5 / 46
2 *
しおりを挟む
彼が楽器を弾き始めると、地に浮いてある魔法陣から音符や鳥などが空に向かって出て来た
宙を浮いては消えてと、それらはキラキラと光っていてとても綺麗だった
こんな魔法初めて見たのと、彼が音に合わせて歌っている声がとても綺麗でただボーっとしながら見ていた
まるで、そこだけが別世界みたいに
どこから来たのかリュスナさんに肩を叩かれるまでボーッとしていた
呼ばれて我に返ると、木の下には既に彼は居なかった
どれだけの間ボーッとしていたのだろうか
その日を境に、彼のあの時の姿が頭から離れなくなり、つい木の近くを通る時必ず居ないか見てしまう
日毎に容赦が無くなる剣術訓練により、周りを見る暇が無く彼を見れない
その為、剣術訓練や勉強が終わると城中を探す
探すのだけど、目的の彼は一向に見つからないことで、だだっ広い城を恨みつつ壁を殴ってしまうのは仕方ないと思う
しかし、子供の力じゃたかが知れていて、僕の骨が返り討ちにあった
結局、彼を見つけられず一年が経ち5歳の誕生日を3日後に迎えることになった
当日は僕の誕生日パーティーがあり、従者とのご対面などやってる暇が無いと踏んでのことだろう
やっと面と向かって彼と話せる事に喜びを感じて、それと同時に緊張で頭が真っ白になった
真っ白になり、何も考えられなく気づいたら、
「ふんっ!たかが5個上の者に何が出来るのだ。精々私の遊び相手だろう」
などと、欠片も思っていない事を言ってしまっていた
彼はどう思っただろうか、軽蔑されたかな、嫌いになったかな?
これからよろしくお願いします。と、ただそれだけを言えば良かったのに
先程の出来事を考えれば考える程、目の前が滲んで来た
それを誰にも見られているわけではないが、嫌になり枕に顔を押し付け気づいたら朝になっていた
宙を浮いては消えてと、それらはキラキラと光っていてとても綺麗だった
こんな魔法初めて見たのと、彼が音に合わせて歌っている声がとても綺麗でただボーっとしながら見ていた
まるで、そこだけが別世界みたいに
どこから来たのかリュスナさんに肩を叩かれるまでボーッとしていた
呼ばれて我に返ると、木の下には既に彼は居なかった
どれだけの間ボーッとしていたのだろうか
その日を境に、彼のあの時の姿が頭から離れなくなり、つい木の近くを通る時必ず居ないか見てしまう
日毎に容赦が無くなる剣術訓練により、周りを見る暇が無く彼を見れない
その為、剣術訓練や勉強が終わると城中を探す
探すのだけど、目的の彼は一向に見つからないことで、だだっ広い城を恨みつつ壁を殴ってしまうのは仕方ないと思う
しかし、子供の力じゃたかが知れていて、僕の骨が返り討ちにあった
結局、彼を見つけられず一年が経ち5歳の誕生日を3日後に迎えることになった
当日は僕の誕生日パーティーがあり、従者とのご対面などやってる暇が無いと踏んでのことだろう
やっと面と向かって彼と話せる事に喜びを感じて、それと同時に緊張で頭が真っ白になった
真っ白になり、何も考えられなく気づいたら、
「ふんっ!たかが5個上の者に何が出来るのだ。精々私の遊び相手だろう」
などと、欠片も思っていない事を言ってしまっていた
彼はどう思っただろうか、軽蔑されたかな、嫌いになったかな?
これからよろしくお願いします。と、ただそれだけを言えば良かったのに
先程の出来事を考えれば考える程、目の前が滲んで来た
それを誰にも見られているわけではないが、嫌になり枕に顔を押し付け気づいたら朝になっていた
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
375
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる