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第1章『俺の召喚獣だけレベルアップする/雪ん子の章』
第25話 閑話ー21gの値段(1)
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「冒険者、佐鳥愛理です! 永遠の17歳です!
好きな音楽はパンクミュージック! 将来の夢は、農家の皆さんみたいに『このルトナウムは私が作りました』的な感じに写真付きのポップで、お店に飾られる事です!」
----"佐鳥愛理"。
首相官邸にひょっこりと現れて捕らえられた少女のことを、防衛大臣の崎森衛は知っていた。いや、知らされていたというべきか。
つい先日、ダンジョンを統括する部署から伝えられた、国家を揺るがしかねない緊急案件。
一介の冒険者、羽佐間武という冒険者がなった、ダンジョンの外でも猛威を振るう怪物、幽鬼。
その幽鬼が一番最初に殺した人物こそ、アイテムボックス持ちの冒険者として彼らに重宝され、少年と偽ってパーティーに参加していた少女……佐鳥愛理。
幽鬼によって殺されたと思っていたのだが、どうやら復活機能のあるアイテムか、スキルで、人知れず蘇っていたらしい。
まさかその死んだ人物こそが、ルトナウムと言う危険物質を作り上げた、今回の重要人物だとは思っても見なかった。
荒事が多い冒険者界隈で、女であることを理由に強姦されたりして泣き寝入りしているという事案は、一国の大臣として耳が痛くなるくらい知っている。
だからこそ、佐鳥愛理もそうならないために、女性であることを隠してダンジョンの冒険に夢を見ていたのだと、崎森は思っていたのだが----
「うーん、実に良い茶葉をお持ちのようでございますね」
今こうして、大臣の私室で、当人よりもくつろいでソファーに座っている彼女を見ると、分からなくなってしまった。
「(本当に、ただの普通の冒険者か?)」
彼女の恰好は、容姿の特徴は、普通……と言うよりも、特徴が"なさすぎる"。
黒を基調としたセーラー服に身を包み、制服に一切の着崩れなく髪や爪なども整えられた姿は、まさしく学校の規律となるような、学校の見本的な女子高生そのもの。
しかし、言い換えれば、それ以外になにも特徴がない。
目が大きいだとか、髪に癖がついているだとか、ちょっとだけ肩が斜めになっているだとか、そういう特徴が全くない。
化粧や生活などで出る汚れ、長年染みついただろう癖……人間と言うのは、そういう《他人とはちょっと違う特徴》で、見極められる。
国の重要責務たる防衛大臣として、それなりに人とは会っているはずだが、彼女は今まで会ったどの人物とも似ていて、どの人物とも似ていない。
もし彼女がいま目の前でかつらでも被って特徴を変えるなら、崎森は部屋を出るころには彼女の顔や形を忘れているだろう。
それくらい、なにもない少女だった。
そんな普通すぎるという意味で、異常な彼女は、カップを丁寧に机の上に置くと、ニッコリ崎森に向けて笑いかける。
「初めまして、大臣。お会いできて、実に光栄でございます」
「世辞は良い。本題を言いたまえ」
「つれない人ですね。折角、大臣に会うために来たのに」
「事前のアポイントメントもなにもなく、私に会うためだけに官邸に侵入してきた君を?」
いまこうして話しても、彼女のことはなにも分からない。
良い声で、聞いてて心地いいが、まるで長年来の友人のように心の中に土足で踏み込んでくる彼女は、異質な存在だ。
「本題だけ話して、帰ってくれないか」
「では、そうしましょう。わたくしはビジネスをしに来たのです」
ビジネスという言葉で、彼女を押し売りのセールスマンとか、援交目的の女子高生とかを当てはめてみたが、どうにも違うように思える。
