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第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』
第57話 一緒に強くなって欲しいから
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無事、『ベンチャーちゃん』から依頼したアイテムを作って貰えた俺は、『アイテム制作ベンチャー企業』のビルから、外へと出た。
「おっ! ご主人じゃないですか! 無事にアイテム、作って貰えたんですね☆」
外に出ると、ビシッと敬礼したファイントに迎えられた。
ダンジョン消滅のあの時、俺はファイントと一緒に外へと放り出された。
あの時から、『アイテム制作ベンチャー企業』で待ってる間も、ずっと彼女は消えることなく外に出ていた。
……まぁ、自宅に出現していた時点で、ダンジョンの外であろうとも、ファイントが活動できるのは分かり切っていた事だったけど。
「ねぇねぇ、ちょっと歩きません?」
「そうだな、家に帰るくらいなら」
ファイント先導の元、俺達は普通の街中を歩いていく。
『アイテム制作ベンチャー企業』のビルがあった所から、道を数本ばかり渡ると、普通に商業ビルなどが多い繁華街に出てきた。
若者に人気のカフェなども多数ある、最近話題のスポットである。
「(でも、誰も召喚獣だって気付かないなぁ……)」
一直線に『アイテム制作ベンチャー企業』へとやって来たけれども、大きな道を2つか3つくらい通った。
今だって、繁華街だから多くの人々が歩いてるから、ファイントの姿は多くの人々に見られているんだけれども。
だから、数十人くらいにはファイントの姿は見られたのだが、誰も彼女が召喚獣だとは、人間じゃないとは気づかなかったみたいである。
精々、めちゃくちゃ綺麗な女の人が居るくらいにしか思われてないんじゃないだろうか。
ファイントは元々、背中にある黒い翼以外は、普通の少女となんら変わらない。
肝心の黒い翼の方も、ちょっと気合いの入ったコスプレの1つくらいに思われたみたいで、そんなに騒がれなかった。
「(燃えるような赤い髪の外人がコスプレして、街中を歩いているって言うのは普通か。召喚獣が外で活動しているとかよりも、よっぽど現実的だし)」
もしもファイントがベビーキマイラみたいに、もっと召喚獣っぽい見た目だったらならば反応も違ったと思うけど。
「でもまぁ、やっぱり外で活動するのって、ダンジョンの中を歩くよりも不思議な感じがしますね~。なんて言うか、高い山の中を歩いているような感じぃ?」
「空気が薄い、ということ?」
「"空気が薄い"と言うか、"魔力が薄い"と言うべきでしょうかね? 全体的に魔力が薄くて、魔法が使えない感覚という感じですかねぇ~♪」
本来、召喚獣ってのはその魔力がないと存在できないんだから、魔力がない時点で消えてしまうんだけどな。
人間で言うと、生存するための空気がないみたいな状況なので、そんな状況だろうと普通にしているファイントがおかしいんだけれども。
「----あっ、そうだ。忘れてた。ファイントに渡す物があったんだ」
「???? 雪ん子ちゃんのステータスを隠すアイテムを作って貰ってた、って聞いてますが?」
「私に?」と、どこかファイントは疑問符を頭に浮かべていた。
「あぁ、これだ」
と、俺は彼女の手の上に、1枚の紙を叩きつけていた。
「これって……入団証書じゃないですか?」
===== ===== =====
【アイシクル騎士団入団証書】……アイシクル騎士団長の署名入りの入団証。今日から君も、アイシクル騎士団の仲間入りだ!!
効果;使用することで【剣技】【騎馬】【重装】のスキルを取得する。該当の類似スキルを持っている場合、上位スキルへと変質させる
===== ===== =====
そう、ファイントに渡したのは、初回報酬の3つのうちの1つ、【アイシクル騎士団入団証書】。
ファイントがダンジョンをぶっ壊したからなのか、3つあった初回報酬が全部出てきたのだが、これはその3つのうちの1つだ。
雪ん子の持つ【剣技】のレベルをアップしてくれて、さらには別の2つのスキルもゲットできるからと、欲しかったアイテムである。
一瞬、きょとんと手渡された【アイシクル騎士団入団証書】を見ていたファイントだったが、「ははぁ~ん♪」と何か勘づいたようだ。
そしてニヤニヤと、ちょっと気持ち悪い感じの笑顔を見せていた。
「え~、ご主人? なんでファイントにこれ、渡しちゃうんですかぁ~♪ も・し・か・し・て、雪ん子ちゃんに自分から渡すのが恥ずかしいとか!?
