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銃使いは語り合う、【星】の十二神が語る創世神話
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プラトとテイカの2人に武器の訓練を任せて、俺は森の奥で1人これからの事について考えていた。
「これからどうすれば良い……?」
俺には養わなければならない者が2人いる。プラト、そしてテイカだ。
【男は外で、女は家で仕事をする】などという凝り固まった、女性蔑視な考えはハードボイルドな俺は持っていないが、それでも出来るならばケガをしないで欲しいと願うのは間違ってないだろう。
そして多くの人が暮らす場合、そこにはやはりお金がかかる。
亜人とは言え、人は人。
一緒にパーティーとして暮らす以上は、俺がなんとかするべきだろう。
しかし、それにはお金が必要となってくる。3人で暮らすだけの大量のお金を手に入れようと思えば、それだけ危険な冒険もしなければならないだろう。
「しかし、どうすれば良い? パーティーとしてバランスが良いのは確かだが」
遠距離スナイパーとして確かな地位を与えたコウモリ獣人のプラト、爆発物の遠距離投弾を武器として身に着けつつあるモグラ獣人のテイカ、そして司令官にして【はぁどぉ・ぼいるぅどぉ】なこの俺、伊坂ダン。
回復を得意とする者が居ないなどの意見を突っ込まれると厳しいが、それでも俺達のパーティーはかなりいい感じに纏まってきている。
これならばこの先にあるとされる、荒海街ヨーハンナでも戦えることだろう。
だがしかし、それからどうする? 危険な場所まで行って、そこでもダメだったらまた強い街へ……そんな行き当たりばったりな生活は、どう考えてもハードボイルドな生活とは言えない。
やはり、ハードボイルドたる者、きちんとした人生設計‐‐‐‐旅の目的がないといけないだろう。
「以前までは俺が気に入るアーティファクト、銃を集めながらハードボイルドな生活を送るというのが夢だったのだが、どうやらそう言っていられる状況になってないらしい」
早い事、方針を決めなければ……。
何が良い?
何だったらカッコいい?
何だったらハードボイルドらしい?
「あぁっ! くそっ、どうすれば?!」
そんな時だった。
ずぉんっ、という奇妙な音と共に周囲の空間から、"音が消えた"。
鳥の羽ばたきも、魔物の寝息も、此処までよく響いていたグレネードの爆破音も、その全てが一瞬にして消えた。
おかしいのは音だけではなかった。目の前で落ちているは葉っぱ、それが空中で止まっている。
‐‐‐‐明らかに異様である。
まるで自分以外、世界中の全てが停止してしまったような気になってしまう。
【‐‐‐‐そんなに悩むのならば、ケタガキ十二神の使徒を倒していけばいかがだぴょん?】
そんな異常事態の中、俺の目の前に現れたのは、1匹の白い狼である。
一瞬魔物かと思いきや、そうではないとはっきりと分かった。何故ならばこの白い兎には無駄に大きく伸びた角も、空を駆け回るのにも必要な翼も、鋭く鋭利に研がれた爪もない。ごく普通の、この命が簡単に奪われる世界においてはあまりにも貧弱なる存在。
けれども、神聖なる神が纏うかと思うしかない聖なる気を身に纏っていた。
「(‐‐‐‐なんだ、この狼は。纏う気が普通とは思えない)」
【そんなに警戒しなくても大丈夫だぴょん。もっとも、そなたの銃が我に当たるかどうかは別だぴょん】
