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第2章『新たな召喚獣、新たな世界/ファイントの章』
第62話 風雲! ドラキュラブホ城!(3)
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「……良いねぇ♡ やっぱ、戦いはこうじゃなくちゃ♡」
ファイントは嬉しそうに立ち上がると、先程と同じく炎の銃弾魔法【ファイアーバレット】を発動させて生み出す。
空中に生まれた炎で出来た銃弾は、空中で静止して狙いを----いや、その場で勢いよく回転し始める。
「【バレット=バレット=ファイアーバレット】!」
ドリルかと思うくらい高速で回転し続ける、ファイントの放つ【ファイアーバレット】。
しかしその攻撃は、突然空中に現れた2門の砲台から放たれた【マジックウエーブ】を圧縮させた水のレーザー魔法によって、消し去られた。
「あはっ♡ 地面に出すだけじゃないんだね、【射程無制限】のスキルは♡」
「《雷よ、その威光を示したまえ! バニッシュメントサンダー!》、【チャージ】!」
今度は、ボス吸血鬼からの攻撃だ。
空中に100を優に越えるほどの、空中一面を覆い尽くすほどの大量の砲台が現れたかと思うと、そこにビリビリとした雷が充填されていく。
「(あの【射程無制限】ってスキル、いっぱい出しすぎだろ?!)」
その砲台全てに雷魔法が【チャージ】されて、威力が増していると考えると、溜まったもんじゃない。
「いやぁ~、流石にこの数は……」
「《ピィ! 主、召喚獣を出してっ!》」
「あれを防げる召喚獣なんて、思いつかんぞ!!」
なにせ、説明文に威力を大きく上昇させると、わざわざ書いていたくらいだ。
恐らく【射程無制限】という専用スキルよりも、こちらの方が長所としてポイント高いから出てきたんだろう。
それをあんな大量に放たれた奴を防げる召喚獣だなんて、レベルⅡには----。
「(いや、待てよ)」
そう言えば、あいつって、【機動要塞】である前に、"吸血鬼"だったよな?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
充填は、【チャージ】は終了した。
早速、ボス吸血鬼は地上に居る敵に向けて、砲門を開けて雷の高威力魔法【バニッシュメントサンダー】を放とうとした。
----その時である。
「けけけ」
「何奴……?」
ボス吸血鬼の耳に、なにか声が聞こえてきた。
とても弱々しく、かき消えてしまいそうになるくらい、小さな声。
「けけけ」
「また、聞こえた……」
ただのそよ風の聞き違い……いや、違う。これは聞き違いなどではない。
吸血鬼として誇りあるボス吸血鬼の本能が、この存在を、無視してはならないと告げていた。
そして、ついにボス吸血鬼は見つけた。
「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」
それは、本当に小さな、風に揺られて飛ぶだけの、ただの召喚獣の群れだった。
===== ===== =====
【ケセランパサラン】(軍団) レベル;Ⅰ
空中を漂いながら、見つけた人を幸運にする力をうっすらと放つ召喚獣。タンポポの綿毛、もしくは兎の尻尾のようなフワフワした白い毛玉のような身体を持つ
その存在は非常にあいまいであり、名前の由来も良く分かっていない。妖怪なのか、未確認動物なのか。植物なのか、それとも動物なのかも分かっていない
===== ===== =====
その大量の、粒のように見えるくらい小さな召喚獣----ケセランパサランの群れは、ボス吸血鬼に攻撃しようとしなければ、それどころか近付こうともしない。
ただただ、彼らは空中に、風の力でふわふわと飛んでいるだけの、ボス吸血鬼が気にしなくても良いだけのザコだ。
しかし、ザコのはずなのに、何故かボス吸血鬼は、その姿に見惚れてしまっていた。
いや、違う。これは見惚れるとかではない。
「1234567891011121314151617……」
ただの数字の羅列?
いや、違う。ボス吸血鬼は、数えている。
空中をただ漂うだけの、ケセランパサランの群れの数を、数えようとしていた。
「それが、俺が吸血鬼を召喚しなかった理由だぜ」
下の方から、なにか声が聞こえてくる。
しかし今は、ボス吸血鬼にとってはあの群れの数を、粒のように小さなアイツらを数えることに集中しなければならない。
「吸血鬼には、多くの弱点や苦手なモノが存在する。
《日光に弱い》ってのは有名だが、それ以外にも《銀の武器》、《ニンニク》、《杭》----他にも変な奴だと、《ろうそくの光》、《塩》、《お香の香り》、《油っぽいもの》、《薔薇》、それから《死者の血》ってな」
そう、吸血鬼はステータスこそ高いが、それ以上に弱点や苦手なモノが多すぎるのだ。
日光に弱く、当たると灰になって消えてしまう。
銀の武器や杭、十字架なんかも、吸血鬼を倒すアイテムである。
鼻が良すぎるせいなのかは分からないが、薔薇やお香の香りなども苦手。
油そのものもダメだが、油をかけた食べ物も、それからは塩も腐敗を防ぐという伝承があるからか、苦手だ。
"魔を退ける"効果を持つ馬の蹄鉄なんかも苦手だし、ろうそくの光も昇天してしまう危険性があるんだとか。
さらには血を吸う鬼なのに、死者の血も彼らにとっては毒なのだという。
川を渡れないだとか、うつ伏せから起き上がることが出来ないなんていうのまであるくらいだ。
世界的に広く伝わっている物もあれば、調べた人だけが知っているくらいのマイナーな物。
それにとある国だけで広まっている物も含めれば、吸血鬼の弱点はまだまだあるだろう。
要するに、俺がなんで吸血鬼を召喚しないのかと言えば、吸血鬼がめちゃくちゃ弱点が多い召喚獣だからである。
「そして、もうこれ以上ないってくらいに多すぎる弱点を抱えている吸血鬼には、まだ弱点がある。
そう、それは"細かいモノが大量にあるのを見ると、いくつあるか数を数え始めてしまう"ってことだ」
だから、大量にケセランパサランの群れを召喚した。
こいつらは何も出来ない、飛ぶだけの召喚獣で、その分、魔力消費がほとんどない。
レベルⅡとなって魔力が有り余ってるくらいの俺にとっては、大量に召喚するくらい、訳ないぜ!!
