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第8話 錬金術への挑戦
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無数の火花が鍛造評議場の天井へと舞い上がる。
観客席を埋めた職人や冒険者たちがどよめいた。王都で行われる工房対抗試合、その開幕を告げる鐘が鳴る。
レオンは深く息を吸い、掌の紋章を見た。赤く脈打つ創精鍛造の刻印が、今にも火を噴くように熱を宿している。
「テーマは“飛竜の牙の刃物”か。面倒な素材を選びやがる」
炎の傍らでガルドが呻いた。
飛竜の牙──その硬度は魔鋼に匹敵し、通常の炉では温度が上がりきらず加工できない。
紅錆の炉が仕掛けた試練。それは“普通の職人には無理”という挑発そのものだった。
「やってやれ、レオン。ここらで爪を見せとけ」
グランの低い声が炉の奥で響く。
レオンは頷き、牙を手に取った。漆黒の角質の表面を光が流れる。
「問題ない。創星炉はどんな素材も溶かす。問題は……仕上げの魔力安定だ」
ティナとエルナが背後で準備を進めている。
素材の粉末、魔液、香料、冷却薬。錬金術の道具まで持ち込まれていた。
「レオンさん、言ってたよね。創精鍛造の本質は“創る”ことだって。なら――錬金術だって使えるでしょ?」
エルナが微笑む。
その明るい声に呼応するように、炉が熱を強めた。
「行くぞ。創精鍛造──錬成モード、起動」
右手の紋章が白く閃く。
通常の打撃音が止まり、場内が静まり返った。
レオンの周囲に魔力の風が起こり、炉の炎が上空へと吸い上げられて竜の尾のようにゆらめいた。
「なっ……なんだ、あの光……!」
観客席から声が上がる。
紅錆の炉の職人たちは眉をひそめた。
飛竜の牙が、まるで自ら溶けるように赤く染まり、周囲の魔力を吸い込んでいく。
銅の香りと焦げた血の匂い、そして鉄の唸り。
そのすべてを呑みこんで、炉の中央に青白い塊が浮かび上がった。
「ティナ、錬金素材、“蒼光粘液”を三滴。魔力安定剤Aを半量」
「はいっ!」
少女の手際はもう迷いがなかった。
「エルナ、温度を下げるな。三千度を維持しろ」
「了解っ!」
三人の息がぴたりと揃う。
炉の内部が真昼の太陽のように輝き、火花がまるで星座のように空間を回る。
レオンは槌を構えた。
「創精鍛造──錬金融合《アークバーン》!」
一撃。
槌が振り下ろされた瞬間、轟音とともに力の奔流が走る。
牙が光に変わり、金属と魔素が混じり合う。
熱が渦を巻き、刀身の形を描く。空気が裂け、風が竜の咆哮のように唸った。
光が収まったとき、そこには一本の剣が浮かんでいた。
斬れ刃は白銀、刃先は蒼炎を帯びる。
柄には飛竜の皮膜を加工した黒革が巻かれ、まるで生きて呼吸しているかのようだった。
観客席が静まり返った。
審査官が震える手で、完成した剣を受け取る。
「……これが、飛竜の牙を使った……?」
「信じられん。燃やすでも砕くでもなく、“融合”しておる……!」
一呼吸遅れて、会場が爆発するようなどよめきに包まれた。
「すげえ……!」「あの若造、誰だ!?」「剣が鳴いてる……!」
紅錆の炉の代表も顔を引きつらせた。
彼の手元の刃は、対照的に濁った赤色。形は整っていても、その鋭さには魂が宿っていない。
審査結果が読み上げられた瞬間、勝敗は明らかだった。
「勝者──創星の炉、レオン・ハース!」
歓声が一斉に上がる。
レオンは汗に濡れた手で額をぬぐい、無言で仲間たちを振り返った。
エルナが目を潤ませながら飛びつく。
「やった……本当に勝ったんだ!」
「これでもう“無名工房”なんて呼ばれないよ!」とティナ。
ガルドはヒゲを揺らして笑った。
「はっは、痛快じゃ! 飛竜すら打ち伏せるとはのう!」
しばしの歓喜の中、ただ一人、レオンだけが真剣な顔を崩さなかった。
炎の中に潜む、奇妙な“ずれ”を感じていたからだ。
──試合の素材、飛竜の牙。
王都では正式な申請をしなければ持ち出せない。
紅錆の炉が用意した時点で、何か裏があると踏んでいた。
その予感は数時間後、現実となる。
◇
夜。
創星の炉に戻ったレオンたちを、衛兵が待っていた。
「レオン・ハース殿。王都管理局より召喚状。飛竜素材の不正入手の疑いがあります」
突然の告げに、ティナとエルナの顔色が変わる。
「そんな……! 試合の素材は紅錆の炉が公式に用意したんですよ!」
「口で言うのは簡単ですが、署名にはあなたの名がある。説明を求めます」