きゃあっ☆ いやぁ~、だったら私、ちょっとサプラァイズみたいな感じで、雪ん子ちゃんに渡して----」
「いや、それはお前のだ。ファイント」
「----ふぁい?」
意味が分からないと、目をパチクリとさせるファイント。
----あぁ、そうだった。これも渡しておかないと。
未だに状況を飲み込めていない彼女の手にもう1つ、俺が『ベンチャーちゃん』に追加依頼としてお願いしておいた方のアイテムも渡しておく。
「これは、靴……?」
そう、俺がファイントの上に置いたのは、真っ白な靴。
どこかの高級店で売ってそうな氷の模様が描かれた靴だったが、それは靴であって、靴ではない。
「靴は靴でも、馬でもある靴だ」
===== ===== =====
【軍靴ホワイトホース】 装備アイテム
靴の形に施された、馬の性質が宿ったアイテム。履くことにより、靴となる前の騎士義獣ホワイトホースの高い馬力が宿る代物
普通に履くだけでも効果があるが、【騎馬】のスキルがあるとさらに素早さが上がる
===== ===== =====
「それは、雪ん子用にではない。お前用に作ってもらったアイテムだ」
「えっ……」
今まで俺は、雪ん子には剣だったり、今回のステータス隠し用のアイテムを用意したりと、色々とあげてきた。
しかしながら、ファイントの方にはあげてなかったことに気付いて、せっかく【騎士義獣ホワイトホース】と、【騎馬】のスキルを得られる【アイシクル騎士団入団証書】を手に入れた事なので、思い切って『ベンチャーちゃん』に相談してみたのだ。
まさか、あの『男装令嬢の胸当て』……じゃなかった、『王家のペンダント』と合わせて、1時間で作って貰えるだなんて思ってなかったけど。
「冒険者部の赤坂先輩に聞いたら、【剣技】はオーラ系スキルだから会得出来ないかもしれないが、【騎馬】だったら四大力に関係なく会得できると聞いてな。だったら、そうしようかなって」
「……いやいやいや! これ、普通に雪ん子ちゃん用の奴じゃないですか!?」
いつもの余裕じみた表情はどこへやら、ファイントはめちゃくちゃ素早く俺へ2つとも返還しようとしていた。
自分じゃなくて、雪ん子にこそ相応しいアイテムだと。
でもそれを、俺はファイントに渡し返した。
そして、そのまましっかりと握らせる。
「良いか、ファイント。雪ん子も俺の大切な戦力だが、お前だって大切な戦力だ。そして、お前はレベルⅠのままじゃないか」
そう、雪ん子はレベルⅡへと進化(?)した。
けれども、ファイントはレベルⅠのままである。
この前の2体の騎士との対決は、ファイントが圧倒していたが、もしもこの先もレベルⅠのままだったら、対応できない状況も増えてくると思う。
だからこそ、ファイントに持って欲しいのである。
「雪ん子も、ファイントも、俺は一緒に強くなって欲しいから」
そのためのアイテムによる投資だ。
別になんらおかしなことじゃないのである。
「……ふぁい♡」
でもまぁ……。
顔を真っ赤にしながら、大事そうにアイテムを握るファイントを見て、良い物が見れたと、俺は誇らしげに笑うのであった。
「おっ! ご主人じゃないですか! 無事にアイテム、作って貰えたんですね☆」
外に出ると、ビシッと敬礼したファイントに迎えられた。
ダンジョン消滅のあの時、俺はファイントと一緒に外へと放り出された。
あの時から、『アイテム制作ベンチャー企業』で待ってる間も、ずっと彼女は消えることなく外に出ていた。
……まぁ、自宅に出現していた時点で、ダンジョンの外であろうとも、ファイントが活動できるのは分かり切っていた事だったけど。
「ねぇねぇ、ちょっと歩きません?」
「そうだな、家に帰るくらいなら」
ファイント先導の元、俺達は普通の街中を歩いていく。
『アイテム制作ベンチャー企業』のビルがあった所から、道を数本ばかり渡ると、普通に商業ビルなどが多い繁華街に出てきた。
若者に人気のカフェなども多数ある、最近話題のスポットである。
「(でも、誰も召喚獣だって気付かないなぁ……)」
一直線に『アイテム制作ベンチャー企業』へとやって来たけれども、大きな道を2つか3つくらい通った。
今だって、繁華街だから多くの人々が歩いてるから、ファイントの姿は多くの人々に見られているんだけれども。
だから、数十人くらいにはファイントの姿は見られたのだが、誰も彼女が召喚獣だとは、人間じゃないとは気づかなかったみたいである。
精々、めちゃくちゃ綺麗な女の人が居るくらいにしか思われてないんじゃないだろうか。
ファイントは元々、背中にある黒い翼以外は、普通の少女となんら変わらない。
肝心の黒い翼の方も、ちょっと気合いの入ったコスプレの1つくらいに思われたみたいで、そんなに騒がれなかった。
「(燃えるような赤い髪の外人がコスプレして、街中を歩いているって言うのは普通か。召喚獣が外で活動しているとかよりも、よっぽど現実的だし)」
もしもファイントがベビーキマイラみたいに、もっと召喚獣っぽい見た目だったらならば反応も違ったと思うけど。
「でもまぁ、やっぱり外で活動するのって、ダンジョンの中を歩くよりも不思議な感じがしますね~。なんて言うか、高い山の中を歩いているような感じぃ?」
「空気が薄い、ということ?」
「"空気が薄い"と言うか、"魔力が薄い"と言うべきでしょうかね? 全体的に魔力が薄くて、魔法が使えない感覚という感じですかねぇ~♪」
本来、召喚獣ってのはその魔力がないと存在できないんだから、魔力がない時点で消えてしまうんだけどな。
人間で言うと、生存するための空気がないみたいな状況なので、そんな状況だろうと普通にしているファイントがおかしいんだけれども。
「----あっ、そうだ。忘れてた。ファイントに渡す物があったんだ」
「???? 雪ん子ちゃんのステータスを隠すアイテムを作って貰ってた、って聞いてますが?」
「私に?」と、どこかファイントは疑問符を頭に浮かべていた。
「あぁ、これだ」
と、俺は彼女の手の上に、1枚の紙を叩きつけていた。
「これって……入団証書じゃないですか?」
===== ===== =====
【アイシクル騎士団入団証書】……アイシクル騎士団長の署名入りの入団証。今日から君も、アイシクル騎士団の仲間入りだ!!