「で、後はお前らの出番だ。雪ん子、ファイント」
ボス吸血鬼は、気付いている。
自分のちょうど真上に、プロペラのような魔法で自分の上へと来た2人が、自分の方に向かって落ちてきていることを。
対処しなければならない、やられてしまうから。
でも、ボス吸血鬼の吸血鬼としての本能が、ケセランパサランの群れの数を数える事を、止められない。
「《ピィッ!! 螺旋斬りっ!》」
「【バレット=バレット=マルチアーム】!! 機械の腕ちゃん、あいつを抉りましょう!!」
そして、2体は捻じりながら、回転することで威力を上げて、剥き出しとなっている弱点コアを破壊した。
===== ===== =====
超特殊ダンジョン《風雲! ドラキュラブホ城!》のボス魔物を倒しました
マナ系統職業【機動要塞】が 解放されます
確定ドロップとして、吸血鬼の闇牙がドロップします
今回は 初回討伐特典は ありません
超特殊ダンジョンが 消滅します
【吸血鬼の闇牙(ルトナウム侵食)】 素材アイテム
吸血鬼を倒した際、稀に落とすとされる黒い牙。濃密な闇の魔力が込められており、牙を誇りに思う吸血鬼の中でも特に大事なモノのため、普段は触れも見えもしないようになっていると言われている
(注意)このアイテムは、ルトナウムによって浸食され、変質しています。また【召喚 レベルアップ可能】の力を用いて、【黄金召喚】を行った場合、レベルアップ可能な召喚獣が召喚されます
===== ===== =====
ファイントは嬉しそうに立ち上がると、先程と同じく炎の銃弾魔法【ファイアーバレット】を発動させて生み出す。
空中に生まれた炎で出来た銃弾は、空中で静止して狙いを----いや、その場で勢いよく回転し始める。
「【バレット=バレット=ファイアーバレット】!」
ドリルかと思うくらい高速で回転し続ける、ファイントの放つ【ファイアーバレット】。
しかしその攻撃は、突然空中に現れた2門の砲台から放たれた【マジックウエーブ】を圧縮させた水のレーザー魔法によって、消し去られた。
「あはっ♡ 地面に出すだけじゃないんだね、【射程無制限】のスキルは♡」
「《雷よ、その威光を示したまえ! バニッシュメントサンダー!》、【チャージ】!」
今度は、ボス吸血鬼からの攻撃だ。
空中に100を優に越えるほどの、空中一面を覆い尽くすほどの大量の砲台が現れたかと思うと、そこにビリビリとした雷が充填されていく。
「(あの【射程無制限】ってスキル、いっぱい出しすぎだろ?!)」
その砲台全てに雷魔法が【チャージ】されて、威力が増していると考えると、溜まったもんじゃない。
「いやぁ~、流石にこの数は……」
「《ピィ! 主、召喚獣を出してっ!》」
「あれを防げる召喚獣なんて、思いつかんぞ!!」
なにせ、説明文に威力を大きく上昇させると、わざわざ書いていたくらいだ。
恐らく【射程無制限】という専用スキルよりも、こちらの方が長所としてポイント高いから出てきたんだろう。
それをあんな大量に放たれた奴を防げる召喚獣だなんて、レベルⅡには----。
「(いや、待てよ)」
そう言えば、あいつって、【機動要塞】である前に、"吸血鬼"だったよな?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
充填は、【チャージ】は終了した。
早速、ボス吸血鬼は地上に居る敵に向けて、砲門を開けて雷の高威力魔法【バニッシュメントサンダー】を放とうとした。
----その時である。
「けけけ」
「何奴……?」
ボス吸血鬼の耳に、なにか声が聞こえてきた。
とても弱々しく、かき消えてしまいそうになるくらい、小さな声。
「けけけ」
「また、聞こえた……」
ただのそよ風の聞き違い……いや、違う。これは聞き違いなどではない。
吸血鬼として誇りあるボス吸血鬼の本能が、この存在を、無視してはならないと告げていた。
そして、ついにボス吸血鬼は見つけた。
「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」「けけけ」
それは、本当に小さな、風に揺られて飛ぶだけの、ただの召喚獣の群れだった。
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【ケセランパサラン】(軍団) レベル;Ⅰ
空中を漂いながら、見つけた人を幸運にする力をうっすらと放つ召喚獣。タンポポの綿毛、もしくは兎の尻尾のようなフワフワした白い毛玉のような身体を持つ
その存在は非常にあいまいであり、名前の由来も良く分かっていない。妖怪なのか、未確認動物なのか。植物なのか、それとも動物なのかも分かっていない
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その大量の、粒のように見えるくらい小さな召喚獣----ケセランパサランの群れは、ボス吸血鬼に攻撃しようとしなければ、それどころか近付こうともしない。
ただただ、彼らは空中に、風の力でふわふわと飛んでいるだけの、ボス吸血鬼が気にしなくても良いだけのザコだ。
しかし、ザコのはずなのに、何故かボス吸血鬼は、その姿に見惚れてしまっていた。
いや、違う。これは見惚れるとかではない。
「1234567891011121314151617……」
ただの数字の羅列?
