4 / 9
第4話 電脳の地獄『妊婦の刑』Ⅱ
しおりを挟む
30分後、私は再び現場へ戻る。
ゴブリン達は消えてて、そこには『腹の膨れた』木村が横たわっているだけだった。
腹に何が宿っているのかは……考えたくもない。
「どうだった? 電脳世界とはいえ、貴重な経験になったでしょ?」
「……おっ、ええええええええええ」
私の声で意識を取り戻した木村は、すぐに嘔吐する。
この様子じゃ、相当酷い目に遭ったんだろう。
「……もう、許してくれ……助けて」
「けど、君はあの時そう言った私を助けてくれなかったよね」
私はあの時、何度も、喉が焼けるくらいにそう叫んだ。
けれど、助けなど来なかった。
それを聞いた木村は目に涙を浮かべ、茫然とする。
「じゃあ交換条件。残り2人のアカウント情報と位置教えてくれたら許してあげる。そんくらい知ってるでしょ?」
復讐はまだ終わらない。
残りの2人にも、地獄を見せてやる。この電脳世界でしか味わえないとっておきの地獄を。
「……っ」
しかし木村は口を閉じたままだ。
あの2人からの報復にでも怯えているのだろうか。
「……まだゴブリンとお楽しみしたい?」
「っや! 教えるっ、教えるから!」
私の言葉に、木村は地面を這いながら首を横に振る。
やはり『妊婦の刑』はかなり効く復讐だったようだ。
「……じゃあ、教えてもらおうかな」
私は木村の顔を踏みつけながら、情報を聞き出した。
ゴブリン達は消えてて、そこには『腹の膨れた』木村が横たわっているだけだった。
腹に何が宿っているのかは……考えたくもない。
「どうだった? 電脳世界とはいえ、貴重な経験になったでしょ?」
「……おっ、ええええええええええ」
私の声で意識を取り戻した木村は、すぐに嘔吐する。
この様子じゃ、相当酷い目に遭ったんだろう。
「……もう、許してくれ……助けて」
「けど、君はあの時そう言った私を助けてくれなかったよね」
私はあの時、何度も、喉が焼けるくらいにそう叫んだ。
けれど、助けなど来なかった。
それを聞いた木村は目に涙を浮かべ、茫然とする。
「じゃあ交換条件。残り2人のアカウント情報と位置教えてくれたら許してあげる。そんくらい知ってるでしょ?」
復讐はまだ終わらない。
残りの2人にも、地獄を見せてやる。この電脳世界でしか味わえないとっておきの地獄を。
「……っ」
しかし木村は口を閉じたままだ。
あの2人からの報復にでも怯えているのだろうか。
「……まだゴブリンとお楽しみしたい?」
「っや! 教えるっ、教えるから!」
私の言葉に、木村は地面を這いながら首を横に振る。
やはり『妊婦の刑』はかなり効く復讐だったようだ。
「……じゃあ、教えてもらおうかな」
私は木村の顔を踏みつけながら、情報を聞き出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ワシの子を産んでくれんか
KOU/Vami
ライト文芸
妻に先立たれ、息子まで亡くした老人は、息子の妻である若い未亡人と二人きりで古い家に残された。
「まだ若い、アンタは出て行って生き直せ」――そう言い続けるのは、彼女の未来を守りたい善意であり、同時に、自分の寂しさが露見するのを恐れる防波堤でもあった。
しかし彼女は去らない。義父を一人にできないという情と、家に残る最後の温もりを手放せない心が、彼女の足を止めていた。
昼はいつも通り、義父と嫁として食卓を囲む。けれど夜になると、喪失の闇と孤独が、二人の境界を静かに溶かしていく。
ある夜を境に、彼女は“何事もない”顔で日々を回し始め、老人だけが遺影を直視できなくなる。
救いのような笑顔と、罪のような温もり。
二人はやがて、外の世界から少しずつ音を失い、互いだけを必要とする狭い家の中へ沈んでいく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる