【R18】犬猿の仲の幼馴染は嘘の婚約者

おうぎまちこ(あきたこまち)

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本編

18※

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 夕暮れの教会、ひらひらと花びらが舞い散る花園の中、ギルフォードの膝の上に私は乗せられていた。

「ルイーズ……」

「んっ……ギル……」

 熱に浮かされた彼に跨り、しばらく口づけを交わす。
 彼が器用に、私のツーピースドレスの釦を外していく。
 遮ろうとしたが拒まれた。

「あ……ギル、待って……」

「待てそうにない」

 胸元に彼が顔を埋めてくる。肌にかかる彼の呼吸が荒くて、気持ちが落ち着かない。
 釦が全部外れ、ふるりと両の乳房が外気に晒される。顕わになった肌に、彼の長くて節だった指が直接沈み込んできた。片側を変形させられ、甘ったるい声が口から漏れ出てくる。
 快楽が強くて、背が弓なりにそれた。

「ふあっ、あっ……あんっ……」

 もう片方の紅く尖った実を、彼の口が食んで転がしはじめる。ちゅぷちゅぷと水音が鳴る。甘噛みされたかと思うと、口に含んだまま、彼がこちらを見上げてきた。

「唇も甘かったが、こっちも甘いな……」

「変な言い方……んっ……しないでっ……」

 胸を揉みしだいていた手が、スカートの裾の中から侵入してくる。
 撫でられていると、がやがやと通りから人の声が聴こえ、はっとなった。
 しかしながら、彼の愛撫は止まない。

「ふあっ、あっ……あんっ……やっぱり、外は、ダメ……」

「こんなに煽られてるのに、無理だな……」

「ギル……んんっ……」

 昔から強引なところは変わらない。
 開いた脚の間に、硬くて熱い何かが触れている。
 その時、茂みからガサガサ聴こえる。
 と、思いきや、何かが飛び出してきた。

「きゃっ……!」

 白い猫が、私を飛び越し、ギルフォードの顔に飛びつく。

「ああ、もう邪魔すんなよ……!」

 しばらく彼らは取っ組み合いをしていた。
 猫を剥いだ後、彼がむっつりと告げる。

「ルイーズ、仕切り直しだ。場所を変えるぞ」


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