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第58話 大会本部の、3人の審査委員配信
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----第8回『錬金術師大会』、大会本部。
そこには、"子供でも飲めるポーション"を審査するために、審査員達が集まっていた。
貴族の子供達を中心とした10人の子供審査員達が「これは良い!」「これ、美味しくない」と子供ながらに直感的に審査する中、その奥で3人の大人の審査員達が、1つ1つ真剣に審査していた。
「これは、魔女さんの作品だったかな? いやはや、魔女さんに出てもらえるとは嬉しい限りだ」
そう語りながら、秋ブロック勝者たるスタダムが提出したポーションを確認するのは、今大会----というか、この『錬金術師大会』全ての大会の主催者にして伯爵家の御子息、王室錬金術師の【チョウゴ】。
王室錬金術師とは王城に作られた特設工房に勤める錬金術師の事であり、錬金術師の中でもトップクラスの実力を持つ錬金術師達。
彼は鑑定効果を付与した自作の魔道具眼鏡をかけながら、ポーションを鑑定していた。
「ポーションに粘性を加えて、塗り薬にしたようだ。ガーハッハハハ! ぬるぬるして、気持ちが良いな!」
ドロッとした粘りあるポーションに躊躇なく手を突っ込むのは、冒険者組合の長、【スピリッツ】組合長。
顔に大きな傷跡を残す、歴戦の猛者にして元一流冒険者でもある彼は、冒険者としての立場からポーションを判断していた。
「実に斬新で、興味深くて、驚きの代物です。しかしながら薬効の問題はありませんが、塗り薬にしたことで保存性や、すぐに使えるというメリットが失われていると思います」
冷静にそう判断しながら、ニカッと笑いながら白い歯を見せるのは、商工組合の長、【ゼニスキー】組合長。
かの商売国、シュンカトウ共和国の縁者でもある彼女は、冷静に商品として見た時の観点から、評価を下すのであった。
----彼らが見定めていた、魔女スタダムの提出したポーションの評価は、残念ながら低い結果となった。
確かに塗り薬にする事によって、味がどれだけマズいかという問題は解決しているが、塗り薬にしてしまった事によって保存性、そしてポーションが飲み薬であった利点である『すぐさま冒険者を回復させる』という利点が薄れてしまっていた。
塗り薬にすると言う点では確かに斬新ではあった。
斬新だったが、味をある程度改善しつつ、薬効も問題ないレベルのポーションを提出してきた錬金術師メキスと比べるとどうしても見劣りする結果となってしまった。
これで、4人中3人の審査が、終了。
残すは一番最後に提出してきた錬金術師ススリアのポーションだけであるが、現在1位である錬金術師メキスを越えるのは難しいぞと、3人は思っていた。
「しかし、それにしても子供達の審査が遅すぎないか?」
「確かに遅延、遅れ、引き延ばしは気になる所ではあります」
2人の組合長、スピリッツ組合長とゼニスキー組合長の言葉に対し、チョウゴは「確かに」とコメントする。
今回の第8回大会は、過去最高規模の大会である。
その理由として、優勝賞品になっているドラゴンの卵が大きい。
ドラゴンの卵は、冒険者組合に所属している、とある女冒険者からの持ち込み品である。
かの冒険者は、ドラゴンの巣から卵を持ち帰るだけの実力者でありながら、卵を無償でこの大会に寄付したのだが、その際に1つだけ条件を出した。
その条件と言うのが、大会の審査員に子供を関わらせる事。しかも、決勝戦の審査員を、だ。
「(子供達の手配、すごく苦労したんだぞ……)」
子供の審査員というのは、大人の審査員よりも手配が難しい。
平民の子供に大事な大会の審査は任せられないので、王都の貴族の知りあいに声をかけて、子供の審査員を見つけるのにだいぶ苦労した。
伯爵家の三男坊でなければ、開催すら怪しかったくらい、苦労した。
彼らには、作ってもらったポーションの出来を『良い』『普通』『悪い』の3段階評価で、得点してもらうようにお願いしている。
