【R18】冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい

おうぎまちこ(あきたこまち)

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第3章 身体だけの関係?

15-4 恭司side

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 社長室に辿り着いた恭司はさっそく電話交渉にとりかかっていた。

「……それで頼む。失礼する」

 備え付けの電話を切ると、ちょうど難波がコーヒーを入れて現れた。

「なあ、恭司、むさくるしい俺じゃなくて、可愛い秘書を雇えよ。可愛い秘書をさ」

 二人してコーヒーを口にする。
 難波の軽口に対して、恭司が溜息を吐いた。

「女を秘書に置くとか、今のご時世、地雷だろ。ハラスメントだって訴えられるなり、責任とれって、知りもしない子どもの認知を迫られたりとか、話を聞いてきただけでも枚挙に暇がない」

「学生時代のお前はもうちょっと頭が柔らかかったのにな。賭け事で金増やしたり、モデルの手伝いしたり、即興でサックス演奏して金もらったり、女優の付き人して色々優遇してもらったり。今はすっかい硬くなっちまった」

「仕方ないだろう? テキトーに喰いぶち探して知らない女と酒飲んで過ごすよりも、会社を経営していた方が楽しいことに気付いたからな」

 恭司の返しに対して、難波がカラカラと笑った。

「そうかよ。まあ、お前についてきたら、人生波乱万丈で面白いけどな。ああ、お前の特技があるだろう? ドイツの服屋でバイトしてた時に身に着けた、人の体形見たら、身長体重とスリーサイズが分かるやつ」

「ああ、それがどうした?」

「あれ、本命の女の子には披露するなよ。変態だと思われるから」

「……」

 恭司はむっつりと黙りこんだ。

(そういやあ、あいつの服を頼む時に、当然のように披露したな)

 時既に遅し。
 すでに美桜の前で特技を披露してしまっていた。
 しばらく考えたが……。

(本人が気にしてなさそうだったから、別に良いか)

 自分の中で結論が出た。
 難波が別の話題を切り出してくる。

「そういえば、さっき恭司が助けていた女性社員、中途採用の子だろう?」

「ん?」

 コーヒーを啜っていた恭司だったが、顔を上げて難波を見る。そしらぬ態度をとったつもりだったが、長年そばにいる難波は、恭司と美桜の関係性を見抜いてきたのだろうか――?

「写真で見た時よりも可愛いよな。ショートカットになっていたけど、逆にそれが女性らしいっていうかさ。恭司の好みじゃないかもしれんがな」

 恭司は溜息を吐いた。

「お前のこと、一瞬だけ見直し掛けた俺がバカだった」

「はあ? 今の話で、どうしてそんな感想になるんだよ?」

 難波が少々不満げな様子を醸していた。

「そういやあ、この間の話の続きだけどな」

「ああ、順一がどうとかいう話だったか?」

「そうそう。さっきの彼女って、新宮傘下の会社勤めだったろう? 順一が婚約者に破談を申し立てた頃に、ちょうど、あの子が退職してるんだよ」

 
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