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第5章『夏だ! 海だ! 千山鯉だぁ~!/雪ん子の座を奪いし召喚獣・千山鯉の章』
第190話 【オーバーロード】の真の力(1)
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千山鯉が消えて、雪ん子は無事、居場所を取り戻した。
それだけでなく、雪ん子は千山鯉が持つ力まで手にしていた。
「《ぴぴっ! 分かったッぴ!
あんたの事は嫌いっぴが、主様は私が守るっぴ!》」
千山鯉の力を手に入れた雪ん子の姿は、姿が少し変化していた。
頭に生えていた悪魔の角は消えており、代わりに千山鯉が生やしていた龍の角を2本ばかり生やしていた。
そして蒼炎が描かれた黒い着物には、赤い鱗の鯉が新たに描かれていたのである。
「《この力、存分に使わせてもらうっぴよ!》」
雪ん子の力が増すと共に、彼女の瞳が赤く光り輝いていた。
そして、背中からドラゴンを思わせる、一対のドラゴンの翼が現れていた。
「《早速、使わせてもらうッぴ! ----【オーバーロード】の力で発動せよ、【半古代龍魔法・古代龍の爪】っ!!》」
雪ん子の身体が淡く発光すると共に、彼女の蒼炎の剣がどんどん巨大化していき、黒鬼の身体を巨大な龍の爪が切り裂いていた。
「ほけえええええええええええええええええええええ?! ヤバヤバのヤバ!!」
攻撃を受けた《ウグイス嬢》黒鬼は身体に大きな傷をつけられただけでなく、腕も吹っ飛ばされており、だいぶダメージを与えられているようである。
===== ===== =====
スキル【公認援助】が 発動しました
一定の体力が減ったのを 確認
すぐさま 回復を 始めます
===== ===== =====
「あっ、またあれか……?!」
黒鬼の身体が回復スキルにより、どんどん回復していく。
先程と同じく、回復して元通りになるかと思いきや、腕は元通りに戻っていたが、身体につけられた傷は未だに痛々しく残っていた。
「ほけぇ?! かっ、回復が間に合ってない?! 援助不足か、これは?!」
「----回復が完全でないなら、勝ち目はある! 行けっ、雪ん子!」
「《了解っぴ!!》」
----と、雪ん子が再び黒鬼に攻撃を与えようとして。
「ほ~ほけきょ♪ まだあなた達は、【ウグイス嬢】の恐ろしさを理解してないようです!
今こそ、ご披露しましょう! 【ウグイス嬢】の持つ中でもとっておきの最強スキル、【七転び八起き】の力を!」
黒鬼がスキルを発動すると共に、彼女の身体が徐々に丸くなっていく。
身体も、顔も、手足も、丸々とした動きづらそうな姿になっていた。
「【七転び八起き】の効果! それは、私が倒れない限りは、私にダメージは加えられない!
