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盗賊よ、湖から出ていけ! 一発目で外す安定ノーコン
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「ふんっ! ふんっ、ふんふんっ!」
干上がったワンベート湖の中心にて、盗賊はファイティングポーズを取っていた。
自分の、太陽のように光り輝く身体の、自慢のボディがいつものように光り輝いているのを見て、うっとりしていた。
彼は盗賊ではあるが、盗みは出来ない。と言うか、そのようなチマチマとした作業には向いていないのだ。
盗賊と聞くと《鍵開け》や《盗み》などの、物を盗み出す技能がある者と考えるかもしれないが、それは間違いである。
"盗み"とはチームである。
相手が来ないかどうかを注視する見張り役、計画を練るリーダー役、モノを盗み出す実行役……などなど、そういった面々を集めて、人は初めて"盗み"を為すのだ。それらを為す者の総称が盗賊なのだから。
今、ワンベート湖の真ん中で自身の筋肉を見せつけるようにしている彼もまた、チマチマとした作業こそ出来ないが、《盗んだものを運び出す》という面にて盗賊行為に参加している、立派な盗賊である。
「しっかし、リーダーはおっそいなぁ。こちとら、いつでもリーダーのためになるように、日夜マッチョマッチョしてるのに」
ちなみに、"マッチョマッチョしてる"というのは彼の作った造語である。
意味は"筋肉をさらに高める"という意味なのだが、どうでも良いだろう。それだけのために湖1つを干上がらせて、彼独自のトレーニングスペースにされたのだが、そんなことのために干上がらされた湖の方は溜まったものじゃないだろう。
「‐‐‐‐よしっ! 次は背中の背筋の訓練をっ!」
そう言って、背筋を伸ばして訓練を開始しようとしたその時である。
彼の背後に銃弾が撃ち込まれていた。銃弾は彼に当たることなく、そのまま彼の近くの地面へと沈んだ。
「………むっ、なにやつ?」
銃弾を受けてるのにも関わらず、筋トレをするほど精神が図太くない盗賊の彼は、そのまま筋トレを止めて立ち上がる。
----バンッ! バンバンッ!
銃に殺気、つまりは盗賊である彼に当てようという気は感じる。しかし、弾はあらぬ方向へ、彼に当たることなく、湖の底だった湿った地面に銃弾がすべて撃ち込まれていた。
避けることなく、避ける暇さえなく、全部で10発の銃弾が撃ち込まれて----
「----ようやく、お出ましと言う奴か」
盗賊である彼の前に、2人が----自分の筋肉を見せつける相手が現れた。
☆
----全弾外れ、かよ。
その事に多少がっかりとした気持ちを持ちながら、俺はプラトと共にあの盗賊の前に立っていた。
「(やっぱり、あの盗賊……苦手意識があるな。
やはり、"アイツ"なのか?)」
"アイツ"とは、まだ俺が暗殺者として最期の事件。
超絶健康優良児にして筋肉ムッキムキな、ポチという狼獣人の盗賊。アイツを思い出すからだ。
けれども、アイツではない。"絶対に、だ"。
‐‐‐‐だから、ほんとうに誰なんだ? 双子か、それにしては似すぎだが。
あの盗賊と相手すると、なんだか……脳の奥底が呼び起こされるような気分になる。
気のせいだ、そうに違いない。そう思っているのに、どうしてもそう思えないのである。
「ご主人様? どうかされ……ましたか?」
「いや、なんでもない。それより戦いは既に始まっている、気合を入れていくぞ、プラト」
気持ちを切り替えて、俺は銃を構えていた。それと同じく、プラトもまた銃を構えていた。
それを見て、盗賊はと言うと、「銃……?」と頭を傾げていた。
「銃だけとは珍しい、ただでさえ希少な銃だけで来るだなんて珍しいものもいたものだ。
なぁ、そう思うだろう? 俺の愛する、マッチョな筋肉達よ」
