少しずつ、ほんの少しずつ消え始めていた。いや、蒸発してる、のか?
「(人々を照らす日輪の犬神、ヌウェン神……なるほど、文字通り太陽のように光り輝いてるってことか。
太陽がどれだけの温度かは分からないんだが、1000とか、1万とかでは表せないほど、太陽の温度は高いはず。あいつの足元の水が消え、蒸発しているのも見ると、それなりに温度も高いだろう)」
‐‐‐‐しっかし、なにしてるんだ? あいつ?
さっきから干上がった湖の真ん中で、拳をしっかりと握りしめてマッチョポーズ、今度は背を反らしながらマッチョポーズ。
"ボディビルダー"。
彼の姿を見て、思い浮かぶのはそういう言葉ばかり。
盗賊なんかよりも、戦士とか傭兵にしか思えないんだが。
「……しっかし、なんだな」
「どうかしましたか、ご主人様?」
俺が不安がってると、俺は「いや……」と不安がらないように答えていた。
と言うよりも、俺自身もどう言えば良いかが分からないのだ。
ただ----
「アイツ、どこかで見たような気が……」
いや、"アイツ"はあんなにマッチョ、マッチョって感じの印象ではなかったし、それにあんなよく分からない加護もなかったはずだ。
だからこそ、俺自身もその可能性については除外してた訳だし。
それに----そんな可能性だったら、伏線回収速すぎじゃない!
そんなのはクールじゃない!
ダンディじゃない!
ハードボイルドじゃない、だろうがっ!
「‐‐‐‐いっ、いけない。気持ちを静かに、クールにしなければな」
あまりにも激しい感情は、クールじゃない。ダンディーじゃない。ハードボイルドぉじゃない。
大丈夫だ、落ち着け。
「いくぞ、プラト。裏から奇襲をかける」
「えっと……はい! 了解しましたっ!」
今は考えるな。
そう、"行動とは、やると決めた瞬間にはもう既に始まっている"。
俺の行動は、すでに始まっているのだ。
あらゆる物を切り裂く斬撃の鼠神、ネウヒ神。
凍てつく息吹を操る吹雪の牛神、ウアトル神。
一瞬で放たれる雷撃の虎神、ラノス神。
星にて運命を変える占術の兎神、サシュミ神。
古びたモノに命を灯す龍神、リュバッシ神。
土地に恵みの雨を降らせる蛇神、ヘパーラ神。
どこにでも届く風を吹かす馬神、ウパタウパタ神。
万物の歩みを遅くしてしまう羊神、ヒチャナ神。
芽吹く植物を咲かせる猿神、ルトリー神。
侵略する炎を燃やす鳥神、リオン神。
人々を照らす日輪の犬神、ヌウェン神。
爆ぜる爆弾作りの名手たる猪神、シナムカ神。
そして、今俺が解決しようとしている依頼の相手、湖を占拠している盗賊とやらはヌウェン神、日輪の犬神の力を宿しているらしい。
「なぁ、プラト。俺はその12の神々とやらは良く知らないんだが、その神々の加護ってのは簡単に貰えるモノなのか?」
そう聞くとプラトは力強く、首が取れるかと思ってしまうほどの勢いで、俺の問いに対して否定の意思を示した。
……まぁ、そうだよな。
彼女はかなり勿体つけた言い方で、重要なことであることを強調して話していた。
それはつまり、それだけ珍しいということを意味する。
「となると、装備もそれなりのモノが必要となってくるな」
……まったく、ただの盗賊かなにかを倒す程度の依頼だったら、その方がはるかに楽だっただろうに。
湖の水をすべて無くした相手であるから、それなりの相手であることは想定したのだが。
「‐‐‐‐えっと、ご主人様? この盗賊さん、倒すのやめたりは……」
「何故、やめなければならない?」
プラトの質問に、そう返す。
今、プラトから得た情報は盗賊がどれだけ強いかということである。
‐‐‐‐だけれども、盗賊を倒せないとは言っていない。
「俺達には、2つの銃がある。プラトが持っている自動式拳銃の《ファイアーアルフレッド》、そして俺が手に入れた回転式拳銃。
……正直なところ、たった銃2丁だけというのは心許ない上に、その盗賊もやばいのだろう?」
‐‐‐‐だが、行動しなければなにも始まらない。
「"行動とは、やると決めた瞬間にはもう既に始まっている"。
俺の好きな名言の1つだ、なんかこうハードボイルドっぽくてカッコいいだろう?」
言葉の意味は単純だ。
どんな不可能に見えることだろうとも、やらない限りは終わらない。そして、やると決めた時にはもう既にその事態の対処を始めているということだ。
大抵は人々は過程などよりも、結果を重視する。
どんなに頑張ろうとも、どんなに手を尽くそうとも、どんなに準備しようとも----結果が振るわなかった場合、意味を為さない。もしくは、なにをしてたんだと憤慨される。
けれども行動を始めた時点で、それはもう既に凄い行為なのだ。
「俺は涙を拭う、盗賊を倒すという健気な女の子の依頼をやろうと決めたんだ。もう既にその時点で、俺の腹は決まっているんだ。彼女の依頼をやろうとね。
いくら相手が強かろうが、こちらに分が悪かろうが、そんなのは後の言い訳」
それはクールじゃない。
ハードボイルドじゃない。
故に、俺らしくない。
「‐‐‐‐俺はこの依頼を成し遂げるぞ、プラト。
さぁ、行こうじゃないか。盗賊が占拠しているという、アンベート湖っていう所にな」
俺は回転式拳銃を懐にしまい、そのまま立ち上がる。
‐‐‐‐ふっ、決まったぜ。カッコいい、だろう?
