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後日談
2※
しおりを挟む相変わらず離宮に寝泊まりしているので、夫婦でそちらに戻る。
ベッドに据え置かれるなり、ウルフ陛下が頬に何度も口づけを落としてきた。
「へ、陛下、良いんですか? あんな風に出てきて」
「うん、優秀な奴らしかいないから、うまいことやってくれるって」
喋っている間にいつの間にか、ドレスは脱がされてしまっていて、気づけば私は裸になってしまっている。
陛下も着ていた上衣をいつの間にか脱いでしまっていて、精悍な体つきが顕わになっていた。
いつ見ても(?)手際が良い。
彼が私の身体の上に乗っかってくる。
「はあ、せっかく俺の奥方が可愛らしい格好してるっていうのにさ、長いんだよ朝から色々――もう俺も限界だっての……ということで――」
「ひゃあ……!」
なけなしの胸の谷間に、彼が顔を埋めてきた。
大きな両手で、あまり膨らんでいない乳房を何度か揉みしだかれると、悩まし気な声が漏れてしまう。
「あっ……んっ……あっ……」
「ん、良い声出すなぁ……」
何度も形を変えられている内に、頬が上気してきた。
そのまま優美な指先で、乳首を何度か弄られる。かと思えば、ぱくりと先端を食べられてしまい、まるでサクランボでも転がすかのように、口の中で嬲られてしまった。ざらざらした粘膜が蠢くので、だんだん実が硬くなっていく。
ちょうど覗くと、陛下が狼みたいに舌をちろちろ動かす様が目に入ってきて、異常な恥ずかしさに包まれる。
「ふあっ……あっ、陛下、舌が――は、恥ずかしいっ……」
「仕方ないだろう、恥ずかしいように、わざとしてるんだから」
「わざと……ひゃあっ……くすぐったい」
お腹の奥の方がきゅうっと疼いた。
胸をつぶさに弄られた私の下の口は、いつの間にか、ぐっしょりと濡れてしまっている。
指で確かめられた後、彼の膨張しきった熱塊がずぶずぶと侵入してきた。
きゅうっと肌同士と、繋がり合った場所同士がぎゅうぎゅうと吸い付き合う。
ウルフ陛下がぎゅっと私の身体を抱きしめて来た。
「ああ、俺の子ウサギは華奢で抱き心地が良くて……中は本当、いつもあったかくて気持ちが良いなぁ」
「わわ、そうなんですね! 私も陛下のあったかいというか熱いです!」
「ふ~~ん、そうなんだ」
そう言うと、彼がちゅっと口づけて来た。
そのまま何度か角度を変えて、舌を差し入れられる。
くちゅくちゅと絡ませ合っていると、結合部同士もぐちゅりと鳴った。
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