効果;使用することで【剣技】【騎馬】【重装】のスキルを取得する。該当の類似スキルを持っている場合、上位スキルへと変質させる
===== ===== =====
そう、ファイントに渡したのは、初回報酬の3つのうちの1つ、【アイシクル騎士団入団証書】。
ファイントがダンジョンをぶっ壊したからなのか、3つあった初回報酬が全部出てきたのだが、これはその3つのうちの1つだ。
雪ん子の持つ【剣技】のレベルをアップしてくれて、さらには別の2つのスキルもゲットできるからと、欲しかったアイテムである。
一瞬、きょとんと手渡された【アイシクル騎士団入団証書】を見ていたファイントだったが、「ははぁ~ん♪」と何か勘づいたようだ。
そしてニヤニヤと、ちょっと気持ち悪い感じの笑顔を見せていた。
「え~、ご主人? なんでファイントにこれ、渡しちゃうんですかぁ~♪ も・し・か・し・て、雪ん子ちゃんに自分から渡すのが恥ずかしいとか!?
きゃあっ☆ いやぁ~、だったら私、ちょっとサプラァイズみたいな感じで、雪ん子ちゃんに渡して----」
「いや、それはお前のだ。ファイント」
「----ふぁい?」
意味が分からないと、目をパチクリとさせるファイント。
----あぁ、そうだった。これも渡しておかないと。
未だに状況を飲み込めていない彼女の手にもう1つ、俺が『ベンチャーちゃん』に追加依頼としてお願いしておいた方のアイテムも渡しておく。
「これは、靴……?」
そう、俺がファイントの上に置いたのは、真っ白な靴。
どこかの高級店で売ってそうな氷の模様が描かれた靴だったが、それは靴であって、靴ではない。
「靴は靴でも、馬でもある靴だ」
===== ===== =====
【軍靴ホワイトホース】 装備アイテム
靴の形に施された、馬の性質が宿ったアイテム。履くことにより、靴となる前の騎士義獣ホワイトホースの高い馬力が宿る代物
普通に履くだけでも効果があるが、【騎馬】のスキルがあるとさらに素早さが上がる
===== ===== =====
「それは、雪ん子用にではない。お前用に作ってもらったアイテムだ」
「えっ……」
今まで俺は、雪ん子には剣だったり、今回のステータス隠し用のアイテムを用意したりと、色々とあげてきた。
しかしながら、ファイントの方にはあげてなかったことに気付いて、せっかく【騎士義獣ホワイトホース】と、【騎馬】のスキルを得られる【アイシクル騎士団入団証書】を手に入れた事なので、思い切って『ベンチャーちゃん』に相談してみたのだ。
まさか、あの『男装令嬢の胸当て』……じゃなかった、『王家のペンダント』と合わせて、1時間で作って貰えるだなんて思ってなかったけど。
「冒険者部の赤坂先輩に聞いたら、【剣技】はオーラ系スキルだから会得出来ないかもしれないが、【騎馬】だったら四大力に関係なく会得できると聞いてな。だったら、そうしようかなって」
「……いやいやいや! これ、普通に雪ん子ちゃん用の奴じゃないですか!?」
いつもの余裕じみた表情はどこへやら、ファイントはめちゃくちゃ素早く俺へ2つとも返還しようとしていた。
自分じゃなくて、雪ん子にこそ相応しいアイテムだと。
でもそれを、俺はファイントに渡し返した。
そして、そのまましっかりと握らせる。
「良いか、ファイント。雪ん子も俺の大切な戦力だが、お前だって大切な戦力だ。そして、お前はレベルⅠのままじゃないか」
そう、雪ん子はレベルⅡへと進化(?)した。
けれども、ファイントはレベルⅠのままである。
この前の2体の騎士との対決は、ファイントが圧倒していたが、もしもこの先もレベルⅠのままだったら、対応できない状況も増えてくると思う。
だからこそ、ファイントに持って欲しいのである。
「雪ん子も、ファイントも、俺は一緒に強くなって欲しいから」
そのためのアイテムによる投資だ。
別になんらおかしなことじゃないのである。
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