「えっと……ご主人様? 私達が向かうのは確か----ワンベート湖という名前、だったと思う……んですけど……」
……正直、言います。
プラトに指摘されて、かなり恥ずかしかった、です。
☆
「……いたぞ、アイツだ」
ちょっぴり失敗してしまったのだけれども、どうやら目的は達成できそうだ。
湖の村ベートシャンから、ワンベート湖へ。
森の中の木々に隠れながら、俺はワンベート湖の近くまでやって来た。
そして----見つけた。
湖のちょうど中心、そこに彼奴は居た。
「ふんっ! ふんっ! ふんっっっっっ! ……あぁん♡ 変なところに入っちゃった♡」
そこに居たのは、筋肉だった。
そして、変態だった。
変態=マッチョ、だった。
全身にハチミツのような金色のぬるっりとした液体を塗りたくり、腕と足は丸太か大木のようにものすっごい太い、そして大きい……いや、違う。忘れてくれ。
そして、ぴくぴくと動く胸元には犬を思わせるような痣があり、そして光っていた。
ぴっかぁ、ってね。
もう、っっぴっかぁぁぁぁーーーーってね。
表現が難しいかもしれないけれども、そんな風に細胞1つ1つが太陽を思わせんばかりに光っていた。熱そうだった。暑苦しそうだった。
そして太陽のように光り輝くと共に、彼の足元に少しだけ残っている湖の水が少しずつ、ほんの少しずつ消え始めていた。いや、蒸発してる、のか?
「(人々を照らす日輪の犬神、ヌウェン神……なるほど、文字通り太陽のように光り輝いてるってことか。
太陽がどれだけの温度かは分からないんだが、1000とか、1万とかでは表せないほど、太陽の温度は高いはず。あいつの足元の水が消え、蒸発しているのも見ると、それなりに温度も高いだろう)」
‐‐‐‐しっかし、なにしてるんだ? あいつ?
さっきから干上がった湖の真ん中で、拳をしっかりと握りしめてマッチョポーズ、今度は背を反らしながらマッチョポーズ。
"ボディビルダー"。
彼の姿を見て、思い浮かぶのはそういう言葉ばかり。
盗賊なんかよりも、戦士とか傭兵にしか思えないんだが。
「……しっかし、なんだな」
「どうかしましたか、ご主人様?」
俺が不安がってると、俺は「いや……」と不安がらないように答えていた。
と言うよりも、俺自身もどう言えば良いかが分からないのだ。
ただ----
「アイツ、どこかで見たような気が……」
いや、"アイツ"はあんなにマッチョ、マッチョって感じの印象ではなかったし、それにあんなよく分からない加護もなかったはずだ。
だからこそ、俺自身もその可能性については除外してた訳だし。
それに----そんな可能性だったら、伏線回収速すぎじゃない!
そんなのはクールじゃない!
ダンディじゃない!
ハードボイルドじゃない、だろうがっ!
「‐‐‐‐いっ、いけない。気持ちを静かに、クールにしなければな」
あまりにも激しい感情は、クールじゃない。ダンディーじゃない。ハードボイルドぉじゃない。
大丈夫だ、落ち着け。
「いくぞ、プラト。裏から奇襲をかける」
「えっと……はい! 了解しましたっ!」
今は考えるな。
そう、"行動とは、やると決めた瞬間にはもう既に始まっている"。
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