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グレネードを任命! 撃つべし、撃つべし、撃つべぇし!
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「す、すいません。倒れてしまって……」
ぺこり、と申し訳なさそうに頭を下げるテイカ。
グレネードを乱発して魔力を消費つくしてしまった彼女は、そのまま倒れてしまう。これはあれだ、電力を使いすぎたために電池切れとなって動かなくなってしまったスマホのようだ。
スマホと違うのは、電気がを充電しなくても時間と共に回復してくれているという所だろうか。
「魔力で作り出せたグレネードは全部で26発、って所か」
20発という過剰な爆発騒ぎを起こしたテイカは、その後こちらが止める間もなくさらに6発のグレネードを作り出して、そして倒れた。
彼女の魔力ではこのくらいの数が限度、って所なのだろうか?
「え、えっと、これで主様の助けにはなれ、ましたでしょうか?」
「十分だ、直すべき欠点があるとすれば少々、いやかなり爆弾を使いすぎたという所くらいか。その辺は今後、使えるのを控えていけば良いだけの話だ。
----だから概ね成功。そういう事だ」
そう聞くと良かったぁ、と嬉しそうに頬を緩ませるテイカ。プラトもまた、テイカの隣で彼女を支えるように膝立ちをして彼女の肩をぽんぽんと叩きながら慰めていた。
(ふむ、爆弾を投げるという行為は、武器を扱うには入らないのか。あるいは投てきの才能があったのか、具体的には分からないがこれで戦えるな)
俺がかく乱し、プラトは的確に相手を狙い撃つ。それにテイカが巨大な爆弾の爆破攻撃をする、このパーティーの役割分担はしっかりしている。
まぁ、色々と突き詰めないとならないのは色々あるのだが。
「テイカ、お前はもう少し休んだら再びグレネードの投てきを訓練するぞ。威力の方は分かったから、次から近くで爆発するという気はないだろう」
「は、はいっ!」
初めから爆弾を雑にするつもりはテイカにはなかっただろうが、爆弾の威力を"知っている"状態で扱う場合と、"知らない"状態で扱うのはやはり違うからな。
「プラト、お前は銃弾の命中度をさらに上げる事に専念だ。具体的にはテイカと共に訓練だ」
「はっ、はいっ! ぐ、具体的にはどう訓練を……」
そうだなぁ……どういう訓練にするべきだろうか。
実を言うと、"共に訓練だ!"という言葉を言いたかっただけなので、具体的な訓練の方法を考えていなかった。いやぁ、本当にどうするべきだろう。
(……うーん? どうするべき、だろう?)
ただ、考えてなかっただけなのだが‐‐‐‐そうだな。
ちょっとばかり考えて……思いついたのは。
「グレネードを撃つという訓練はどうだろう?」
☆
俺が考えた訓練、それは飛ばしたグレネードを撃つ訓練だった。
テイカが遠くに飛ばしたグレネードを、地面につくギリギリのところでプラトが狙撃する。
テイカは出来るだけ遠くに飛ばす訓練を、そしてプラトは正確に狙う訓練。
その2つを両立できる、我ながら素晴らしい訓練だと思う。
うん、本当に。けっこう、割とマジで。
(いやぁー、これは良い感じだな。
これが上手くいけば、グレネードを使っての遠距離確定攻撃も可能だな)
グレネードの弱点は爆発する際に地面にぶつける必要が、衝撃を与える必要がある事。後ろに一歩引けば、すぐさま避けれるだろう。
しかし、このグレネード遠距離スナイプ訓練が上手くいけば、そうやって逃げても的確に相手を狙って攻撃できる。
うん、良い事だ!
俺の出番がさらになくなること、以外は!
……くそぅ、本気で自分の役割を考えるべきが来たな。
「ちょっと、森の奥に行ってくる。2人はそのまま訓練を続けるように」
「「は、はいっ!」」
……本気で、考えないとな。
ぺこり、と申し訳なさそうに頭を下げるテイカ。
グレネードを乱発して魔力を消費つくしてしまった彼女は、そのまま倒れてしまう。これはあれだ、電力を使いすぎたために電池切れとなって動かなくなってしまったスマホのようだ。
スマホと違うのは、電気がを充電しなくても時間と共に回復してくれているという所だろうか。
「魔力で作り出せたグレネードは全部で26発、って所か」
20発という過剰な爆発騒ぎを起こしたテイカは、その後こちらが止める間もなくさらに6発のグレネードを作り出して、そして倒れた。
彼女の魔力ではこのくらいの数が限度、って所なのだろうか?
「え、えっと、これで主様の助けにはなれ、ましたでしょうか?」
「十分だ、直すべき欠点があるとすれば少々、いやかなり爆弾を使いすぎたという所くらいか。その辺は今後、使えるのを控えていけば良いだけの話だ。
----だから概ね成功。そういう事だ」
そう聞くと良かったぁ、と嬉しそうに頬を緩ませるテイカ。プラトもまた、テイカの隣で彼女を支えるように膝立ちをして彼女の肩をぽんぽんと叩きながら慰めていた。
(ふむ、爆弾を投げるという行為は、武器を扱うには入らないのか。あるいは投てきの才能があったのか、具体的には分からないがこれで戦えるな)
俺がかく乱し、プラトは的確に相手を狙い撃つ。それにテイカが巨大な爆弾の爆破攻撃をする、このパーティーの役割分担はしっかりしている。
まぁ、色々と突き詰めないとならないのは色々あるのだが。
「テイカ、お前はもう少し休んだら再びグレネードの投てきを訓練するぞ。威力の方は分かったから、次から近くで爆発するという気はないだろう」
「は、はいっ!」
初めから爆弾を雑にするつもりはテイカにはなかっただろうが、爆弾の威力を"知っている"状態で扱う場合と、"知らない"状態で扱うのはやはり違うからな。
「プラト、お前は銃弾の命中度をさらに上げる事に専念だ。具体的にはテイカと共に訓練だ」
「はっ、はいっ! ぐ、具体的にはどう訓練を……」
そうだなぁ……どういう訓練にするべきだろうか。
実を言うと、"共に訓練だ!"という言葉を言いたかっただけなので、具体的な訓練の方法を考えていなかった。いやぁ、本当にどうするべきだろう。
(……うーん? どうするべき、だろう?)
ただ、考えてなかっただけなのだが‐‐‐‐そうだな。
ちょっとばかり考えて……思いついたのは。
「グレネードを撃つという訓練はどうだろう?」
☆
俺が考えた訓練、それは飛ばしたグレネードを撃つ訓練だった。
テイカが遠くに飛ばしたグレネードを、地面につくギリギリのところでプラトが狙撃する。
テイカは出来るだけ遠くに飛ばす訓練を、そしてプラトは正確に狙う訓練。
その2つを両立できる、我ながら素晴らしい訓練だと思う。
うん、本当に。けっこう、割とマジで。
(いやぁー、これは良い感じだな。
これが上手くいけば、グレネードを使っての遠距離確定攻撃も可能だな)
グレネードの弱点は爆発する際に地面にぶつける必要が、衝撃を与える必要がある事。後ろに一歩引けば、すぐさま避けれるだろう。
しかし、このグレネード遠距離スナイプ訓練が上手くいけば、そうやって逃げても的確に相手を狙って攻撃できる。
うん、良い事だ!
俺の出番がさらになくなること、以外は!
……くそぅ、本気で自分の役割を考えるべきが来たな。
「ちょっと、森の奥に行ってくる。2人はそのまま訓練を続けるように」
「「は、はいっ!」」
……本気で、考えないとな。
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