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第4章 兄弟が愛した女性
21-5※
しおりを挟む美桜はお風呂場で大変なことになっていた。
シャワーがざあざあと流れる音が響き渡る。
(どうしてこんなことになったの……?)
美桜は浴室の壁際に追い詰められてしまっていた。
彼女の白くてしなやかな肌の上を雫が幾筋も流れ落ちていく。彼女の身体のところどころには泡が乗っていた。
彼女の目の前には――雄々しい裸体を露わにした恭司の姿があった。水も滴る良い男とはいうが――黒髪が滴り落ちて、美桜の肌を濡らしてくる。そんな彼は片手にシャワーヘッドを持っていた。
「ほら、隠すなよ」
「だ、だって、……ちゃんと一人で洗えますからっ……!」
「遠慮するなよ? わざわざ俺が洗ってやるって言ってるんだからさ」
「一人でできますってばっ……ひゃあっ……!」
泡で隠れた胸を彼が掴むと、ゆっくりと捏ね始める。
濡れた肌の上を泡と一緒に彼の手がぬるぬる動くと――乳首の先端が擦れて、言いようのない快感が襲ってくる。
「あっ、あっ……」
「いつもみたいにだんだん大人しくなってきたな」
そうして、恭司がクスリと笑った。美桜の耳元で甘ったるい声音で囁いてくる。
「気もちよくさせてやるから。またいつもみたいに――理性を崩壊させて、俺のために鳴いてくれよ、美桜」
「……っ、こんな時ばっかり……あ……名前を呼んでくるんですから……ズルい、です……」
恭司の手が美桜のお腹を泡で撫でてくる。
優しく触れられる度に、ピクンピクンと身体が跳ね上がった。
そうして、彼が彼女の唇を奪う。
舌を捻じ込まれ、しばらく好きにされた後、そっと離れる。
二人の間に銀糸がかかった。
恭司が色香を孕んだ声音で囁いてくる。
「言うこと聞いて欲しい時にな、名前を呼んでるんだよ。条件付けってやつだ」
「……今までの女性たちにもそういうことしてきたんでしょう?」
美桜がそう言うと――恭司が熱っぽく語りかけてくる。
「他の奴らがどんな反応してこようが、どうでも良い。俺が言うこと聞いて欲しいのは、お前だけだよ、美桜」
「やっぱり恭司さんはズルいです」
そうして、彼の手が下腹から両脚の間に動く。
「……っ」
「ほら、脚を閉じたままじゃあ、洗ってやれないぞ」
「恥ずかしいから嫌です」
美桜が恥ずかしくなっていると、恭司が懇願してくる。
「だったら、お願いだ。脚を開いてくれよ、少しで良いからさ、美桜」
「……っ」
名前付きでおねだりされると拒めない。
ちょっとだけ両脚の間に隙間を作ってやると、彼の手が侵入してきて、花弁の上を泡と一緒にぬるぬると前後に動かしてくる。
「……っあ……」
そうして、恭司が口の端をゆるりと吊り上げる。
「俺に洗われて悦んでるとか、可愛いな、俺の美桜は」
「……っ、やっぱりズルいし、意地悪です……あっ……んっ……」
「使えるものは何でも使うんだよ、俺はさ」
彼の指が陰核を弄ってくる。
いつも以上にぬるぬるしていて気持ちが良かった。
ぬるぬるしているのは泡のせいだけではない。
(私の……)
愛液も混じっていると気づいたら、恥ずかしすぎて頭がおかしくなりそうだった。
充血した芽を彼の指に擦り上げられると――容易に達してしまった。
「……っ、ああっ……!」
美桜の膝ががくがくと震えた。
両太腿の間を泉のごとく溢れた愛液が流れていき、シャワーの湯と共に排水溝に流されていく。
「ああ、綺麗にしてやるつもりが、随分濡れちまったな」
「……っ、あっ……」
恭司が自身の熱塊を彼女の花弁の上に押しあててくる。
「まだまだ夜はこれからだ。俺のことしか考えられなくしてやる、美桜」
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