いや、違う。ボス吸血鬼は、数えている。
空中をただ漂うだけの、ケセランパサランの群れの数を、数えようとしていた。
「それが、俺が吸血鬼を召喚しなかった理由だぜ」
下の方から、なにか声が聞こえてくる。
しかし今は、ボス吸血鬼にとってはあの群れの数を、粒のように小さなアイツらを数えることに集中しなければならない。
「吸血鬼には、多くの弱点や苦手なモノが存在する。
《日光に弱い》ってのは有名だが、それ以外にも《銀の武器》、《ニンニク》、《杭》----他にも変な奴だと、《ろうそくの光》、《塩》、《お香の香り》、《油っぽいもの》、《薔薇》、それから《死者の血》ってな」
そう、吸血鬼はステータスこそ高いが、それ以上に弱点や苦手なモノが多すぎるのだ。
日光に弱く、当たると灰になって消えてしまう。
銀の武器や杭、十字架なんかも、吸血鬼を倒すアイテムである。
鼻が良すぎるせいなのかは分からないが、薔薇やお香の香りなども苦手。
油そのものもダメだが、油をかけた食べ物も、それからは塩も腐敗を防ぐという伝承があるからか、苦手だ。
"魔を退ける"効果を持つ馬の蹄鉄なんかも苦手だし、ろうそくの光も昇天してしまう危険性があるんだとか。
さらには血を吸う鬼なのに、死者の血も彼らにとっては毒なのだという。
川を渡れないだとか、うつ伏せから起き上がることが出来ないなんていうのまであるくらいだ。
世界的に広く伝わっている物もあれば、調べた人だけが知っているくらいのマイナーな物。
それにとある国だけで広まっている物も含めれば、吸血鬼の弱点はまだまだあるだろう。
要するに、俺がなんで吸血鬼を召喚しないのかと言えば、吸血鬼がめちゃくちゃ弱点が多い召喚獣だからである。
「そして、もうこれ以上ないってくらいに多すぎる弱点を抱えている吸血鬼には、まだ弱点がある。
そう、それは"細かいモノが大量にあるのを見ると、いくつあるか数を数え始めてしまう"ってことだ」
だから、大量にケセランパサランの群れを召喚した。
こいつらは何も出来ない、飛ぶだけの召喚獣で、その分、魔力消費がほとんどない。
レベルⅡとなって魔力が有り余ってるくらいの俺にとっては、大量に召喚するくらい、訳ないぜ!!
「で、後はお前らの出番だ。雪ん子、ファイント」
ボス吸血鬼は、気付いている。
自分のちょうど真上に、プロペラのような魔法で自分の上へと来た2人が、自分の方に向かって落ちてきていることを。
対処しなければならない、やられてしまうから。
でも、ボス吸血鬼の吸血鬼としての本能が、ケセランパサランの群れの数を数える事を、止められない。
「《ピィッ!! 螺旋斬りっ!》」
「【バレット=バレット=マルチアーム】!! 機械の腕ちゃん、あいつを抉りましょう!!」
そして、2体は捻じりながら、回転することで威力を上げて、剥き出しとなっている弱点コアを破壊した。
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超特殊ダンジョン《風雲! ドラキュラブホ城!》のボス魔物を倒しました
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確定ドロップとして、吸血鬼の闇牙がドロップします
今回は 初回討伐特典は ありません
超特殊ダンジョンが 消滅します
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吸血鬼を倒した際、稀に落とすとされる黒い牙。濃密な闇の魔力が込められており、牙を誇りに思う吸血鬼の中でも特に大事なモノのため、普段は触れも見えもしないようになっていると言われている
(注意)このアイテムは、ルトナウムによって浸食され、変質しています。また【召喚 レベルアップ可能】の力を用いて、【黄金召喚】を行った場合、レベルアップ可能な召喚獣が召喚されます
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