ぴくぴくっ、と胸元の筋肉を動かして返事を行う盗賊野郎。
なんとも器用な動かし方である。
「俺は盗賊の【ジョン】。お前らに用はない、俺はここでリーダーの帰りを待っているだけなんだから。
そう、この自慢の筋肉に、さらに磨きをかけてなっ!」
盗賊のジョンが筋肉を強調させるポーズを見せると、それに反応するように彼の身体にある痣、ヌウェン神の痣の力によって彼の身体が太陽を思わせる輝かしい陽光が包んでいた。
「残念ながらそれを無視するは出来ない、お前がこの湖を占拠することで迷惑をかける者が大勢いるんだからな。力づくであろうとも、ここから出て行ってもらうぞ!」
俺がそう言って、手にしている回転式拳銃の回転式弾倉を勢いよく回転させる。
回転式弾倉はこうやって回転させることによって、次に撃ちたい弾を選べるのが利点だよなぁ。……まぁ、どこの回転式弾倉にどういった銃弾を入れてるとかは覚えてないので、ただ単にカッコいいからという理由で回転させているだけなんだが。
「喰らえ、激流水弾!」
俺が引き金を引くと共に、回転式拳銃から、銃の中に収まるはずのない大量の水の激流が銃から放たれる。放たれた大量の水が、ジョンに向かって放たれていた。
「この程度! ヌウェン神に加護をいただけたこのジョンにかかれば、まったくもって関係ない!」
そう言ってヌウェン神の加護の証である痣が光り輝き、彼の身体が太陽のように光り輝いていた。
そして彼の身体が光り輝くと共に、大量の熱が発生して俺が放った水が蒸発していく。
「ふんっ! この太陽のように光り輝く力の前では、お前が出した量程度ならばまったく問題ないということだっ! なにせ、俺の身体に宿る熱は、あの天に光り輝く太陽とまったく同じなのだからなっ!」
「……そうか、それならば問題ないな。
‐‐‐‐プラト! 今だっ!」
水を一気に蒸発させる、そうすると水蒸気が発生する。日本だと科学で習う、水が液体から気体になるというモノである。
色々な性質とかはあるが、今大事なのは----
「水がいきなり水蒸気になれば、そりゃあ勿論----水蒸気によって辺りが見えなくなる」
‐‐‐‐バンッ!
水蒸気によって目隠し状態と化している、ジョン。
そんなジョンの身体に、プラトの銃弾が炸裂する。
「やはり、プラトの方が銃弾の命中率が良いな。役割分担は重要だな、やはり。
‐‐‐‐なにはともあれ、プラトの《ファイアーアルフレッド》に入れておいたのは、貫通弾。筋肉程度ならこの貫通弾で一発だっ!」
「……えっと、ご主人様がさっき弾にしていたのは槍だったような」
そう、槍である。
俺は銃しか使わない派(というか、銃以外は認めない派)なので、全然問題なかったのだが。
「今のあの盗賊は、全身に一気に槍が突き刺さった状態。さらにプラトには人体で一番弱い部分、瞳の部分も一緒に狙わせておいた」
それは、まだ俺が【狂い踊る死神】という掃除屋だった時に培った知識。
生物の身体というモノは基本的には鍛えれば鍛えるだけ強くなる、しかし鍛えられない場所もある。それが瞳だ。
《もし特に弱点がない魔物などが相手になった際、瞳を狙えば良い》。それはやはり、そこくらいしか弱点が見当たらないという意味なのだが。
「さぁ、これで勝ちはいただきだ! 後は縄で縛りあげて、この湖から一刻も早く排除すれば----」
「なんだ。この程度で勝ちとは、随分と早合点してるじゃないか」
けれども、煙が晴れて現れたのは、銃弾全て受けて無事な様子のジョンの姿であった。
しかもプラトが放っていた銃弾は相手の瞳に完全にぶつかっていて、その弾丸は彼のまぶたによって防がれていた。
「まばたきで……銃弾を……防いだ?」
ありえない。常軌を逸している。
どれだけ鍛え上げてるんだよ、あいつは。
「俺の自慢の筋肉が、こーんな小さな鉛のおもちゃ程度で防がれるわけがないだろう?
