転生したらビート板だった件

こんぶ

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転生したら猫の髭の先っちょについている汚れになっていた件

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…ん?

まだ意識がある。

それともまた転生したのか…?

「…!」

まさか、これは!

やった!俺はついに生物に転生出来たようだ!

その名も猫!

やったね…

「ん?」

まてよ、なんで第三者視点で猫が見えるんだ?
なんかピンピン揺れているんだが?

「…まさか」

俺は猫の髭になってしまったのか!?
なんて悲劇だぁぁぁ!?

「…」

飼い主っぽい女の人が駆けよってくる。

「あら?あらあら、髭を汚しちゃって…うふふ、可愛いの」

そう言って女の人は髭をぐりぐりと拭ってきた。

…え!?痛っ
いたい痛い痛い…

「…痛っ!」

「…なにこの汚れ…うぅ~とれない、先っちょについてるだけなのにぃ!」

…ちょっとまて。

…それ俺じゃね?

「ちっくしょー」

そう言って、女の人は諦めたようだ。
猫は窓際へジャンプした。

「…うわ」

窓ガラスに映る猫の髭の先っちょには、茶色い汚れがあった。

「…俺かぃぃぃぃ!!!」

おいこれ転生先を選ぶやつがもしいたら訴訟を起こして勝っちゃえるレベルだぞ!おい!

なにこれ?おかしくない!?
転生したら猫の髭の先っちょについてる汚れになっていたってなにそれ?

なんなの?俺、生き物ですらないよね?
初回から。ねぇ?なんで?生き物に生き返れないんすか?
え?

「…にゃぉ~」

猫が俺の事を必死に拭ってとろうとしてくる。

「…ちきしょう(涙」

半分涙声たが、(涙、と表記しないと分からなくなっている。

もう嫌だ。なんこれ?なんなん?
俺なんのために生きてるん?

生きている意義を感じないんだが。

なんのために生まれた?まじで。

「…はぁ」

どうすればいいんだ。
なに?消されれば良いの?



ある日。

…暇だなぁ。

「…にゃおにゃーお」

結構猫と仲良くなった。

「なんだって?」

「にゃお(お前さー、たるくないの?そんなんでー、うごけなくてさー)」

「いやぁ、べつにぃ」

「あ、いたいた」

そこに現れたのは子供だ。

女の人の子供だろうか。

「猫ちゃん」

「ニャァァァァ(こいつ嫌だぁぁぁぁ!!)」

「逃げないでー」

がし、と猫がつかまれた。

「ニャァァァァ!!(離せぇぇ!!)」

「ん?何?この汚れ…」

───ブチンッ!!


「ニャァア!(いっったぁぁぁ!)」

「髭抜けた~ゴミ箱ポイ」

「ニャァァァァ!!(転生太郎~!)」

「猫ちゃん~!!!」

そうして俺はまた焼却炉へ行った。

火炎ファイヤー
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