拳銃スキルで異世界探訪~銃スキルは優秀、ただし使用者も優秀とは限らない~

摂政

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荒海街ヨーハンナ! ハードボイルドな依頼分配!

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 プラトとテイカの2人の修行を終えて、俺達は荒海街ヨーハンナに辿り着いた。荒海街ヨーハンナにはケタガキ十二神が一柱、兎神サシュミのお告げによると、ケタガキ十二神の加護を受けた者が2人いるみたいである。
 とは言っても、その人物達が男なのか、女のか。そしてどういう特徴があるのか‐‐‐‐なにも分かっていないため、相手の出方待ちという所だろうか。

 
「では、2人にはこの依頼クエストをしてもらおうか」

 ギルドにて俺は3つの依頼を取ってきて、うち2つをそれぞれプラトとテイカの2人に割り当てた。
 亜人という事であまりいい顔をされてはいないが、クエストをしても文句を言われないのは大きい。街によっては完全に締め出されるところもあるからな、この世界は。
 それと比べるとするならば、まだこの街はまともな所である。

「プラト、お前に渡した依頼は臆病な兎の魔物を討伐しといてくれ」

 このヨーハンナの近くには、ビッグイヤーロビットなる兎の魔物が居るらしい。この兎の魔物の心臓は非常に強い特効薬になっているらしいのだが、非常に臆病な性格をしているらしい。5km先の足音であろうと聞き分けるほどの凄さを持っているらしいのだが、その能力を戦いにではなく、逃走に用いているらしい。
 普通の冒険者ならば倒すのは困難かもしれないが、プラトの遠距離銃戦法ならば相手にならないだろう。

「はっ、はいっ! 分かりました」

 プラトはそう言って、銃を持ってさっさと討伐へと向かっていく。
 彼女の仕上がり具合ならば、問題はなかろう。

「テイカ、お前にはこのメタルアントの巣の討伐をお願いしたい」

 メタルアントは生物ではなく、金属を食べるアリの魔物である。
 繁殖力が非常に高く、金属を食べているために防御力も高い。だが統率の取れたメタルアントは、テイカのグレネード攻撃においては単なる大きな的にしか過ぎない。その大きな的ならば、彼女のグレネード爆撃で十二分に対処できるだろう。

「わ、わかりました……えっと、主様は?」

「俺か、俺はこの森の被害報告の調査だ」

 冒険者は森や遺跡などで魔物を殺す。
 当然、魔物達も生きるためにと同族を殺す。
 しかし、それで魔物達がどのくらい減ったのか。また、どういう種族が力を付けつつあるのか? そういった所を調べるというのが、俺が受けたクエストである。
 正直なところを言えば、2人の討伐系のクエストと比べると、報酬も少なく、実入りも低いだろう。

「ちょっと、試したいことがあってな」

 ‐‐‐‐しかし、大量の魔物の死体は俺にとっては、嬉しい所なのだ。
 何せこの間手に入れた【召喚弾】‐‐‐‐もとい、【生命銃】は、生命の魔力を吸収して撃ち出す銃である。残念ながら死んだ魔物は入れられないという制約があるために使えはしないが、それでも何かに使えるかもえないと向かうのは悪くない選択である。

「‐‐‐‐そう言う訳で、俺は失礼する。
 テイカ、お前もクエストをきちんとやっておけよ」

 その言葉と共に、俺もまたクエストへと向かう。
 テイカも、きちんと仕事をしてくれるだろう。‐‐‐‐任せたぞ、2人とも。
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