さて、お前の作戦とやらはこれで終わり、なのか?」
銃弾が効かない?
俺の一番の取り柄が効かないだなんて……そんなこと、あるはずがないっ!
干上がったワンベート湖の中心にて、盗賊はファイティングポーズを取っていた。
自分の、太陽のように光り輝く身体の、自慢のボディがいつものように光り輝いているのを見て、うっとりしていた。
彼は盗賊ではあるが、盗みは出来ない。と言うか、そのようなチマチマとした作業には向いていないのだ。
盗賊と聞くと《鍵開け》や《盗み》などの、物を盗み出す技能がある者と考えるかもしれないが、それは間違いである。
"盗み"とはチームである。
相手が来ないかどうかを注視する見張り役、計画を練るリーダー役、モノを盗み出す実行役……などなど、そういった面々を集めて、人は初めて"盗み"を為すのだ。それらを為す者の総称が盗賊なのだから。
今、ワンベート湖の真ん中で自身の筋肉を見せつけるようにしている彼もまた、チマチマとした作業こそ出来ないが、《盗んだものを運び出す》という面にて盗賊行為に参加している、立派な盗賊である。
「しっかし、リーダーはおっそいなぁ。こちとら、いつでもリーダーのためになるように、日夜マッチョマッチョしてるのに」
ちなみに、"マッチョマッチョしてる"というのは彼の作った造語である。
意味は"筋肉をさらに高める"という意味なのだが、どうでも良いだろう。それだけのために湖1つを干上がらせて、彼独自のトレーニングスペースにされたのだが、そんなことのために干上がらされた湖の方は溜まったものじゃないだろう。
「‐‐‐‐よしっ! 次は背中の背筋の訓練をっ!」
そう言って、背筋を伸ばして訓練を開始しようとしたその時である。
彼の背後に銃弾が撃ち込まれていた。銃弾は彼に当たることなく、そのまま彼の近くの地面へと沈んだ。
「………むっ、なにやつ?」
銃弾を受けてるのにも関わらず、筋トレをするほど精神が図太くない盗賊の彼は、そのまま筋トレを止めて立ち上がる。
----バンッ! バンバンッ!
銃に殺気、つまりは盗賊である彼に当てようという気は感じる。しかし、弾はあらぬ方向へ、彼に当たることなく、湖の底だった湿った地面に銃弾がすべて撃ち込まれていた。
避けることなく、避ける暇さえなく、全部で10発の銃弾が撃ち込まれて----
「----ようやく、お出ましと言う奴か」
盗賊である彼の前に、2人が----自分の筋肉を見せつける相手が現れた。
☆
----全弾外れ、かよ。
その事に多少がっかりとした気持ちを持ちながら、俺はプラトと共にあの盗賊の前に立っていた。
「(やっぱり、あの盗賊……苦手意識があるな。
やはり、"アイツ"なのか?)」
"アイツ"とは、まだ俺が暗殺者として最期の事件。
超絶健康優良児にして筋肉ムッキムキな、ポチという狼獣人の盗賊。アイツを思い出すからだ。
けれども、アイツではない。"絶対に、だ"。
‐‐‐‐だから、ほんとうに誰なんだ? 双子か、それにしては似すぎだが。
あの盗賊と相手すると、なんだか……脳の奥底が呼び起こされるような気分になる。
気のせいだ、そうに違いない。そう思っているのに、どうしてもそう思えないのである。
「ご主人様? どうかされ……ましたか?」
「いや、なんでもない。それより戦いは既に始まっている、気合を入れていくぞ、プラト」
気持ちを切り替えて、俺は銃を構えていた。それと同じく、プラトもまた銃を構えていた。
それを見て、盗賊はと言うと、「銃……?」と頭を傾げていた。
「銃だけとは珍しい、ただでさえ希少な銃だけで来るだなんて珍しいものもいたものだ。
なぁ、そう思うだろう? 俺の愛する、マッチョな筋肉達よ」
ぴくぴくっ、と胸元の筋肉を動かして返事を行う盗賊野郎。
なんとも器用な動かし方である。