そもそも、セールスマンにせよ、援交にせよ、わざわざ首相官邸に入り込むなんてバカはしないだろう。
「(どちらかと言えば、他国の武器商人に近いな)」
非合理で無理やり接近してくる、怪しい奴ら。
良く分からない兵器やらを売り込む、死の商人が醸し出す雰囲気が、彼女から漂っていた。
もっとも今まで会ったどの武器商人よりも、彼女は得体が知れない恐怖があったが。
「実はわたくし、とある物を買い取って欲しくて、大臣に会いに来たのです。それが、こちらです」
ぽんと、机の上に無造作に置かれたガラス小瓶。
中には水銀のような、ドロドロとした液体のような金属質の物質が入っている。
「これは、なんだ?」
「ルトナウム、大臣も知る幽鬼に変貌を遂げた原因物質です」
その瞬間、崎森は懐に隠し持っていた銃を、佐鳥愛理の頭に向けていた。
「銃刀法違反じゃないですか、それ? 日本は銃社会でないと聞いていたのですが?」
「----黙れっ!」
強く叱るように言い放つと、佐鳥愛理は口を紡ぐ。
わざわざ手を口にまで持ってきて、『お口にチャック』というような感じで、微妙にバカにしたような態度で。
「それを、幽鬼を生み出した物体を! 何故、この私に見せるのだ! 幽鬼によって娘を、崎森かなめを殺された私に向かって!!」
幽鬼は冒険者だけではなく、一般人にさえ手をかけた。
その殺された一般人の中に、崎森防衛大臣の次女、崎森かなめの名前もあった。
「成績が良い訳ではなかったし、朝帰りもしたりしていたが、誕生日に手作りケーキを作ったりする、親孝行の娘だった……!
そんな娘が、なぜ幽鬼なんかの被害に会わねばならぬ! そして、その原因となった物を、何故私の元に持って来た! 佐鳥愛理!」
そもそも、佐鳥愛理の名を、崎森防衛大臣が覚えていたのもそれが理由だった。
----父親として、殺された自分の娘の下にあった名前が、記憶に残っていたから。
「おや、そうだったのですか。それは、ご愁傷さまです?」
「良いから答えろ! なんで、そんな物質を、私の元へ持って来た!?」
引き金に指をかけ、いつでも撃てる準備をしているにもかかわらず、ヘラヘラ緊張感のない笑みを浮かべる佐鳥愛理にそう問いかける。
すると、彼女は「防衛大臣としてのあなたに話が有っただけですよ」と答える。
「娘を幽鬼に殺されたあなたではなく、国の事を第一に思う防衛大臣としてのあなたに、画期的な軍事ビジネスのご案内に来たのです」
「その悪魔の物質でか!? 政敵を幽鬼にでも変えろと言うのか?! そもそも、それは、なんなんだ?!」
ルトナウム、それはとある冒険者達が見つけ出した悪魔の物質。
燃やすことでエネルギーの一部を取り出すことができ、扉を全開にするまではこの物質は減少することも、消えることもない、まさしく永久機関とも呼ぶべき物質。
と同時に、人間を化け物へと変質させる、悪魔のような物質でもある。
崎森防衛大臣は、その化け物に娘を殺された。
その際、自分が持てる伝手を全て使って、化け物と、ルトナウムについて調べた。
分かったのは、化け物になる前の人間がどういう人物なのかということ。
そして、ルトナウムなんて物質は、存在しないこと。
「そのルトナウムは、どんな冒険者に聞いても、影も形も、噂すらなかった! あの男、羽佐間武が情報を仕入れたであろう情報筋を調べたが、そんな者はいなかった!
あの物質は、いったい、なんなんだ!!!」
----少し落ち着きましょう。
彼女はそう言って、崎森防衛大臣から銃を取り上げる。
わがままを続ける子供からおもちゃを取り上げる母親のように、銃を簡単に奪った彼女は、そのまま自分の額に銃口を突き付けていた。
「よっ、と」
バンッ! バンバンバンバン、バーンッ!