レオンは顔をしかめた。
「彼らの罠か……。だが俺には、見覚えがない署名だ」
衛兵たちは命令だと言って譲らない。
だがレオンも黙ってはいなかった。
「分かった。だが今夜は応じられん。炉の保管処理が済み次第、明朝にでも出向こう」
「……責任を持つと誓えるか?」
「創星の炉の名にかけて」
衛兵が去ったあと、工房の空気が一気に重くなる。
ティナが顔を真っ青にして言った。
「罠、ですよね……! 紅錆の炉が、評価を取り返すために……!」
「たぶんな」とレオンは頷く。
「だが、今わざわざ脅しに来るということは、奴らも焦っている。俺たちの勝利が、よほど都合が悪いらしい」
エルナが唇を噛む。
「こんなの理不尽だよ! 頑張って勝ったのに!」
「勝ち取った証はなくならない。見せれば分かる」
レオンは剣を取り出した。
飛竜の牙から創った白銀の剣。
青い灯が静かに揺れている。
その時だった。
光がひときわ強くなり、レオンの掌が熱を放つ。
「……なんだ?」
剣身の中で、声が響いた。
『創造の主よ、名を問う』
ティナとエルナが息をのむ。
刃の中に小さな光の粒が舞い、形を取り始めた。
それは薄靄のような少女の姿だった。
「まさか……創精鍛造によって、魂が……?」
「そうだ。融合の過程で、飛竜の意識を“再構成”してしまったらしい」
淡い声が工房に響く。
『我は竜を越え、炎を宿すもの。汝の刃として生きよう。契約を……望むか?』
レオンはしばし言葉を失った。
偶然とはいえ、自分が生み出した“命”が、今目の前にいる。
だが次の瞬間、彼は決めたように頷いた。
「俺の名はレオン。創星の炉の職人だ。お前の名は?」
『……ルシェ。焔の残響より生まれしもの』
「いい名だ。なら俺と契約しろ、ルシェ」
『承認。魂は刃に宿り、熱は汝と共にある』
光が爆ぜ、青炎が消える。
レオンの腕輪に一本の刻印が浮かんだ。
「……すげぇ、本当に喋った……」
「錬金術で精霊を生むなんてありえないよ……!」
エルナとティナが息を呑むまま、レオンは静かに剣を握る。
確かな鼓動を感じる。
これはただの試作品ではない、新たな命の誕生だ。
「これで決まりだ。どんな罠を張られても、この証がある。創星の炉は“命を創る炉”だ」
夜風が扉を鳴らし、火の粉が舞った。
異世界の職人ギルド戦争は、この瞬間から新たな段階へと入っていく。
(第8話 完)
観客席を埋めた職人や冒険者たちがどよめいた。王都で行われる工房対抗試合、その開幕を告げる鐘が鳴る。
レオンは深く息を吸い、掌の紋章を見た。赤く脈打つ創精鍛造の刻印が、今にも火を噴くように熱を宿している。
「テーマは“飛竜の牙の刃物”か。面倒な素材を選びやがる」
炎の傍らでガルドが呻いた。
飛竜の牙──その硬度は魔鋼に匹敵し、通常の炉では温度が上がりきらず加工できない。
紅錆の炉が仕掛けた試練。それは“普通の職人には無理”という挑発そのものだった。
「やってやれ、レオン。ここらで爪を見せとけ」
グランの低い声が炉の奥で響く。
レオンは頷き、牙を手に取った。漆黒の角質の表面を光が流れる。
「問題ない。創星炉はどんな素材も溶かす。問題は……仕上げの魔力安定だ」
ティナとエルナが背後で準備を進めている。
素材の粉末、魔液、香料、冷却薬。錬金術の道具まで持ち込まれていた。
「レオンさん、言ってたよね。創精鍛造の本質は“創る”ことだって。なら――錬金術だって使えるでしょ?」
エルナが微笑む。
その明るい声に呼応するように、炉が熱を強めた。
「行くぞ。創精鍛造──錬成モード、起動」
右手の紋章が白く閃く。
通常の打撃音が止まり、場内が静まり返った。
レオンの周囲に魔力の風が起こり、炉の炎が上空へと吸い上げられて竜の尾のようにゆらめいた。
「なっ……なんだ、あの光……!」
観客席から声が上がる。
紅錆の炉の職人たちは眉をひそめた。
飛竜の牙が、まるで自ら溶けるように赤く染まり、周囲の魔力を吸い込んでいく。
銅の香りと焦げた血の匂い、そして鉄の唸り。
そのすべてを呑みこんで、炉の中央に青白い塊が浮かび上がった。
「ティナ、錬金素材、“蒼光粘液”を三滴。魔力安定剤Aを半量」
「はいっ!」
少女の手際はもう迷いがなかった。
「エルナ、温度を下げるな。三千度を維持しろ」
「了解っ!」
三人の息がぴたりと揃う。
炉の内部が真昼の太陽のように輝き、火花がまるで星座のように空間を回る。
レオンは槌を構えた。
「創精鍛造──錬金融合《アークバーン》!」
