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5 4人の邂逅
30 アイザック※
しおりを挟む鬱蒼とした緑に覆われた雑木林。
夕方から夜に差し掛かろうとしていた。
木々や芽吹く葉に隠れた男女が卑猥な行為に及ぶ。
彼女らの断続的に聞こえる吐息と、激しさを増していく水音を、冷たい風が運んでいく。
「あっ、あっ、アイザック、そんな下から突き上げられたらっ……私はっ……ああっ……」
アイザックの体の上に跨っていたミリーだったが、女性の芯を突き動かされ続けて、懊悩な声を漏らし続ける。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、水音だけが響き続けているのだ
「ミリー……今日もお前の中が……最高だ……」
ついに果ててしまった。
「ミリーっ……そんな……締めるなっ……くっ……」
欲望の獣を彼女に締め上げられ、意図せず彼女の体内に熱い精が放出される。
「ああっ……熱いっ……アイザックっ……っ……!」
再びミリーがか細い叫びをあげる。
入りきらなった精とびしょびしょに濡れた愛液とが混じりあい、彼らの湿った肌をさらに濡らした。
(今朝、体を重ねあったばかりだというのに……ミリーからの激しくしてほしいという願い通り……まるで獣の交尾だな)
愛しいミリーに求められ、昂りきったアイザックは、吐精したことで冷静さを取り戻しつつあった。
はじめは座位だったが、次第に獣の体位をとるようになってしまっていた。
彼女を背後から犯しているような妙な気持になりながらも、興奮しきっていた。
騎士の宿舎への帰り道だが、幸い休日だったからか、誰にも見られている様子はないのは幸いだ……。
「ミリー、もう行かないといけない……」
汗を手の甲でぬぐいながら、アイザックは体の上にいるミリーに告げた。
乱れ切った衣服がやけに自分を誘ってきているように見える。
上気した頬に、少しだけ開いた小さな口……。
妻に夜食を届けに行く約束なんてしなければ良かった……。
そうしたら、ずっと今ここで、夜空の下で乱れる彼女を堪能することが出来たのに。
「特別任務の続き……?」
聡い彼女は何かに気づいているのではないか?
そんなことを思ってしまう。
「そうだ」
「そう……」
そうして、彼女の中から彼がずるりと抜け出た。
お互いに衣服を整えはじめる。
ぽつりとミリーが呟いた。
「これから、寂しくなるわね……」
「ん? なんだって?」
だが、彼女は首を横に振るばかりだ。
「アイザック、ありがとう……それじゃあ」
「ミリー……」
このままだと永劫の別れになる気がして、アイザックは不安に駆られたのだった。
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