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第289話 ノワルーナ姫様、聖人君子化計画配信
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私とガンマちゃんの2人は、洗脳によっておかしくなったノワルーナ姫をどうにかしようとしていた。
「すいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいま----」
流石にこの状況で、彼女を返すというのはマズいよね。お姫様をこんな状況にしたまま返したら、ヤバいよね。少しくらいは、なんとかしておかないと。
「ガンマちゃん、どうにかなるんだよね? これ?」
「えぇ、彼女を洗脳した際、彼女の精神状況はだいたい把握しましたので。巨匠、この機会に良い感じに洗脳しておきますね」
治療できるならそれで良いんだけれども……。
「その証拠をいま、ご覧に入れましょう」
「証拠……?」
なんだか嫌な予感はしていたが、ガンマちゃんは懐からなにやらボタンのついた箱を取り出していた。それってまさか……。
「ノワルーナ姫スイッチ【あ】」
「それ、大丈夫なの?!」
知らないよ、責任取れないよこっち!
そう思っていると、【あ】のボタンを押されたのを感知してか、謝り続けていたノワルーナ姫がびくんっと止まる。
「初めまして、わたくしノワルーナ・タノタノ姫でございます。今度、交流のためにパーティーを開こうと思うのですが、一緒にどうでしょうか?」
「【あ】、『遊びに誘う』です」
「遊びってか、パーティーな」
てか、本当にノワルーナ姫が行動しているよ。どんだけ念入りに洗脳して仕込んでるんだよ、表情までしっかり変わってるんだけど。
「続きまして、【い】」
「初めまして、わたくしノワルーナ・タノタノ姫でございます。今度、交流のためにパーティーを開こうと思うのですが、一緒にどうでしょうか?」
「【い】、『一緒に行こうと誘う』です」
「まるっきりさっきと一緒なんだけど?!」
「続きまして、【う】」
「今日はパーティーに来てくださり、感動です! 心行くまで楽しんでくださいませ」
「【う】、『嬉しい』です」
「パーティー、勝手に参加してる展開で話が進んでるんですが……」
「続きまして、【え】」
「うーん、っと? あなたが落としたのは金の指輪? それとも銀の指輪?」
「【え】、『選ばせといて貢がせる』です」
「それは単に、悪質な詐欺なんじゃないかな?」
「最後に、【お】」
「この指輪の代金はねぇ……ふふっ♪ あなたの財布を見てください♪」
「【お】、『教えない』です」
「やっぱり詐欺じゃん、これ?!」
いや、単純になんか凄いって事は分かるけれども! これで紹介する必要あったかな?!
「まぁ、ともかくこれくらい出来るほど、彼女の洗脳には自信があるって事?」
「えぇ、流石に教育レベルにしておきますよ。このまま帰すのは、ヤバいので」
ヤバいと分かっているのなら、結構。そこのラインを越えちゃうと、流石の私でも引いちゃうからね。
とりあえず、性格を元通りにしつつ、その上で下の者に発注をかける際はちゃん取引の形を為すようにお願いしておいた。それくらいの仕返しと言うか、教育はしといて文句はないだろう。
「分かりました。とりあえず、人として尊敬できる程度には洗脳しておきます。なんなら、毎日1回巨匠に対して感謝の正拳突きをするように洗脳ませることも可能ですが?」
「……変な調整はしなくて良いよ。とりあえず、『あっ、良い事を教えられて、ちょっと生き方変えるわ』くらいに頼む」
そう、私達がしているのは、あくまでも誤魔化す事。
彼女が呼んだ、私兵とやらに気付かれないよう、気付かれたとしても自分達と分かれている間になにか事件があって変わったんだろうなくらいに思われるのが理想的である。
「了解です、巨匠! ここは編集作業ならなんでもおまかせな、このガンマちゃんにおまかせくださいませ」
「今日はパーティーに来てくださり、感動です! 心行くまで楽しんでくださいませ」
……嬉しいってことで良いんだよね? それ?
それってガンマちゃんが嬉しいの? それともノワルーナ姫様が嬉しいの?
