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裏門から暫く離れた所の塀をよじ登り外に出た
裏門は表門程警備は固くなく、内緒で街に行きたい時はもってこいである
「まずは何処から探そうかな」
使い魔と主人は近くにいると直ぐにわかる筈だから、街をぶらぶらしてたらいつかは出会えるかな?
暫く歩き、街に着くと人が多くて目が回りそうになる
だけど、滅多に来れない城下町だから、かなり楽しそう。
建物の中ではなく外でお店をしている人が沢山いたり、音楽をしている人もいた。
音楽をしている人の中には、ユラが前に弾いてた楽器を弾いてる人もいる
街は楽しいが溢れていて、目移りしてしまう
「ニーニー!」
腕の中のニィちゃんがモフモフの尻尾をブンブンと振りながら何かを訴えている
何かと思い前を見ると、どうやらお菓子屋さんに興味があるそうだ
ニィちゃんは甘いものが好きなのかな?
魔獣なのに変わってるな。と思いながら、ポケットに入っているコイン袋を取り出す。
最近お小遣い貰ったから足りると思うし、
「よしっ!入ってみようか!!」
「二ーー!!」
言葉が分かっているかのように、元気よく僕の言葉に被せるニィちゃん
おじさん、可愛い君の為ならいくらでも貢いじゃう
店に入ると、カランコロンと可愛い音が鳴った
「いらっしゃい!お、これは可愛いお客さんだな」
色とりどりのケーキが並んでるガラスの向こうには、割と筋肉のあるおじさんがいた
「わー、綺麗!これ、全部おじさんが作ったんですか?」
「おうよ!坊主、ママのお使いか?」
光り輝いてるケーキをニィちゃんとガン見する
「ううん。ニィちゃんが入ってみたいって言ったから、食べに来たんです」
「ニィちゃんってその黒い塊か?」
「ニィ!」
おじさんの問に応えるように鳴くニィちゃん
可愛すぎ
「そいつ魔獣だろ?ケーキ食えんのか?」
「分からないですけど、食べたい様なので」
「そうか。じゃあ、好きなの選びな。店で食ってくか?」
「はい!ニィちゃん、どれが食べたい?」
ケーキをジーッと見ているニィちゃんに聞くと、前足でケースを叩いた
「ニー二ー」
「このいちごのムースのやつが食べたいの?」
「二ー!」
「おじさん、このいちごのムースのやつと、プリンください」
「はいよ。他は?」
「ニィちゃん、他ある?」
と聞くと、チョコムースの方も叩いた
ニィちゃんはどうやらムース系が好きなようだ
その三つとライムジュースとニィちゃん用のミルクを頼んでテーブルに向かった
裏門は表門程警備は固くなく、内緒で街に行きたい時はもってこいである
「まずは何処から探そうかな」
使い魔と主人は近くにいると直ぐにわかる筈だから、街をぶらぶらしてたらいつかは出会えるかな?
暫く歩き、街に着くと人が多くて目が回りそうになる
だけど、滅多に来れない城下町だから、かなり楽しそう。
建物の中ではなく外でお店をしている人が沢山いたり、音楽をしている人もいた。
音楽をしている人の中には、ユラが前に弾いてた楽器を弾いてる人もいる
街は楽しいが溢れていて、目移りしてしまう
「ニーニー!」
腕の中のニィちゃんがモフモフの尻尾をブンブンと振りながら何かを訴えている
何かと思い前を見ると、どうやらお菓子屋さんに興味があるそうだ
ニィちゃんは甘いものが好きなのかな?
魔獣なのに変わってるな。と思いながら、ポケットに入っているコイン袋を取り出す。
最近お小遣い貰ったから足りると思うし、
「よしっ!入ってみようか!!」
「二ーー!!」
言葉が分かっているかのように、元気よく僕の言葉に被せるニィちゃん
おじさん、可愛い君の為ならいくらでも貢いじゃう
店に入ると、カランコロンと可愛い音が鳴った
「いらっしゃい!お、これは可愛いお客さんだな」
色とりどりのケーキが並んでるガラスの向こうには、割と筋肉のあるおじさんがいた
「わー、綺麗!これ、全部おじさんが作ったんですか?」
「おうよ!坊主、ママのお使いか?」
光り輝いてるケーキをニィちゃんとガン見する
「ううん。ニィちゃんが入ってみたいって言ったから、食べに来たんです」
「ニィちゃんってその黒い塊か?」
「ニィ!」
おじさんの問に応えるように鳴くニィちゃん
可愛すぎ
「そいつ魔獣だろ?ケーキ食えんのか?」
「分からないですけど、食べたい様なので」
「そうか。じゃあ、好きなの選びな。店で食ってくか?」
「はい!ニィちゃん、どれが食べたい?」
ケーキをジーッと見ているニィちゃんに聞くと、前足でケースを叩いた
「ニー二ー」
「このいちごのムースのやつが食べたいの?」
「二ー!」
「おじさん、このいちごのムースのやつと、プリンください」
「はいよ。他は?」
「ニィちゃん、他ある?」
と聞くと、チョコムースの方も叩いた
ニィちゃんはどうやらムース系が好きなようだ
その三つとライムジュースとニィちゃん用のミルクを頼んでテーブルに向かった
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