「俺は盗賊の【ジョン】。お前らに用はない、俺はここでリーダーの帰りを待っているだけなんだから。
そう、この自慢の筋肉に、さらに磨きをかけてなっ!」
盗賊のジョンが筋肉を強調させるポーズを見せると、それに反応するように彼の身体にある痣、ヌウェン神の痣の力によって彼の身体が太陽を思わせる輝かしい陽光が包んでいた。
「残念ながらそれを無視するは出来ない、お前がこの湖を占拠することで迷惑をかける者が大勢いるんだからな。力づくであろうとも、ここから出て行ってもらうぞ!」
俺がそう言って、手にしている回転式拳銃の回転式弾倉を勢いよく回転させる。
回転式弾倉はこうやって回転させることによって、次に撃ちたい弾を選べるのが利点だよなぁ。……まぁ、どこの回転式弾倉にどういった銃弾を入れてるとかは覚えてないので、ただ単にカッコいいからという理由で回転させているだけなんだが。
「喰らえ、激流水弾!」
俺が引き金を引くと共に、回転式拳銃から、銃の中に収まるはずのない大量の水の激流が銃から放たれる。放たれた大量の水が、ジョンに向かって放たれていた。
「この程度! ヌウェン神に加護をいただけたこのジョンにかかれば、まったくもって関係ない!」
そう言ってヌウェン神の加護の証である痣が光り輝き、彼の身体が太陽のように光り輝いていた。
そして彼の身体が光り輝くと共に、大量の熱が発生して俺が放った水が蒸発していく。
「ふんっ! この太陽のように光り輝く力の前では、お前が出した量程度ならばまったく問題ないということだっ! なにせ、俺の身体に宿る熱は、あの天に光り輝く太陽とまったく同じなのだからなっ!」
「……そうか、それならば問題ないな。
‐‐‐‐プラト! 今だっ!」
水を一気に蒸発させる、そうすると水蒸気が発生する。日本だと科学で習う、水が液体から気体になるというモノである。
色々な性質とかはあるが、今大事なのは----
「水がいきなり水蒸気になれば、そりゃあ勿論----水蒸気によって辺りが見えなくなる」
‐‐‐‐バンッ!
水蒸気によって目隠し状態と化している、ジョン。
そんなジョンの身体に、プラトの銃弾が炸裂する。
「やはり、プラトの方が銃弾の命中率が良いな。役割分担は重要だな、やはり。
‐‐‐‐なにはともあれ、プラトの《ファイアーアルフレッド》に入れておいたのは、貫通弾。筋肉程度ならこの貫通弾で一発だっ!」
「……えっと、ご主人様がさっき弾にしていたのは槍だったような」
そう、槍である。
俺は銃しか使わない派(というか、銃以外は認めない派)なので、全然問題なかったのだが。
「今のあの盗賊は、全身に一気に槍が突き刺さった状態。さらにプラトには人体で一番弱い部分、瞳の部分も一緒に狙わせておいた」
それは、まだ俺が【狂い踊る死神】という掃除屋だった時に培った知識。
生物の身体というモノは基本的には鍛えれば鍛えるだけ強くなる、しかし鍛えられない場所もある。それが瞳だ。
《もし特に弱点がない魔物などが相手になった際、瞳を狙えば良い》。それはやはり、そこくらいしか弱点が見当たらないという意味なのだが。
「さぁ、これで勝ちはいただきだ! 後は縄で縛りあげて、この湖から一刻も早く排除すれば----」
「なんだ。この程度で勝ちとは、随分と早合点してるじゃないか」
けれども、煙が晴れて現れたのは、銃弾全て受けて無事な様子のジョンの姿であった。
しかもプラトが放っていた銃弾は相手の瞳に完全にぶつかっていて、その弾丸は彼のまぶたによって防がれていた。
「まばたきで……銃弾を……防いだ?」
ありえない。常軌を逸している。
どれだけ鍛え上げてるんだよ、あいつは。
「俺の自慢の筋肉が、こーんな小さな鉛のおもちゃ程度で防がれるわけがないだろう?
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