どっちか分からないから、普通に言葉で教えて欲しいよ。うん。
こうして、ノワルーナ姫様の洗脳調整----もとい、聖人君子のように良い感じにするという調整が始まるのでした。
……まぁ、洗脳するという意味では、一緒ですよ。はい。
「すいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいま----」
流石にこの状況で、彼女を返すというのはマズいよね。お姫様をこんな状況にしたまま返したら、ヤバいよね。少しくらいは、なんとかしておかないと。
「ガンマちゃん、どうにかなるんだよね? これ?」
「えぇ、彼女を洗脳した際、彼女の精神状況はだいたい把握しましたので。巨匠、この機会に良い感じに洗脳しておきますね」
治療できるならそれで良いんだけれども……。
「その証拠をいま、ご覧に入れましょう」
「証拠……?」
なんだか嫌な予感はしていたが、ガンマちゃんは懐からなにやらボタンのついた箱を取り出していた。それってまさか……。
「ノワルーナ姫スイッチ【あ】」
「それ、大丈夫なの?!」
知らないよ、責任取れないよこっち!
そう思っていると、【あ】のボタンを押されたのを感知してか、謝り続けていたノワルーナ姫がびくんっと止まる。
「初めまして、わたくしノワルーナ・タノタノ姫でございます。今度、交流のためにパーティーを開こうと思うのですが、一緒にどうでしょうか?」
「【あ】、『遊びに誘う』です」
「遊びってか、パーティーな」
てか、本当にノワルーナ姫が行動しているよ。どんだけ念入りに洗脳して仕込んでるんだよ、表情までしっかり変わってるんだけど。
「続きまして、【い】」
「初めまして、わたくしノワルーナ・タノタノ姫でございます。今度、交流のためにパーティーを開こうと思うのですが、一緒にどうでしょうか?」
「【い】、『一緒に行こうと誘う』です」
「まるっきりさっきと一緒なんだけど?!」
「続きまして、【う】」
「今日はパーティーに来てくださり、感動です! 心行くまで楽しんでくださいませ」
「【う】、『嬉しい』です」
「パーティー、勝手に参加してる展開で話が進んでるんですが……」
「続きまして、【え】」
「うーん、っと? あなたが落としたのは金の指輪? それとも銀の指輪?」
「【え】、『選ばせといて貢がせる』です」
「それは単に、悪質な詐欺なんじゃないかな?」
「最後に、【お】」
「この指輪の代金はねぇ……ふふっ♪ あなたの財布を見てください♪」
「【お】、『教えない』です」
「やっぱり詐欺じゃん、これ?!」
いや、単純になんか凄いって事は分かるけれども! これで紹介する必要あったかな?!
「まぁ、ともかくこれくらい出来るほど、彼女の洗脳には自信があるって事?」
「えぇ、流石に教育レベルにしておきますよ。このまま帰すのは、ヤバいので」
ヤバいと分かっているのなら、結構。そこのラインを越えちゃうと、流石の私でも引いちゃうからね。
とりあえず、性格を元通りにしつつ、その上で下の者に発注をかける際はちゃん取引の形を為すようにお願いしておいた。それくらいの仕返しと言うか、教育はしといて文句はないだろう。
「分かりました。とりあえず、人として尊敬できる程度には洗脳しておきます。なんなら、毎日1回巨匠に対して感謝の正拳突きをするように洗脳ませることも可能ですが?」
「……変な調整はしなくて良いよ。とりあえず、『あっ、良い事を教えられて、ちょっと生き方変えるわ』くらいに頼む」
そう、私達がしているのは、あくまでも誤魔化す事。
彼女が呼んだ、私兵とやらに気付かれないよう、気付かれたとしても自分達と分かれている間になにか事件があって変わったんだろうなくらいに思われるのが理想的である。
「了解です、巨匠! ここは編集作業ならなんでもおまかせな、このガンマちゃんにおまかせくださいませ」
「今日はパーティーに来てくださり、感動です! 心行くまで楽しんでくださいませ」
……嬉しいってことで良いんだよね? それ?
それってガンマちゃんが嬉しいの? それともノワルーナ姫様が嬉しいの?
どっちか分からないから、普通に言葉で教えて欲しいよ。うん。
こうして、ノワルーナ姫様の洗脳調整----もとい、聖人君子のように良い感じにするという調整が始まるのでした。
……まぁ、洗脳するという意味では、一緒ですよ。はい。
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