独占欲強めな俺様CEOの子どもを極秘で出産しました

後日談 俺様CEOと社内で××したのは極秘です

6※

（改めて下から見られるの、なんだろう、いつもよりも恥ずかしい……）

　総悟の指がそっとブラ越しに先端へと触れてくる。

「キスだけでこんなに硬くなるなんて、可愛いな」

「……っ、それは、社長がこんな場所で、き、キスしてくるから……ひゃあっ……」

　布地越しに尖った先端をコリっと摘ままれてしまい、彼女が嬌声を上げた。そのまま片乳を下から上に揉みしだかれると、全身に快感が駆けのぼっていく。
　彼のもう片方の手が、彼女の背中と腰を擦りながら降下してきて、スカートの裾の中へと侵入してきて、黒タイツ越しに柔肉を揉みしだきはじめる。
　ついでにスカートの上から彼女の両脚の間に、彼が顔を犬のように擦り寄せてきた。

「あっ、待ってくださいったら、社長……！」

「大好きな桃花ちゃんの願いでも、言うこと聞いてあげられない」

　総悟の声がくぐもって聴こえてきた。
　彼の手がスカートの裾にかかる。
　熱に浮かされながらも、桃花は懸命に抗議の姿勢を示した。

「社長、昼休みとはいえ、会社ですし、仕事の一環の休みだから、こんなことはダメです！」

「昼休みがダメなら今から一時間年休にするよ」

　総悟から即答されてしまい、桃花は一瞬呆気にとられたが、必死に抵抗した。

「そんな！　横暴です！」

　そうして、桃花が下方へと視線を向ける。
　すると、総悟がゆるりと口の端を吊り上げた。


「残念、ここでは俺が就業規則だ」


　有無を言わさぬ口調で告げられてしまう。

「そんな……！」

　こうなった総悟は……

（絶対に退かないわ……！）

　桃花は軽く眩暈がしかけた。
　次の瞬間。

「……ひゃあっ……！」

　総悟からタイトスカートの裾を持ち上げられ、桃花は悲鳴を上げた。
　ストッキング越しとはいえ、下着の上に総悟の唇が触れたかと思うと強く吸い上げられる。

「社長、ひゃんんっ……！」

（とんでもないことになってしまったわ……！）

　社長室の扉の前。
　桃花は――荒ぶる獣と化した総悟によって、瀬戸際まで追い詰められてしまったのだった。