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第2章 あざとい小悪魔Vチューバ―、絡まれる
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しおりを挟む伊織先輩が前のめりに話しかけてくる。
「羽衣、お前は俺と薔薇崎の間に何かないと思っているみたいだが、勘違いしないでほしいんだ」
「勘違いですか?」
二人の間に何もないというのか……!
(そんな、つまらない話がこの世にあって良いはずないんだから!)
絶対に二人の間には何か爛れた関係の何かがあるはずなのだ!
いや、むしろそうであってほしい!
(そっちの方が人生に彩があるから!)
お金持ちのゴシップネタは――貧乏な庶民たちの人生を面白くしてくれる、一種の清涼剤のようなものなのだから……!
すると、伊織先輩が私の手を握ったまま告げてくる。
「今から話す内容は、俺の妻になる相手になら話して良いと思っている内容なんだ」
「そんな重そうな話、中学生の私にしないで欲しいんですが。そもそも三ノ宮グループの社長御曹司の妻とか、色々しがらみが多そうで、絶対になりたくありません。貧乏人の私には無理です。お金持ちの楽しそうな社交の場みたいな話は、噂話で楽しんでいたい派です。マジで無理です。鬱になりそう」
きっぱりと告げたら……伊織先輩が負けじと前のめりに迫ってくる。
「だけど、羽衣はファーストキスの相手と結婚するんだろう?」
「ええ、そうです。何人たりとも、私の夢を犯すことは許していません。私は私のことを一途に想ってくれる真面目に仕事をしてくれる男の人が好いんです。お金を稼いでくれるのは嬉しいですが、極端な金持ちだけは本当に無理です。育ちの違いで悩みたくないので」
伊織先輩は呆然としていたけれど……。
「……だったら、このまま聞いてほしい」
なんだか話がかみ合っていない気もするし、将来的に妻になる気は全くないのだが……。
こちらの話を聞く耳持たずで話を続けてくる。
「妻にはなりませんが、どうぞ教えてください」
そうして、伊織先輩が思いがけない話をしてきた。
「実は……一か月前、薔薇崎に告白されたんだ。だが断らせてもらった」
来た来た来た!
(こういう話を待っていたんですよ、伊織先輩!!)
今度は私が前のめりになる。
「それでそれで? どうしたんですか? 伊織先輩は薔薇崎先輩とどうしてお付き合いしなかったんですか!?」
これは――生徒会長と副会長による王道ラブストーリーの予感が迸っている。
「別に俺は薔薇崎のことを女性として見てはいないし、そもそも俺たちには付き合えない理由がある。だからきっぱり断るのが一番だ。そう思って断ったんだが……付き合えない事情を知らないあいつは――生徒会の仕事に来なくなってしまった」
私の胸はキュンキュンしてくる。
(伊織先輩ったら、可愛いところがあるのね。きっと振った後に、薔薇崎先輩の大切さに気付いただとか……)
そういう王道ラブ(略)
そうして、私はガシッと伊織先輩の手を握り直した。
「でしたら、この小悪魔Vチューバ―のUiにお任せください!」
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コイバナは気になるお年頃です!
ダッシュで完結に向けて書いております!笑
いつもご感想ありがとうございます(*'ω'*)
羽衣ちゃん、小悪魔にはなれない奇妙な女のコですよね(笑)
果たして恋愛指南を受けて、小悪魔になれるのか?(笑)
金浦桃多さん、いつもありがとうございます(*'ω'*)
羽衣ちゃん……お口から本音がダダ漏れに😂
伊織先輩も簡単には逃がしてくれないですよね。
次回も楽しみです☺️