----私が倒れない限りは、あなたは私にダメージを与えられない! 今の攻撃の威力を覚えた私にとっては、倒れないだけなら私の勝ちっ!」
今にも倒れそうな感じもするくらいフラフラなのだが、黒鬼の言う通り、ここから粘りそうな感じがする。
「恐らく、あのレベルⅤの黒鬼を、めちゃくちゃ強い【半古代龍魔法】でも傷しかつけなかったあの身体を、一撃で倒すだけの破壊力を出さなくちゃ、倒せないのだろうな」
「《ぴぴ……半古代龍魔法を越える力……さっき、【オーバーロード】を纏わせても、倒しきれなかったのに……》」
【オーバーロード】と【半古代龍魔法】、2つを組み合わせても倒せないあの身体を倒す方法だなんて……どうすれば……。
そして、黒鬼にかけられているたすきが、先程よりも強く光り輝いていく。
「そして、この最大級に高めた【讃えよう! その偉大なる名を】で、止めを刺してやります! ほ~ほけきょ♪」
既にたすきは、前回放った時よりも多くの光が集まっており、先程よりも強大な攻撃が放たれることは予想がつくことであった。
「雪ん子」
と、そんな中、俺が声をかけると、雪ん子は物凄く嬉しそうな笑みをこちらに向ける。
「《あはっ♡ 主殿だぁ♡》」
その顔はとても嬉しそうで、今にも俺に飛び込んで来そうであった。
俺は手で制止を促すと、彼女に1枚の紙を取り出す。
千山鯉が最期に残した、とっても重要な事を書いた紙。
「これを読んで欲しい。これには、千山鯉が遺した----」
「《----分かってるぴ》」
俺が紙を差し出すよりも先に、雪ん子はそう言う。
「《彼女は"こうならない時"のために、その紙を遺した。しかしながら、そうはならなかったので、その紙は私には必要ない代物》」
「"こうならない時"って言うのは----」
雪ん子は、ポンポンッと、頭を叩く。
「《彼女の考え。彼女が何を思っていたのか、そして何をしようとしていたのか。
そういうのまで、ストーカー対策ネックレスは、勝者の特権として私にくれたんだっぴ》」
「えっ、何? ストーカー対策ネックレス? というか、ファイント----正月の方じゃなくて、悪天使の方は今どこに……」
恐らくは、なにかしらの洗脳効果で、今まで俺は忘れていたのだが、俺は雪ん子の登場で色々と思い出していた。
雪ん子の事、そして悪天使のファイントの事。
だから、悪天使ファイントの居場所を聞いたのだが、雪ん子の目は既に、あの黒鬼へと移っていた。
「《記憶を取り戻した主を、ファイントちゃんも待ってるでしょう。
----その前に、あの邪魔な黒鬼を倒します。
あなたを慕っていた同胞、千山鯉の力を借りた、超凄い一撃で》」
(※)現在の状況
・雪ん子→主を取り戻せて大満足、そして千山鯉の思いも知れたので同じ主様大好き勢として認めている
・冴島渉→正月のファイントの洗脳が弱まったので、記憶を取り戻しつつある
・悪天使ファイント→正月のファイントと激闘中
・ココア&マルガリータ→佐鳥愛理を足止め中! 足止め中!
それだけでなく、雪ん子は千山鯉が持つ力まで手にしていた。
「《ぴぴっ! 分かったッぴ!
あんたの事は嫌いっぴが、主様は私が守るっぴ!》」
千山鯉の力を手に入れた雪ん子の姿は、姿が少し変化していた。
頭に生えていた悪魔の角は消えており、代わりに千山鯉が生やしていた龍の角を2本ばかり生やしていた。
そして蒼炎が描かれた黒い着物には、赤い鱗の鯉が新たに描かれていたのである。
「《この力、存分に使わせてもらうっぴよ!》」
雪ん子の力が増すと共に、彼女の瞳が赤く光り輝いていた。
そして、背中からドラゴンを思わせる、一対のドラゴンの翼が現れていた。
「《早速、使わせてもらうッぴ! ----【オーバーロード】の力で発動せよ、【半古代龍魔法・古代龍の爪】っ!!》」
雪ん子の身体が淡く発光すると共に、彼女の蒼炎の剣がどんどん巨大化していき、黒鬼の身体を巨大な龍の爪が切り裂いていた。
「ほけえええええええええええええええええええええ?! ヤバヤバのヤバ!!」
攻撃を受けた《ウグイス嬢》黒鬼は身体に大きな傷をつけられただけでなく、腕も吹っ飛ばされており、だいぶダメージを与えられているようである。
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スキル【公認援助】が 発動しました
一定の体力が減ったのを 確認
すぐさま 回復を 始めます
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「あっ、またあれか……?!」
黒鬼の身体が回復スキルにより、どんどん回復していく。
先程と同じく、回復して元通りになるかと思いきや、腕は元通りに戻っていたが、身体につけられた傷は未だに痛々しく残っていた。
「ほけぇ?! かっ、回復が間に合ってない?! 援助不足か、これは?!」
「----回復が完全でないなら、勝ち目はある! 行けっ、雪ん子!」
「《了解っぴ!!》」
----と、雪ん子が再び黒鬼に攻撃を与えようとして。
「ほ~ほけきょ♪ まだあなた達は、【ウグイス嬢】の恐ろしさを理解してないようです!