そして子供達の審査も参考にしつつ、チョウゴを始めとした3人でしっかりとした審査をしている。
初めは子供達の審査が入って、その後すぐにポーションがこちらへと運ばれる手筈なのだが、全然来ない。
「これは、一度3人で様子を見ておいた方が良いと思いませんか?」
チョウゴの問いかけに対し、2人も了承する。
そして、3人で一緒になって、子供審査員5名が居る部屋までやって来て----
「おいっ! そのビー玉、俺んだぞ!」
「シュワシュワ~! シュワシュワ~!!」
「なにこの味!? こんな不思議な飲み物、初めて飲んだぁ~!」
「もっと飲もう! 飲もう!」
「お兄ちゃん、アタシのは~?!」
ススリアが作って提出したポーションを飲み干し、嬉しがる子供達の姿があった。
「これは、いったい……」
子供達に聞こうにも、彼らは突如として入って来た大人達よりも、ポーションに夢中で気が付いてないようである。
「ふむ、中毒性のある臭いはしねぇな。単純に美味しかった、という感じじゃねえ?」
「貴族の子供達にこれだけ好まれ、好かれ、愛されてるとなると……私どもとしても、彼女に興味が湧いてきましたよ」
スピリッツ組合長が捨てられたポーション瓶の残り香から危険性を確認し、子供達の浮かれようにゼニスキー組合長は頭の中でそろばんを弾きながら計算し始める。
「……とりあえず、このままだと審査になりません。彼女を直接呼ぶ口実を作らないといけませんね」
「まぁ、子供達の顔を見れば、優勝は彼女だろうよ。子供に好かれるポーションと言う意味では、彼女が一番だ」
「えぇ、優勝したと部屋まで呼び出し、決勝のポーションを目の前で直接、錬成、作成、ご披露してもらう形がよろしいかと」
2人の組合長からの提案に、それが一番無難だと納得し、錬金術師チョウゴは優勝者の発表をすると、スタッフに連絡する。
2人の組合長は、彼女、ススリアに会いたがっている。
それと同じくらい、実はチョウゴも会いたがっていた。
「こんな凄い錬金術をした錬金術師、語りたいと思うのは当然だよね」
----と。
そこには、"子供でも飲めるポーション"を審査するために、審査員達が集まっていた。
貴族の子供達を中心とした10人の子供審査員達が「これは良い!」「これ、美味しくない」と子供ながらに直感的に審査する中、その奥で3人の大人の審査員達が、1つ1つ真剣に審査していた。
「これは、魔女さんの作品だったかな? いやはや、魔女さんに出てもらえるとは嬉しい限りだ」
そう語りながら、秋ブロック勝者たるスタダムが提出したポーションを確認するのは、今大会----というか、この『錬金術師大会』全ての大会の主催者にして伯爵家の御子息、王室錬金術師の【チョウゴ】。
王室錬金術師とは王城に作られた特設工房に勤める錬金術師の事であり、錬金術師の中でもトップクラスの実力を持つ錬金術師達。
彼は鑑定効果を付与した自作の魔道具眼鏡をかけながら、ポーションを鑑定していた。
「ポーションに粘性を加えて、塗り薬にしたようだ。ガーハッハハハ! ぬるぬるして、気持ちが良いな!」
ドロッとした粘りあるポーションに躊躇なく手を突っ込むのは、冒険者組合の長、【スピリッツ】組合長。
顔に大きな傷跡を残す、歴戦の猛者にして元一流冒険者でもある彼は、冒険者としての立場からポーションを判断していた。
「実に斬新で、興味深くて、驚きの代物です。しかしながら薬効の問題はありませんが、塗り薬にしたことで保存性や、すぐに使えるというメリットが失われていると思います」
冷静にそう判断しながら、ニカッと笑いながら白い歯を見せるのは、商工組合の長、【ゼニスキー】組合長。
かの商売国、シュンカトウ共和国の縁者でもある彼女は、冷静に商品として見た時の観点から、評価を下すのであった。
----彼らが見定めていた、魔女スタダムの提出したポーションの評価は、残念ながら低い結果となった。
