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第5話 血肉の花弁【栞】Ⅰ
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里香の「加工」を済ませ、俺はそのままシャワーを浴びる。
意外と人間の手足を切り落とすのは容易ではなく、こんな明け方までかかってしまった。
残ったゴミ、いや身体はどうすべきか。今は部屋に置きっぱなしだが、真衣と同じように可能な限りバラバラにして、排水溝に流してしまうか。
重要なのはパーツだ、残った身体など俺にとってはゴミ同然だ。
切り落とした手足は「聖域」に収め、真衣の首と共に開花の時を待っている。
残るは花弁は……あと1枚だ。
その残る1枚とは、栞だ。
彼女の加工が済めば、花弁は全て揃い花は開花することとなる。
そう、真衣という花がようやく開花するのだ。
俺はシャワーを終えると、栞に連絡した。
「プ、プロデューサーですか?!」
「ああ……どうしたんだ、そんな慌てて」
電話口の向こうでは栞の慌てた声。
「その……今日撮影なんですけど、時間過ぎても里香ちゃんの姿が見えなくて……」
「里香?」
「……今まで遅刻はしたことなかったのに、プロデューサー何か知りませんか?」
「……」
栞が慌てているのは、撮影場所に里香が現れないことが原因だった。
当たり前だ、里香は俺がこの手で昨夜殺した。そして、今は手足を切り取られた無残な姿で俺の部屋で横たわっている。
「里香なら、今俺の部屋で寝てるよ」
「えっ……プロデューサーの部屋、ですか」
栞は驚くと同時に、動揺しているようだった。
「昨日飲み過ぎで大分体調が悪そうだったからな、俺の部屋で休ませていたんだ。今日の撮影もどうしようかと思っていたんだが……厳しそうだ。すまんな栞、あっちには俺から連絡しておくから、今日はお前1人で対応してくれ」
「え? は、はぁ……」
「それと、悪いんだが仕事が終わり次第俺の家まで来てくれないか? 地図は後でスマホで送るから」
「え……」
栞は理解が追いつかないようで、上手く言葉が出てこないようだ。
そもそもアイドルがプロデューサーの家に行くという事自体がタブーだ。栞が躊躇うのも無理はない。
「里香を1人で帰すのはちょっと不安でな。里香を迎えに来てくれないか、きっとお前が来てくれたら里香も喜ぶ」
俺は強めの口調で栞に言う。
「はぁ……構いませんけど……」
栞は渋々だが承諾してくれた。
俺は栞の性格上、強く押されれば断れないことも知っていた。
こうして、栞を花弁へと「加工」する準備は整った。
22時頃、栞は地図を頼りに俺の自宅に訪ねて来た。
おまけに里香の体調を気遣ってか、食材やらいろいろを買い込んでいた。
「すまないな、急に呼び出して」
「いえ、けど里香ちゃんは?」
「中にいるよ。さぁ上がって」
俺は栞を招き入れ、扉を閉める。
意外と人間の手足を切り落とすのは容易ではなく、こんな明け方までかかってしまった。
残ったゴミ、いや身体はどうすべきか。今は部屋に置きっぱなしだが、真衣と同じように可能な限りバラバラにして、排水溝に流してしまうか。
重要なのはパーツだ、残った身体など俺にとってはゴミ同然だ。
切り落とした手足は「聖域」に収め、真衣の首と共に開花の時を待っている。
残るは花弁は……あと1枚だ。
その残る1枚とは、栞だ。
彼女の加工が済めば、花弁は全て揃い花は開花することとなる。
そう、真衣という花がようやく開花するのだ。
俺はシャワーを終えると、栞に連絡した。
「プ、プロデューサーですか?!」
「ああ……どうしたんだ、そんな慌てて」
電話口の向こうでは栞の慌てた声。
「その……今日撮影なんですけど、時間過ぎても里香ちゃんの姿が見えなくて……」
「里香?」
「……今まで遅刻はしたことなかったのに、プロデューサー何か知りませんか?」
「……」
栞が慌てているのは、撮影場所に里香が現れないことが原因だった。
当たり前だ、里香は俺がこの手で昨夜殺した。そして、今は手足を切り取られた無残な姿で俺の部屋で横たわっている。
「里香なら、今俺の部屋で寝てるよ」
「えっ……プロデューサーの部屋、ですか」
栞は驚くと同時に、動揺しているようだった。
「昨日飲み過ぎで大分体調が悪そうだったからな、俺の部屋で休ませていたんだ。今日の撮影もどうしようかと思っていたんだが……厳しそうだ。すまんな栞、あっちには俺から連絡しておくから、今日はお前1人で対応してくれ」
「え? は、はぁ……」
「それと、悪いんだが仕事が終わり次第俺の家まで来てくれないか? 地図は後でスマホで送るから」
「え……」
栞は理解が追いつかないようで、上手く言葉が出てこないようだ。
そもそもアイドルがプロデューサーの家に行くという事自体がタブーだ。栞が躊躇うのも無理はない。
「里香を1人で帰すのはちょっと不安でな。里香を迎えに来てくれないか、きっとお前が来てくれたら里香も喜ぶ」
俺は強めの口調で栞に言う。
「はぁ……構いませんけど……」
栞は渋々だが承諾してくれた。
俺は栞の性格上、強く押されれば断れないことも知っていた。
こうして、栞を花弁へと「加工」する準備は整った。
22時頃、栞は地図を頼りに俺の自宅に訪ねて来た。
おまけに里香の体調を気遣ってか、食材やらいろいろを買い込んでいた。
「すまないな、急に呼び出して」
「いえ、けど里香ちゃんは?」
「中にいるよ。さぁ上がって」
俺は栞を招き入れ、扉を閉める。
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