一撃。
槌が振り下ろされた瞬間、轟音とともに力の奔流が走る。
牙が光に変わり、金属と魔素が混じり合う。
熱が渦を巻き、刀身の形を描く。空気が裂け、風が竜の咆哮のように唸った。
光が収まったとき、そこには一本の剣が浮かんでいた。
斬れ刃は白銀、刃先は蒼炎を帯びる。
柄には飛竜の皮膜を加工した黒革が巻かれ、まるで生きて呼吸しているかのようだった。
観客席が静まり返った。
審査官が震える手で、完成した剣を受け取る。
「……これが、飛竜の牙を使った……?」
「信じられん。燃やすでも砕くでもなく、“融合”しておる……!」
一呼吸遅れて、会場が爆発するようなどよめきに包まれた。
「すげえ……!」「あの若造、誰だ!?」「剣が鳴いてる……!」
紅錆の炉の代表も顔を引きつらせた。
彼の手元の刃は、対照的に濁った赤色。形は整っていても、その鋭さには魂が宿っていない。
審査結果が読み上げられた瞬間、勝敗は明らかだった。
「勝者──創星の炉、レオン・ハース!」
歓声が一斉に上がる。
レオンは汗に濡れた手で額をぬぐい、無言で仲間たちを振り返った。
エルナが目を潤ませながら飛びつく。
「やった……本当に勝ったんだ!」
「これでもう“無名工房”なんて呼ばれないよ!」とティナ。
ガルドはヒゲを揺らして笑った。
「はっは、痛快じゃ! 飛竜すら打ち伏せるとはのう!」
しばしの歓喜の中、ただ一人、レオンだけが真剣な顔を崩さなかった。
炎の中に潜む、奇妙な“ずれ”を感じていたからだ。
──試合の素材、飛竜の牙。
王都では正式な申請をしなければ持ち出せない。
紅錆の炉が用意した時点で、何か裏があると踏んでいた。
その予感は数時間後、現実となる。
◇
夜。
創星の炉に戻ったレオンたちを、衛兵が待っていた。
「レオン・ハース殿。王都管理局より召喚状。飛竜素材の不正入手の疑いがあります」
突然の告げに、ティナとエルナの顔色が変わる。
「そんな……! 試合の素材は紅錆の炉が公式に用意したんですよ!」
「口で言うのは簡単ですが、署名にはあなたの名がある。説明を求めます」
レオンは顔をしかめた。
「彼らの罠か……。だが俺には、見覚えがない署名だ」
衛兵たちは命令だと言って譲らない。
だがレオンも黙ってはいなかった。
「分かった。だが今夜は応じられん。炉の保管処理が済み次第、明朝にでも出向こう」
「……責任を持つと誓えるか?」
「創星の炉の名にかけて」
衛兵が去ったあと、工房の空気が一気に重くなる。
ティナが顔を真っ青にして言った。
「罠、ですよね……! 紅錆の炉が、評価を取り返すために……!」
「たぶんな」とレオンは頷く。
「だが、今わざわざ脅しに来るということは、奴らも焦っている。俺たちの勝利が、よほど都合が悪いらしい」
エルナが唇を噛む。
「こんなの理不尽だよ! 頑張って勝ったのに!」
「勝ち取った証はなくならない。見せれば分かる」
レオンは剣を取り出した。
飛竜の牙から創った白銀の剣。
青い灯が静かに揺れている。
その時だった。
光がひときわ強くなり、レオンの掌が熱を放つ。
「……なんだ?」
剣身の中で、声が響いた。
『創造の主よ、名を問う』
ティナとエルナが息をのむ。
刃の中に小さな光の粒が舞い、形を取り始めた。
それは薄靄のような少女の姿だった。
「まさか……創精鍛造によって、魂が……?」
「そうだ。融合の過程で、飛竜の意識を“再構成”してしまったらしい」
淡い声が工房に響く。
『我は竜を越え、炎を宿すもの。汝の刃として生きよう。契約を……望むか?』
レオンはしばし言葉を失った。
偶然とはいえ、自分が生み出した“命”が、今目の前にいる。
だが次の瞬間、彼は決めたように頷いた。
「俺の名はレオン。創星の炉の職人だ。お前の名は?」
『……ルシェ。焔の残響より生まれしもの』
「いい名だ。なら俺と契約しろ、ルシェ」
『承認。魂は刃に宿り、熱は汝と共にある』
光が爆ぜ、青炎が消える。
レオンの腕輪に一本の刻印が浮かんだ。
「……すげぇ、本当に喋った……」
「錬金術で精霊を生むなんてありえないよ……!」
エルナとティナが息を呑むまま、レオンは静かに剣を握る。
確かな鼓動を感じる。
これはただの試作品ではない、新たな命の誕生だ。
「これで決まりだ。どんな罠を張られても、この証がある。創星の炉は“命を創る炉”だ」
夜風が扉を鳴らし、火の粉が舞った。
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