確かに塗り薬にする事によって、味がどれだけマズいかという問題は解決しているが、塗り薬にしてしまった事によって保存性、そしてポーションが飲み薬であった利点である『すぐさま冒険者を回復させる』という利点が薄れてしまっていた。
塗り薬にすると言う点では確かに斬新ではあった。
斬新だったが、味をある程度改善しつつ、薬効も問題ないレベルのポーションを提出してきた錬金術師メキスと比べるとどうしても見劣りする結果となってしまった。
これで、4人中3人の審査が、終了。
残すは一番最後に提出してきた錬金術師ススリアのポーションだけであるが、現在1位である錬金術師メキスを越えるのは難しいぞと、3人は思っていた。
「しかし、それにしても子供達の審査が遅すぎないか?」
「確かに遅延、遅れ、引き延ばしは気になる所ではあります」
2人の組合長、スピリッツ組合長とゼニスキー組合長の言葉に対し、チョウゴは「確かに」とコメントする。
今回の第8回大会は、過去最高規模の大会である。
その理由として、優勝賞品になっているドラゴンの卵が大きい。
ドラゴンの卵は、冒険者組合に所属している、とある女冒険者からの持ち込み品である。
かの冒険者は、ドラゴンの巣から卵を持ち帰るだけの実力者でありながら、卵を無償でこの大会に寄付したのだが、その際に1つだけ条件を出した。
その条件と言うのが、大会の審査員に子供を関わらせる事。しかも、決勝戦の審査員を、だ。
「(子供達の手配、すごく苦労したんだぞ……)」
子供の審査員というのは、大人の審査員よりも手配が難しい。
平民の子供に大事な大会の審査は任せられないので、王都の貴族の知りあいに声をかけて、子供の審査員を見つけるのにだいぶ苦労した。
伯爵家の三男坊でなければ、開催すら怪しかったくらい、苦労した。
彼らには、作ってもらったポーションの出来を『良い』『普通』『悪い』の3段階評価で、得点してもらうようにお願いしている。
そして子供達の審査も参考にしつつ、チョウゴを始めとした3人でしっかりとした審査をしている。
初めは子供達の審査が入って、その後すぐにポーションがこちらへと運ばれる手筈なのだが、全然来ない。
「これは、一度3人で様子を見ておいた方が良いと思いませんか?」
チョウゴの問いかけに対し、2人も了承する。
そして、3人で一緒になって、子供審査員5名が居る部屋までやって来て----
「おいっ! そのビー玉、俺んだぞ!」
「シュワシュワ~! シュワシュワ~!!」
「なにこの味!? こんな不思議な飲み物、初めて飲んだぁ~!」
「もっと飲もう! 飲もう!」
「お兄ちゃん、アタシのは~?!」
ススリアが作って提出したポーションを飲み干し、嬉しがる子供達の姿があった。
「これは、いったい……」
子供達に聞こうにも、彼らは突如として入って来た大人達よりも、ポーションに夢中で気が付いてないようである。
「ふむ、中毒性のある臭いはしねぇな。単純に美味しかった、という感じじゃねえ?」
「貴族の子供達にこれだけ好まれ、好かれ、愛されてるとなると……私どもとしても、彼女に興味が湧いてきましたよ」
スピリッツ組合長が捨てられたポーション瓶の残り香から危険性を確認し、子供達の浮かれようにゼニスキー組合長は頭の中でそろばんを弾きながら計算し始める。
「……とりあえず、このままだと審査になりません。彼女を直接呼ぶ口実を作らないといけませんね」
「まぁ、子供達の顔を見れば、優勝は彼女だろうよ。子供に好かれるポーションと言う意味では、彼女が一番だ」
「えぇ、優勝したと部屋まで呼び出し、決勝のポーションを目の前で直接、錬成、作成、ご披露してもらう形がよろしいかと」
2人の組合長からの提案に、それが一番無難だと納得し、錬金術師チョウゴは優勝者の発表をすると、スタッフに連絡する。
2人の組合長は、彼女、ススリアに会いたがっている。
それと同じくらい、実はチョウゴも会いたがっていた。
「こんな凄い錬金術をした錬金術師、語りたいと思うのは当然だよね」
----と。
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