今こそ、ご披露しましょう! 【ウグイス嬢】の持つ中でもとっておきの最強スキル、【七転び八起き】の力を!」
黒鬼がスキルを発動すると共に、彼女の身体が徐々に丸くなっていく。
身体も、顔も、手足も、丸々とした動きづらそうな姿になっていた。
「【七転び八起き】の効果! それは、私が倒れない限りは、私にダメージは加えられない!
----私が倒れない限りは、あなたは私にダメージを与えられない! 今の攻撃の威力を覚えた私にとっては、倒れないだけなら私の勝ちっ!」
今にも倒れそうな感じもするくらいフラフラなのだが、黒鬼の言う通り、ここから粘りそうな感じがする。
「恐らく、あのレベルⅤの黒鬼を、めちゃくちゃ強い【半古代龍魔法】でも傷しかつけなかったあの身体を、一撃で倒すだけの破壊力を出さなくちゃ、倒せないのだろうな」
「《ぴぴ……半古代龍魔法を越える力……さっき、【オーバーロード】を纏わせても、倒しきれなかったのに……》」
【オーバーロード】と【半古代龍魔法】、2つを組み合わせても倒せないあの身体を倒す方法だなんて……どうすれば……。
そして、黒鬼にかけられているたすきが、先程よりも強く光り輝いていく。
「そして、この最大級に高めた【讃えよう! その偉大なる名を】で、止めを刺してやります! ほ~ほけきょ♪」
既にたすきは、前回放った時よりも多くの光が集まっており、先程よりも強大な攻撃が放たれることは予想がつくことであった。
「雪ん子」
と、そんな中、俺が声をかけると、雪ん子は物凄く嬉しそうな笑みをこちらに向ける。
「《あはっ♡ 主殿だぁ♡》」
その顔はとても嬉しそうで、今にも俺に飛び込んで来そうであった。
俺は手で制止を促すと、彼女に1枚の紙を取り出す。
千山鯉が最期に残した、とっても重要な事を書いた紙。
「これを読んで欲しい。これには、千山鯉が遺した----」
「《----分かってるぴ》」
俺が紙を差し出すよりも先に、雪ん子はそう言う。
「《彼女は"こうならない時"のために、その紙を遺した。しかしながら、そうはならなかったので、その紙は私には必要ない代物》」
「"こうならない時"って言うのは----」
雪ん子は、ポンポンッと、頭を叩く。
「《彼女の考え。彼女が何を思っていたのか、そして何をしようとしていたのか。
そういうのまで、ストーカー対策ネックレスは、勝者の特権として私にくれたんだっぴ》」
「えっ、何? ストーカー対策ネックレス? というか、ファイント----正月の方じゃなくて、悪天使の方は今どこに……」
恐らくは、なにかしらの洗脳効果で、今まで俺は忘れていたのだが、俺は雪ん子の登場で色々と思い出していた。
雪ん子の事、そして悪天使のファイントの事。
だから、悪天使ファイントの居場所を聞いたのだが、雪ん子の目は既に、あの黒鬼へと移っていた。
「《記憶を取り戻した主を、ファイントちゃんも待ってるでしょう。
----その前に、あの邪魔な黒鬼を倒します。
あなたを慕っていた同胞、千山鯉の力を借りた、超凄い一撃で》」
(※)現在の状況
・雪ん子→主を取り戻せて大満足、そして千山鯉の思いも知れたので同じ主様大好き勢として認めている
・冴島渉→正月のファイントの洗脳が弱まったので、記憶を取り戻しつつある
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