6発分の銃声が鳴り響いたかと思うと、彼女は銃を床へと投げ捨てた。
白煙がうっすらと昇る銃に、6発分の銃弾を額で受けながら無傷の少女。
そして、少女はそのまま、空になった自分のカップに新しい紅茶を淹れていた。
「話を聞く気になりました? 額で実弾を6発も受けて、無事な理由について。
この佐鳥愛理が生み出した最強物質、ルトナウムについての講義を」
紅茶を嗜む余裕を見せながら、佐鳥愛理は笑顔でそう答えた。
好きな音楽はパンクミュージック! 将来の夢は、農家の皆さんみたいに『このルトナウムは私が作りました』的な感じに写真付きのポップで、お店に飾られる事です!」
----"佐鳥愛理"。
首相官邸にひょっこりと現れて捕らえられた少女のことを、防衛大臣の崎森衛は知っていた。いや、知らされていたというべきか。
つい先日、ダンジョンを統括する部署から伝えられた、国家を揺るがしかねない緊急案件。
一介の冒険者、羽佐間武という冒険者がなった、ダンジョンの外でも猛威を振るう怪物、幽鬼。
その幽鬼が一番最初に殺した人物こそ、アイテムボックス持ちの冒険者として彼らに重宝され、少年と偽ってパーティーに参加していた少女……佐鳥愛理。
幽鬼によって殺されたと思っていたのだが、どうやら復活機能のあるアイテムか、スキルで、人知れず蘇っていたらしい。
まさかその死んだ人物こそが、ルトナウムと言う危険物質を作り上げた、今回の重要人物だとは思っても見なかった。
荒事が多い冒険者界隈で、女であることを理由に強姦されたりして泣き寝入りしているという事案は、一国の大臣として耳が痛くなるくらい知っている。
だからこそ、佐鳥愛理もそうならないために、女性であることを隠してダンジョンの冒険に夢を見ていたのだと、崎森は思っていたのだが----
「うーん、実に良い茶葉をお持ちのようでございますね」
今こうして、大臣の私室で、当人よりもくつろいでソファーに座っている彼女を見ると、分からなくなってしまった。
「(本当に、ただの普通の冒険者か?)」
彼女の恰好は、容姿の特徴は、普通……と言うよりも、特徴が"なさすぎる"。
黒を基調としたセーラー服に身を包み、制服に一切の着崩れなく髪や爪なども整えられた姿は、まさしく学校の規律となるような、学校の見本的な女子高生そのもの。
しかし、言い換えれば、それ以外になにも特徴がない。
目が大きいだとか、髪に癖がついているだとか、ちょっとだけ肩が斜めになっているだとか、そういう特徴が全くない。
化粧や生活などで出る汚れ、長年染みついただろう癖……人間と言うのは、そういう《他人とはちょっと違う特徴》で、見極められる。
国の重要責務たる防衛大臣として、それなりに人とは会っているはずだが、彼女は今まで会ったどの人物とも似ていて、どの人物とも似ていない。
もし彼女がいま目の前でかつらでも被って特徴を変えるなら、崎森は部屋を出るころには彼女の顔や形を忘れているだろう。
それくらい、なにもない少女だった。
そんな普通すぎるという意味で、異常な彼女は、カップを丁寧に机の上に置くと、ニッコリ崎森に向けて笑いかける。
「初めまして、大臣。お会いできて、実に光栄でございます」
「世辞は良い。本題を言いたまえ」
「つれない人ですね。折角、大臣に会うために来たのに」
「事前のアポイントメントもなにもなく、私に会うためだけに官邸に侵入してきた君を?」
いまこうして話しても、彼女のことはなにも分からない。
良い声で、聞いてて心地いいが、まるで長年来の友人のように心の中に土足で踏み込んでくる彼女は、異質な存在だ。
「本題だけ話して、帰ってくれないか」
「では、そうしましょう。わたくしはビジネスをしに来たのです」
ビジネスという言葉で、彼女を押し売りのセールスマンとか、援交目的の女子高生とかを当てはめてみたが、どうにも違うように思える。
そもそも、セールスマンにせよ、援交にせよ、わざわざ首相官邸に入り込むなんてバカはしないだろう。
「(どちらかと言えば、他国の武器商人に近いな)」
