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第4章 兄弟が愛した女性
22-4※
しおりを挟むシャワーが流れ続ける音と共に男女の熱い吐息が反響していた。
壁際に追い詰められた美桜の背を恭司の大きな体が覆っている。
湯煙の中、二人の身体が重なりあって揺れ動く。
そのたびに、濡れた肌同士――美桜の臀部と恭司の下腹とがぶつかり合う音が、パチュンパチュンと響き渡った。
「あっ、う、あっ……」
「ああ、そろそろだな……」
肉壁が肉棒に擦られているだけでも気持ちが良いのに、彼が腰を揺らす速さが増すと、どんどん彼の動きの激しさのことしか考えられなくなる。
女性の芯が激しく揺さぶられ、奥深くを何度も貫かれる。
腰から脳髄にかけてビリビリと快感が駆け抜けていく。
何度も何度もそれが続いた。
両脚ががくがくして立っていられそうにない。
「あっ、もう、ダメっ……――!」
「……っ」
恭司の腰がひときわ強くぶつかってくる。
奥深くを貫かれ、吐精されたら、一気に下腹が熱くなる。同時に一瞬だけ意識が飛びかけた。
全身が戦慄くときゅうっと蜜口が締まって、狂暴な熱塊の付け根を締め上げて精を絞る。
そのまま倒れてしまいそうなぐらい、全身に力が入らないが、恭司が支えてくれているおかげで倒れずに済んだ。
「美桜、ほら」
「……?」
背後にいる恭司が美桜の顎に手をかけてきて、隣を向かされた。
彼の吐く息が耳にかかるのだが熱くて仕方がなくて、頭はますますぼうっとなった。
「ほら、自分でも自分の顔見てみろよ」
「私の……?」
湯煙の中、ぼんやりと自分の顔が鏡に映ってるのが分かる。
潤んだ瞳に、半開きの唇、薔薇色に染まった頬。
完全に蕩けてしまっていて――自分の顔なのに自分の顔じゃないみたいだ。
「感じてる顔、かなりエロいよな、そそる」
恭司の明け透けない言葉のせいで、ますます羞恥が駆け抜けていく。
「お風呂場は曇ってるから見えませんもん」
美桜は恥ずかしくなって、ふいっと顔を背けたいのだが、恭司とまだ繋がり合っているのと、彼の手によって顔を固定されてしまっているので、それが出来ない。
「ほら、湯気がないタイミングでちゃんと見ろよ」
「見えないものは見えないんです。湯気がもくもくしてるんですもの」
美桜が唇を尖らせて抗議する。
すると……。
「だったら……」
「んんっ……」
肉壁を膨張した肉棒が再び押し広げてこようとする。
結合部がくちゅりと音を奏でた。
「ここから先は、寝室で続きだ」
「あ……」
そうして、恭司が熱を孕んだ声音で訴えてきた。
「寝室は湯気がない。ちゃんと自分の蕩けた顔を確認しろよ、美桜」
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