白く真っ白な狼、そして纏う神聖なる気‐‐‐‐これはもしや、神。あるいはその剣族に違いあるまい。
「神、もしくはそれに準ずる者とお見受けする。我が名は伊坂ダン。
今は冒険者として‐‐‐‐」
【知ってるぴょんよ、なにせ我は神だぴょん。世界の行く末を見るのに比べたら、1人の人間がどう活躍したのかを見るくらい、お茶の子さいさいだよんっ!】
改めまして自己紹介を、と言わんばかりに、その白い狼は俺の前でちょこんっとおすわりをする。
【我はケタガキ十二神が一柱、【星】を操る兎神サシュミ。
どうか、このか弱き我の話を聞いて欲しいんだぴょん】
☆
‐‐‐‐この世界は箱庭である。
ケタガキ十二神の一柱、サシュミはそういう前置きで話を始めた。
この世界には最初はなにもなかった、だがケタガキ十二神とは別の神がこの世界に生命を生み出した。それが人や魔物と言った生物達。
初めの頃はそれでなにも問題はなかったらしいのだが、いつしか問題が起きだした。
魔物が強すぎたのである。
裏を返せば、人が弱すぎた。
魔物の一振りで人間の群れは滅び、逆に人の集団で一斉に攻撃しようとも傷一つ付けられない。
このままではこの箱庭は魔物によって支配されてしまう、それを恐れたことによって人間に与えられたのが文明、そして魔法である。
しかしそれでも人間は敗北を続ける。ダンジョンなどで銃などのアーティファクトが見つかるのは、その時の名残だという。勿論、別世界からの漂流物である事もあるので、一概に全てがそうだとは言えないらしいのだが。
そうやって、魔物と人間とのアンバランスな力関係を解消する存在。
----それこそがケタガキ十二神である。
ケタガキ十二神は箱庭には直接干渉できない。
今のように狼など他の生物に宿って語り掛けたり、あるいはポチのように刻印を通して力を分け与える。これくらいしか出来ないらしい。
ケタガキ十二神の登場、そして魔法技術などのスキル技術が文明として進化していった結果‐‐‐‐今のような丁度いい関係性が生まれた。
しかし、どんな者でも長く使い続けると不具合が起きるものだ。それは神だって例外ではない。
ケタガキ十二神の中に【人間に力を与え、世界の均衡を保つ】という役割を越え、【人間を通してこの世を支配しよう】と考える馬鹿者が現れたのである。しかも複数も。
その一柱がこの間倒したポチ、そのポチに力を与えたヌウェン神である。
ポチを倒した事により、ヌウェン神にもその影響が現れた。簡単に言うと、正気に戻ったのである。
ポチを倒した俺に、グレネードのスキルを与えたのもその一環だという。
これを見た神々は、こう思った。
‐‐‐‐間違った道に進んだケタガキ十二神の仲間も、その力を得た使徒を倒せば正気に戻るのではないか、と。
☆
【という訳で、ダン・イサカ。
あなたには神々の目を覚まさせて欲しいんだぴょん! このままでは、この世界は大変な事になってしまうんだぴょんっ!】
兎神サシュミの話を聞いて、俺は‐‐‐‐やる気がむんむん湧き出ていた。
(なんだよ、世界を救う大冒険、だと!?
そんなのテンションが上がるに決まってるじゃないかよ! ハードボイルド的にも問題ないし、これは受けるしかないだろう!)
【どうぴょん、受けてもらえないかぴょん?】
「ぜひ、やらせてもらおう」
キリッと、そのようなカッコいい擬音が聞こえそうな事をしながら、俺はしっかりと言い切っていた。
その言葉を聞いて、サシュミは嬉しそうな顔を浮かべる。
【ありがたいぴょんっ! ならばせめて、この我から神のご加護を与えさせて欲しいんだぴょん!