非合理で無理やり接近してくる、怪しい奴ら。
良く分からない兵器やらを売り込む、死の商人が醸し出す雰囲気が、彼女から漂っていた。
もっとも今まで会ったどの武器商人よりも、彼女は得体が知れない恐怖があったが。
「実はわたくし、とある物を買い取って欲しくて、大臣に会いに来たのです。それが、こちらです」
ぽんと、机の上に無造作に置かれたガラス小瓶。
中には水銀のような、ドロドロとした液体のような金属質の物質が入っている。
「これは、なんだ?」
「ルトナウム、大臣も知る幽鬼に変貌を遂げた原因物質です」
その瞬間、崎森は懐に隠し持っていた銃を、佐鳥愛理の頭に向けていた。
「銃刀法違反じゃないですか、それ? 日本は銃社会でないと聞いていたのですが?」
「----黙れっ!」
強く叱るように言い放つと、佐鳥愛理は口を紡ぐ。
わざわざ手を口にまで持ってきて、『お口にチャック』というような感じで、微妙にバカにしたような態度で。
「それを、幽鬼を生み出した物体を! 何故、この私に見せるのだ! 幽鬼によって娘を、崎森かなめを殺された私に向かって!!」
幽鬼は冒険者だけではなく、一般人にさえ手をかけた。
その殺された一般人の中に、崎森防衛大臣の次女、崎森かなめの名前もあった。
「成績が良い訳ではなかったし、朝帰りもしたりしていたが、誕生日に手作りケーキを作ったりする、親孝行の娘だった……!
そんな娘が、なぜ幽鬼なんかの被害に会わねばならぬ! そして、その原因となった物を、何故私の元に持って来た! 佐鳥愛理!」
そもそも、佐鳥愛理の名を、崎森防衛大臣が覚えていたのもそれが理由だった。
----父親として、殺された自分の娘の下にあった名前が、記憶に残っていたから。
「おや、そうだったのですか。それは、ご愁傷さまです?」
「良いから答えろ! なんで、そんな物質を、私の元へ持って来た!?」
引き金に指をかけ、いつでも撃てる準備をしているにもかかわらず、ヘラヘラ緊張感のない笑みを浮かべる佐鳥愛理にそう問いかける。
すると、彼女は「防衛大臣としてのあなたに話が有っただけですよ」と答える。
「娘を幽鬼に殺されたあなたではなく、国の事を第一に思う防衛大臣としてのあなたに、画期的な軍事ビジネスのご案内に来たのです」
「その悪魔の物質でか!? 政敵を幽鬼にでも変えろと言うのか?! そもそも、それは、なんなんだ?!」
ルトナウム、それはとある冒険者達が見つけ出した悪魔の物質。
燃やすことでエネルギーの一部を取り出すことができ、扉を全開にするまではこの物質は減少することも、消えることもない、まさしく永久機関とも呼ぶべき物質。
と同時に、人間を化け物へと変質させる、悪魔のような物質でもある。
崎森防衛大臣は、その化け物に娘を殺された。
その際、自分が持てる伝手を全て使って、化け物と、ルトナウムについて調べた。
分かったのは、化け物になる前の人間がどういう人物なのかということ。
そして、ルトナウムなんて物質は、存在しないこと。
「そのルトナウムは、どんな冒険者に聞いても、影も形も、噂すらなかった! あの男、羽佐間武が情報を仕入れたであろう情報筋を調べたが、そんな者はいなかった!
あの物質は、いったい、なんなんだ!!!」
----少し落ち着きましょう。
彼女はそう言って、崎森防衛大臣から銃を取り上げる。
わがままを続ける子供からおもちゃを取り上げる母親のように、銃を簡単に奪った彼女は、そのまま自分の額に銃口を突き付けていた。
「よっ、と」
バンッ! バンバンバンバン、バーンッ!
6発分の銃声が鳴り響いたかと思うと、彼女は銃を床へと投げ捨てた。
白煙がうっすらと昇る銃に、6発分の銃弾を額で受けながら無傷の少女。
そして、少女はそのまま、空になった自分のカップに新しい紅茶を淹れていた。
「話を聞く気になりました? 額で実弾を6発も受けて、無事な理由について。
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