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第6話 電脳の地獄『胃袋の刑』Ⅱ
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「っぐ」
びちゃっという湿っぽい音と共にテレポートが完了する。
「っち、どこだ……ここは。暗いし、何だこの臭い……おい! 聞こえてるだろ!」
「聞こえてるよ。ここがどこか? 君のアイテムの在りかだよ」
闇に包まれ、湿っぽいこの空間。そしてこの鼻の曲がるほどの異臭。
ここは、まさに工藤にお似合いの地獄だ。
「そんなことは聞いていない! この空間の……」
「工藤君さ、上位クエストの化け蛙ってモンスター知ってる?」
「……なに」
工藤の表情が固まる。
「名前の通り、化け物みたいにでかい蛙。クエストにも出ない引きこもりじゃ知るわけないか」
私は工藤をあざ笑うかのようにこの空間は何処かを答えた。
「ここはさ、その化け蛙の腹の中さ」
「なっ……」
私が指を鳴らすと同時に空間内に光が生まれる。
そこは肉に包まれ、胃液で満たされた毒々しい空間だった。
「通常プレイじゃまず他人のアイテムを強奪して、モンスターの体内に転移させるなんてできない。けど、今の私にはできるんだ」
「ふ、ふざけるな! 元に戻せ! こんなことが許されるわけ……」
工藤は胃液に塗れながら私に詰め寄る。
「さっき自分で言ってたじゃん、今の電脳世界は無法地帯だって。だから、こんなことだってできるんだよ」
「おい! 殺す、お前だけは……家を特定して家族諸共皆殺しに……」
この期に及んでも口の減らない奴だと思った。ある意味尊敬する。
「早くしなって、いくら電脳世界の出来事とはいえ……このままアイテムと一緒に胃液で消化されて、そのまま蛙の糞にはなりたくないでしょ?」
私の忠告に工藤の顔から血の気が引いていく。
想像してしまったのだろう、自分の末路を。
「お、おい! 待て! お、お前にしたことは謝る! だから……」
「……あの時、私も同じことを言った。けれど……お前は私を助けなかった」
私は工藤を蹴り倒し、テレポートの操作を行う。
「電脳世界(ここ)でしか味わえない地獄を、ごゆっくり」
胃液に溺れながら必死に助けを求めるのが、工藤の最期の姿だった。
びちゃっという湿っぽい音と共にテレポートが完了する。
「っち、どこだ……ここは。暗いし、何だこの臭い……おい! 聞こえてるだろ!」
「聞こえてるよ。ここがどこか? 君のアイテムの在りかだよ」
闇に包まれ、湿っぽいこの空間。そしてこの鼻の曲がるほどの異臭。
ここは、まさに工藤にお似合いの地獄だ。
「そんなことは聞いていない! この空間の……」
「工藤君さ、上位クエストの化け蛙ってモンスター知ってる?」
「……なに」
工藤の表情が固まる。
「名前の通り、化け物みたいにでかい蛙。クエストにも出ない引きこもりじゃ知るわけないか」
私は工藤をあざ笑うかのようにこの空間は何処かを答えた。
「ここはさ、その化け蛙の腹の中さ」
「なっ……」
私が指を鳴らすと同時に空間内に光が生まれる。
そこは肉に包まれ、胃液で満たされた毒々しい空間だった。
「通常プレイじゃまず他人のアイテムを強奪して、モンスターの体内に転移させるなんてできない。けど、今の私にはできるんだ」
「ふ、ふざけるな! 元に戻せ! こんなことが許されるわけ……」
工藤は胃液に塗れながら私に詰め寄る。
「さっき自分で言ってたじゃん、今の電脳世界は無法地帯だって。だから、こんなことだってできるんだよ」
「おい! 殺す、お前だけは……家を特定して家族諸共皆殺しに……」
この期に及んでも口の減らない奴だと思った。ある意味尊敬する。
「早くしなって、いくら電脳世界の出来事とはいえ……このままアイテムと一緒に胃液で消化されて、そのまま蛙の糞にはなりたくないでしょ?」
私の忠告に工藤の顔から血の気が引いていく。
想像してしまったのだろう、自分の末路を。
「お、おい! 待て! お、お前にしたことは謝る! だから……」
「……あの時、私も同じことを言った。けれど……お前は私を助けなかった」
私は工藤を蹴り倒し、テレポートの操作を行う。
「電脳世界(ここ)でしか味わえない地獄を、ごゆっくり」
胃液に溺れながら必死に助けを求めるのが、工藤の最期の姿だった。
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