えいっ、ぴょぴょんがぴょんだら、ぴょぴょんがぴょん!】
謎の呪文と共に、俺の身体を真っ白な神々しい光が包み込む。
《兎神サシュミからの祝福を受けました》
《スキル【召喚弾】を手に入れました》
《《【召喚弾】の入手により、新型拳銃【生命銃】を獲得しました》
「生命銃……? なんだ、これは?」
【使ってみると良いんだぴょん】
言われるがまま、新型拳銃である生命銃を発動すると、俺の手に変な拳銃が現れる。
銃口が異様に小さく、その代わりに銃弾を入れるシリンダーに二つ、弾を入れられる穴が存在している。大きさ、形、重さなどどれをとっても俺の知る銃に似ても似つかない銃である。
【この銃は、この世界にしか存在しない生物を撃ち出す特殊銃だぴょん。
この銃には生物を弾丸として撃ち出す力があるんだぴょん。つまり、この銃は相手を倒す弾丸を撃ち出す銃であると同時に、別の場所から生命体を呼び出す召喚機でもあるんだぴょん】
「それは……また、攻撃の幅が広がる武器だな」
生命体を銃弾として【保管】出来るという事は、場所を取ることもない。さらには相手の目の前で銃弾を発射して生命体を発射することにより、いきなり生物を出しての奇襲も可能となったという事である。
【けれども、色々と制約があるぴょん。全ての生命体を銃弾として撃ち出すことが出来る訳ではないぴょん】
話を聞くと、召喚弾として召喚できる生物、つまり銃弾に出来る物には限りがあるとのことである。
【・死体を入れることは出来ない
・入れることが出来るのは魔力のみである
・人間を入れることは出来ない
・自分に服従していない者を入れることは出来ない
・神の力を受けた者を銃弾にすることは出来ない
・弾丸1発につき、入れられるのは1体のみ】
「なるほど……意外と多いな」
まぁ、この辺は想定内である。
人間を入れることが出来ないのは、これがサシュミ……いや、ケタガキ十二神兎神の加護から生まれたからだろう。人間に味方をして魔物との力関係を守っているケタガキ十二神なのに、人間を入れることが出来ないのは当然だろう。神の力を受けている者も、なにか力が阻害されるからとかだろう。
死体なんかを入れる気はないので、この辺はスルーしておこう。
自分に服従していないのは入れられないのも、そうだろう。このような小さな弾丸にムリヤリ入れられるのだ、服従してないと入れられたくもないだろう。
「(けれども、これは使いこなせばあるいは‐‐‐‐)」
とにかく、良いスキルなのは間違いない。
「ありがとう、兎神サシュミ様。
俺はあなたのいう通り、他の神々の眼を覚まさせるよ。それで、とりあえず何処に向かえばいい?」
【了承いただき感謝いたすんだぴょん、ダン・イサカ。
次なる行き先は、今まさにそなたが向かおうと考えていた荒海街ヨーハンナ。そこに2人の神の力を手に入れた者が居るらしいんだぴょん。
‐‐‐‐では、ダン・イサカよ。頼んだぴょんっ!】
すぅー、っとその白い狼は消えていく。
後に残されたのは、この新しいスキルと、新しい銃。
そして‐‐‐‐ハードボイルドらしい、使命。
「楽しくなってきたぜっ、まったくよぅ!」
「これからどうすれば良い……?」
俺には養わなければならない者が2人いる。プラト、そしてテイカだ。
【男は外で、女は家で仕事をする】などという凝り固まった、女性蔑視な考えはハードボイルドな俺は持っていないが、それでも出来るならばケガをしないで欲しいと願うのは間違ってないだろう。
そして多くの人が暮らす場合、そこにはやはりお金がかかる。
亜人とは言え、人は人。
一緒にパーティーとして暮らす以上は、俺がなんとかするべきだろう。
しかし、それにはお金が必要となってくる。3人で暮らすだけの大量のお金を手に入れようと思えば、それだけ危険な冒険もしなければならないだろう。
「しかし、どうすれば良い? パーティーとしてバランスが良いのは確かだが」
遠距離スナイパーとして確かな地位を与えたコウモリ獣人のプラト、爆発物の遠距離投弾を武器として身に着けつつあるモグラ獣人のテイカ、そして司令官にして【はぁどぉ・ぼいるぅどぉ】なこの俺、伊坂ダン。
回復を得意とする者が居ないなどの意見を突っ込まれると厳しいが、それでも俺達のパーティーはかなりいい感じに纏まってきている。
これならばこの先にあるとされる、荒海街ヨーハンナでも戦えることだろう。
だがしかし、それからどうする? 危険な場所まで行って、そこでもダメだったらまた強い街へ……そんな行き当たりばったりな生活は、どう考えてもハードボイルドな生活とは言えない。
やはり、ハードボイルドたる者、きちんとした人生設計‐‐‐‐旅の目的がないといけないだろう。
「以前までは俺が気に入るアーティファクト、銃を集めながらハードボイルドな生活を送るというのが夢だったのだが、どうやらそう言っていられる状況になってないらしい」
早い事、方針を決めなければ……。
何が良い?
何だったらカッコいい?
何だったらハードボイルドらしい?
