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いいや、そうではないだろう。
いくら男色家との噂があるとはいえ、いずれ後宮を持つ皇帝陛下には、子どもの頃から女性を悦ばせるための手練手管が教え込んであると言われているのだ。
疑問符がいっぱい飛び交う中、彼の方から答えを口にしてきた。
「着飾ることが好きな女性達が多いはずなのに、服の新調もしてこなければ、宝玉の類いも希望しない。兵法ばかり読んでいる不思議な少女がいるなと思ってね……そんな女性となら、話してみても良いかなって」
「え?」
「ああ、見ての通り、僕って女性みたいな身なりをしていると思わない? だから、僕のことは女友達ぐらいに思ってくれて良いよ」
「ええっと」
「だから、君が嫌なら無理に夜の相手は務めなくて良い」
「ええっ……!?」
思いがけない台詞を告げられ、私は驚いてしまう。
すると、相手がクスクスと笑う。
「あれ? 僕と何か期待していた?」
「い、いいえっ……! 滅相もございません!!」
勘違いしていたのだと分かり、頬が真っ赤に染まっていくのが分かる。
すっと流麗な動きで離れた青年は、少しだけ離れた寝台へと腰掛けた。
「なかなか兵法のことが好きな女性は珍しい。私の周りにいる男達は頭が固い者が多い。この国のため、女性の君ならではの考えを聞かせてはくれないかな?」
「あ……」
つまるところ、国の先行きを話すための話し相手といったところだろうか――?
(男尊女卑が強い国だというのに、陛下は女性の意見を取り入れようとしてくれているの?)
今まで接したことがなかった彼の真剣な様を見て、麗華の心臓がドクンと跳ねる。
その日以降、彼の寝所に呼ばれて女友達のように談笑をする仲になったのだった。
いくら男色家との噂があるとはいえ、いずれ後宮を持つ皇帝陛下には、子どもの頃から女性を悦ばせるための手練手管が教え込んであると言われているのだ。
疑問符がいっぱい飛び交う中、彼の方から答えを口にしてきた。
「着飾ることが好きな女性達が多いはずなのに、服の新調もしてこなければ、宝玉の類いも希望しない。兵法ばかり読んでいる不思議な少女がいるなと思ってね……そんな女性となら、話してみても良いかなって」
「え?」
「ああ、見ての通り、僕って女性みたいな身なりをしていると思わない? だから、僕のことは女友達ぐらいに思ってくれて良いよ」
「ええっと」
「だから、君が嫌なら無理に夜の相手は務めなくて良い」
「ええっ……!?」
思いがけない台詞を告げられ、私は驚いてしまう。
すると、相手がクスクスと笑う。
「あれ? 僕と何か期待していた?」
「い、いいえっ……! 滅相もございません!!」
勘違いしていたのだと分かり、頬が真っ赤に染まっていくのが分かる。
すっと流麗な動きで離れた青年は、少しだけ離れた寝台へと腰掛けた。
「なかなか兵法のことが好きな女性は珍しい。私の周りにいる男達は頭が固い者が多い。この国のため、女性の君ならではの考えを聞かせてはくれないかな?」
「あ……」
つまるところ、国の先行きを話すための話し相手といったところだろうか――?
(男尊女卑が強い国だというのに、陛下は女性の意見を取り入れようとしてくれているの?)
今まで接したことがなかった彼の真剣な様を見て、麗華の心臓がドクンと跳ねる。
その日以降、彼の寝所に呼ばれて女友達のように談笑をする仲になったのだった。
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