配信スローライフをしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです

摂政

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第361話　上級悪魔ディアスとの戦い配信(1)

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　～～現在の状況確認～～

・商人ラジン＆錬金術師マコモ
　悪魔ハルファスと取引をしていたが、ゼニスキー組合長たちと交渉して、身の安全と引き換えに悪魔ハルファスの目的を伝える

・ゼニスキー組合長率いる対策チーム
　商人ラジン達と取引をして、悪魔ハルファスが魔王ユギーを復活させようとしている事。そして、悪魔ハルファスの【黒キ翼】が、悪魔召喚装置である事を突き止め、ホテル前にて待機中

・イータちゃん
　お騒がせ系配信者【ロンダリゼ】の悪ふざけによって、スタッフ型ゴーレム1体を対象に、呼び出された悪魔フォクマイラがホテルを壊したため、オーナーである錬金術師ススリアに応援を求める

・錬金術師ススリア
　スピリッツの力を込めて作った妖刀【見惚れ桜】を用いて、悪魔フォクマイラを始末する

・悪魔ハルファス
　魔王ユギーの復活を企む骸骨悪魔。【黒キ翼】を用いて、大量の下級兵士悪魔を召喚。悪魔強化アイテムでもある【黒キ翼】を張りつけ、強化した状態でホテル・イスウッドに戦いを挑む

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　シュンカトウ騎士団四天王、それは道場最強の5人の騎士。
　5人いるのに、なんで4人なんだという野暮な突っ込みは無しにして、彼らはそれぞれ長所を持つ5人の騎士達である。

　騎士団の道場で訓練しているうちに、それぞれに得意分野を見出したり、シュンカトウ共和国本隊に合流したりして、第三の槍ザザード、第五の槍ピエーム以外、色々と入れ替わっていたのであった。
　こうして、【真・シュンカトウ騎士団四天王】と呼ぶべき5人の騎士が完成したのであった。

　----シュンカトウ騎士団四天王第一の槍【プロトン】。別名、"健脚のプロトン"。
　ウミヅリ王国から来た、ナマズの魚人族の女性であり、【オーラ】を足にのみ集中して集める事でススリアでも追いつけないほどの超高速を可能としている俊足騎士。
　デルタちゃんとのレース勝負に勝った報酬として、生体電気を流す事で麻痺効果も発揮する事が出来る脚専用の防具プロテクターを手にしている。

　----シュンカトウ騎士団四天王第二の槍【ダラ】。別名、"神聖のダラ"。
　元々は、極北支部から来た聖職者クロブに同行した聖職者であり、神聖術を使って治療を行ったり、自らを銃として神聖術を相手へと放つ事を得意としており、神の意向を示すために兵士となった変わり者の聖職者騎士。
　神聖術を使えるベータちゃんとの特訓により、神聖術を魔術に変換するという特殊な戦闘技術を会得する事に成功する。

　----シュンカトウ騎士団四天王第三の槍ザザード。別名、"操糸のザザード"。
　騎士団の中でも、一、二を争う器用すぎる騎士。糸を操る術に長けており、人形を用いた戦い方を使って、様々な戦い方にて敵を追い詰める、技巧派騎士。
　錬金術師ススリアとの共同開発にて、人形の形態と鎧の形態の2つの形態フォームを持つ【魔導人形鎧サンバン】の開発に成功し、人形として運用しつつ、いざとなれば自らに武装する鎧の人形で、さらに自身の力を磨き上げている。

　----シュンカトウ騎士団四天王第四の槍【エスエース】。別名、"氷魔のエスエース"。
　シュンカトウ共和国出身の、ペンギン族の魚人族女性。サビキ王女やトカリ達との訓練により、アデリィちゃんが行っていた氷の鉄砲魚拳を会得した、武闘派騎士。
　最近はダヴィンチちゃんとの訓練によって、【スピリッツ】の技術も会得して、新たな戦法を確立しつつある努力家である。

　----シュンカトウ騎士団四天王第五の槍ピエーム。別名、"魔鉈のピエーム"。
　魔王ユギーの五本槍の1人、『快感のブラッド』の力によって、自らをチェンソーブレードにする事が出来るようになったエルフ。チェンソーブレードを複製する事によって、自分の力を他の皆に教諭する事が可能となった支援騎士。
　アレイスターとの特訓によって、自らの力をコントロールする事が可能となり、チェンソーブレードだけではなく、チェンソーの刃を銃弾のように放ったり、チェンソーの刃をハンマーのようにする事も可能となった。

　そんな5人の騎士達は、悪魔ハルファスとの戦いに駆り出され、20体ばかりの下級兵士悪魔と戦う事となった。
　道場で普通に、特訓して強くなっている5人にとって、【黒キ翼】によって強化されている下級兵士悪魔20体なんてのは、全然相手とならなかった。

　----そして、今。

『さぁさぁ!　もっと君達の力を見せてくれたまえ!　その力を、私の、この私【ディアス】の糧とさせていただきましょう!』

　下級兵士悪魔20体が倒された直後に現れた、頭のない上級悪魔ディアス。頭のない、紅色の鎧に身を包んだ騎士悪魔は、手にしている槍をクルクルと高速回転させていた。　

『俊足騎士プロトン、聖職者騎士ダラ、技巧派騎士ザザード、武闘派騎士エスエース、支援騎士ピエーム。
　----あぁ、5人とも実に、そう、実に強かったなぁ!　君達はぁ!』

　上級悪魔ディアスはそう笑いながら、

『さぁ!　もっと戦おうじゃないか、四天王様ｗｗ』

　5人に、さらに攻撃を仕掛けるのであった。

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