「あぁっ! くそっ、どうすれば?!」
そんな時だった。
ずぉんっ、という奇妙な音と共に周囲の空間から、"音が消えた"。
鳥の羽ばたきも、魔物の寝息も、此処までよく響いていたグレネードの爆破音も、その全てが一瞬にして消えた。
おかしいのは音だけではなかった。目の前で落ちているは葉っぱ、それが空中で止まっている。
‐‐‐‐明らかに異様である。
まるで自分以外、世界中の全てが停止してしまったような気になってしまう。
【‐‐‐‐そんなに悩むのならば、ケタガキ十二神の使徒を倒していけばいかがだぴょん?】
そんな異常事態の中、俺の目の前に現れたのは、1匹の白い狼である。
一瞬魔物かと思いきや、そうではないとはっきりと分かった。何故ならばこの白い兎には無駄に大きく伸びた角も、空を駆け回るのにも必要な翼も、鋭く鋭利に研がれた爪もない。ごく普通の、この命が簡単に奪われる世界においてはあまりにも貧弱なる存在。
けれども、神聖なる神が纏うかと思うしかない聖なる気を身に纏っていた。
「(‐‐‐‐なんだ、この狼は。纏う気が普通とは思えない)」
【そんなに警戒しなくても大丈夫だぴょん。もっとも、そなたの銃が我に当たるかどうかは別だぴょん】
白く真っ白な狼、そして纏う神聖なる気‐‐‐‐これはもしや、神。あるいはその剣族に違いあるまい。
「神、もしくはそれに準ずる者とお見受けする。我が名は伊坂ダン。
今は冒険者として‐‐‐‐」
【知ってるぴょんよ、なにせ我は神だぴょん。世界の行く末を見るのに比べたら、1人の人間がどう活躍したのかを見るくらい、お茶の子さいさいだよんっ!】
改めまして自己紹介を、と言わんばかりに、その白い狼は俺の前でちょこんっとおすわりをする。
【我はケタガキ十二神が一柱、【星】を操る兎神サシュミ。
どうか、このか弱き我の話を聞いて欲しいんだぴょん】
☆
‐‐‐‐この世界は箱庭である。
ケタガキ十二神の一柱、サシュミはそういう前置きで話を始めた。
この世界には最初はなにもなかった、だがケタガキ十二神とは別の神がこの世界に生命を生み出した。それが人や魔物と言った生物達。
初めの頃はそれでなにも問題はなかったらしいのだが、いつしか問題が起きだした。
魔物が強すぎたのである。
裏を返せば、人が弱すぎた。
魔物の一振りで人間の群れは滅び、逆に人の集団で一斉に攻撃しようとも傷一つ付けられない。
このままではこの箱庭は魔物によって支配されてしまう、それを恐れたことによって人間に与えられたのが文明、そして魔法である。
しかしそれでも人間は敗北を続ける。ダンジョンなどで銃などのアーティファクトが見つかるのは、その時の名残だという。勿論、別世界からの漂流物である事もあるので、一概に全てがそうだとは言えないらしいのだが。
そうやって、魔物と人間とのアンバランスな力関係を解消する存在。
----それこそがケタガキ十二神である。
ケタガキ十二神は箱庭には直接干渉できない。
今のように狼など他の生物に宿って語り掛けたり、あるいはポチのように刻印を通して力を分け与える。これくらいしか出来ないらしい。
ケタガキ十二神の登場、そして魔法技術などのスキル技術が文明として進化していった結果‐‐‐‐今のような丁度いい関係性が生まれた。
しかし、どんな者でも長く使い続けると不具合が起きるものだ。それは神だって例外ではない。
ケタガキ十二神の中に【人間に力を与え、世界の均衡を保つ】という役割を越え、【人間を通してこの世を支配しよう】と考える馬鹿者が現れたのである。しかも複数も。
その一柱がこの間倒したポチ、そのポチに力を与えたヌウェン神である。
ポチを倒した事により、ヌウェン神にもその影響が現れた。簡単に言うと、正気に戻ったのである。
ポチを倒した俺に、グレネードのスキルを与えたのもその一環だという。
これを見た神々は、こう思った。
‐‐‐‐間違った道に進んだケタガキ十二神の仲間も、その力を得た使徒を倒せば正気に戻るのではないか、と。
☆
【という訳で、ダン・イサカ。
あなたには神々の目を覚まさせて欲しいんだぴょん! このままでは、この世界は大変な事になってしまうんだぴょんっ!】
兎神サシュミの話を聞いて、俺は‐‐‐‐やる気がむんむん湧き出ていた。
(なんだよ、世界を救う大冒険、だと!?
そんなのテンションが上がるに決まってるじゃないかよ! ハードボイルド的にも問題ないし、これは受けるしかないだろう!)
【どうぴょん、受けてもらえないかぴょん?】
「ぜひ、やらせてもらおう」
キリッと、そのようなカッコいい擬音が聞こえそうな事をしながら、俺はしっかりと言い切っていた。
その言葉を聞いて、サシュミは嬉しそうな顔を浮かべる。
【ありがたいぴょんっ! ならばせめて、この我から神のご加護を与えさせて欲しいんだぴょん!
えいっ、ぴょぴょんがぴょんだら、ぴょぴょんがぴょん!】
謎の呪文と共に、俺の身体を真っ白な神々しい光が包み込む。
《兎神サシュミからの祝福を受けました》
《スキル【召喚弾】を手に入れました》
《《【召喚弾】の入手により、新型拳銃【生命銃】を獲得しました》
「生命銃……? なんだ、これは?」
【使ってみると良いんだぴょん】
言われるがまま、新型拳銃である生命銃を発動すると、俺の手に変な拳銃が現れる。
銃口が異様に小さく、その代わりに銃弾を入れるシリンダーに二つ、弾を入れられる穴が存在している。大きさ、形、重さなどどれをとっても俺の知る銃に似ても似つかない銃である。
【この銃は、この世界にしか存在しない生物を撃ち出す特殊銃だぴょん。
この銃には生物を弾丸として撃ち出す力があるんだぴょん。つまり、この銃は相手を倒す弾丸を撃ち出す銃であると同時に、別の場所から生命体を呼び出す召喚機でもあるんだぴょん】
「それは……また、攻撃の幅が広がる武器だな」
生命体を銃弾として【保管】出来るという事は、場所を取ることもない。さらには相手の目の前で銃弾を発射して生命体を発射することにより、いきなり生物を出しての奇襲も可能となったという事である。
【けれども、色々と制約があるぴょん。全ての生命体を銃弾として撃ち出すことが出来る訳ではないぴょん】
話を聞くと、召喚弾として召喚できる生物、つまり銃弾に出来る物には限りがあるとのことである。
【・死体を入れることは出来ない
・入れることが出来るのは魔力のみである
・人間を入れることは出来ない
・自分に服従していない者を入れることは出来ない
・神の力を受けた者を銃弾にすることは出来ない
・弾丸1発につき、入れられるのは1体のみ】
「なるほど……意外と多いな」
まぁ、この辺は想定内である。
人間を入れることが出来ないのは、これがサシュミ……いや、ケタガキ十二神兎神の加護から生まれたからだろう。人間に味方をして魔物との力関係を守っているケタガキ十二神なのに、人間を入れることが出来ないのは当然だろう。神の力を受けている者も、なにか力が阻害されるからとかだろう。
死体なんかを入れる気はないので、この辺はスルーしておこう。
自分に服従していないのは入れられないのも、そうだろう。このような小さな弾丸にムリヤリ入れられるのだ、服従してないと入れられたくもないだろう。
「(けれども、これは使いこなせばあるいは‐‐‐‐)」
とにかく、良いスキルなのは間違いない。
「ありがとう、兎神サシュミ様。
俺はあなたのいう通り、他の神々の眼を覚まさせるよ。それで、とりあえず何処に向かえばいい?」
【了承いただき感謝いたすんだぴょん、ダン・イサカ。
次なる行き先は、今まさにそなたが向かおうと考えていた荒海街ヨーハンナ。そこに2人の神の力を手に入れた者が居るらしいんだぴょん。
‐‐‐‐では、ダン・イサカよ。頼んだぴょんっ!】
すぅー、っとその白い狼は消えていく。
後に残されたのは、この新しいスキルと、新しい銃。
そして‐‐‐‐ハードボイルドらしい、使命。
「楽しくなってきたぜっ、まったくよぅ!」
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